2001.9.4.
Pro
Nails Academy
『バンクーバーNo.1ネイルアーティストが講師、授業料は日本の5分の1!』
数年前のブレイク以来、日本でもすっかり定番になったネイルアート。身近にサロンが増えるにつれ、ネイルアーティストの需要も高まっています。勉強するならカナダがお得!!
★日本よりずっと安い授業料。ネイルと一緒に英語もスキルアップ!!
(ヒロミさん・・・学生。将来は自分でサロン開業を目指す。)
−この学校でネイルを学び始めたきっかけは何ですか?
「いずれは日本のネイルサロンで働きたいと考えているのですが、日本でネイルの学校に行くよりもこっちで行った方が安いし、英語で勉強できると思って始めました。」
−将来は自分のお店を持ちたいですか?
「資金さえあれば・・・。最近、日本でも駅ビルとかにクイックネイルサロンがあったりして、すごく増えましたよね。これまでフェイシャルとメイクも勉強してできるようになったので、これで今勉強しているネイルをプラスして、全部のサービスできる自分のサロンができたらと思っているんです。」
将来設計バッチリのヒロミさん、学科の授業はちょっと大変だけれど、とにかく実技の授業が楽しい!!とのこと。開業の夢に向けてがんばってくださいね!!
★カレッジの夏休みを利用して、ネイルのディプロマを取得!
(ランさん・・・普段はバンクーバーのカレッジに通う学生。)
−この学校に来たきっかけは?
「新聞広告を見て、やってみようかなと思いました。ちょうど学校が夏休みだったので。特に将来、ネイルの仕事をしようとは考えていないのですが、趣味で自分で楽しんだり、あとは友達にやってあげるとすごく喜んでくれるから。」
−ネイルを勉強して、どんなところが楽しいですか?
「毎日自分の爪をキレイにしていられるから、なんかウレシイ。先生がネイルをやってくれて、自分がモデルで写真を撮ったこともあるんですよ。」
−英語での授業はどうですか?
「実技が中心なので、難しいときもあるけど大丈夫。いつも教わっている先生は今バケーション中でいないんですけど、すごくいい先生です。有名人みたいだし。もうすぐ帰ってきますよ。」
ヒロミさんとは対照的に、おけいこ事気分でネイルを楽しむランさん。でも授業の内容は本格的なようです。日本人生徒は器用な人が多いので、ネイルアートには向いていると言われるそうです。
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フルタイム受講の場合は、午前中に学科、午後は実技。生徒同士や、友達を呼んでで実技の練習。 |
壁には生徒の作品がズラリ。作る人の国民性もわかるようで楽しいです。 |
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教室は、本物のネイルサロンのようにプロフェッショナルな設備が整えられています。 |
ショッピングなどにも便利なブロードウェイに面した学校の入り口。 |
★バンクーバーではネイルアーティストが不足してます。生徒にはサロンで実習も。
(Sallyさん・・・スチューデントコーディネーター。生徒の相談役でもある。)
−この学校の特徴を教えてください。
「この学校の授業はすごくインタラクティブなんですよ。先生たちも、ひとつひとつ丁寧に指導して、例えばテキストを使ったちょっと複雑な内容の授業でも、1人1人の生徒が理解できるように、自分のスキルに自信を持てるように気を配っています。だから、英語が苦手な留学生にもとてもわかりやすく、楽しめる授業だと思いますよ。」
−ネイルアーティストの人気や需要は増えているところなのでしょうか?
「そう、とっても人気がでてきています。最近になってネイルアートが広く知られて来たので、いいネイルアーティストが不足している状態なんです。もともと、トロントやモントリオールなどのもっと大きな都市で先に人気が高まったのだと思いますが、バンクーバーで人気が出てきたのはこの数年くらいなので、現在ネイルアーティストの数がまだまだ足りないんです。」
−生徒は学校のサロンで実際のお客さんにを相手に実習することもあるのでしょうか?
「もちろん。一通りのプログラムを終えてから、BC州のライセンス取得に向けて準備している生徒がここのサロンに来るお客さんにネイルケアやネイルアートのサービスをしています。お客さんのリクエストを聞いて、実際にサービスを提供するのだから、本物のサロンと同じでしょう?とてもいい経験になりますよ。それに、練習相手として、友達を連れてきても良いんです。友達もきっと喜んでモデルを引き受けてくれるでしょ?」
−BC州のライセンスがあれば自分でネイルサロンを開業できるのですか?
「ここでディプロマを取得した後、生徒のほとんどはBC州のライセンス取得のための受験します。このライセンスがあれば、BC州のどこでも開業することができます。でも日本などからの留学生は受験しないでそのまま帰って、日本で働く人が多いみたい。授業料や教材費などにかかるお金は、日本でネイルの勉強をするよりカナダで勉強した方が5分の1程度で済むみたいです。同時に英語も学べるので、きっとお得なのでしょうね。」
−では、ほとんどの学生が将来プロのネイルアーティストになることを目指しているのですね?
「そうです。この学校では、いわゆるネイルアートと呼ばれる爪に色や装飾を付ける技術だけを学ぶのではなないのです。それだけだったら、趣味として習うこともきっと楽しいでしょうね。ネイルテクニシャンとして必要な知識はすべて身につけます。衛生、肌、身体の仕組み、マッサージの方法なども学ぶのです。」
−最後に、良いネイルアーティストの条件は何でしょう?
「お客さんに対して、いつも気持ちよく接することができることだと思います。もちろんネイル技術も重要です。でも、ネイルアーティストとして成功したいのであれば、まず自分のお客を大切にするべきでしょう。学科の授業の中でも、接客についてはちゃんと勉強してもらいますよ。」
★この学校の代表&講師を務めるのは、B.C州でNo.1のネイルアーティストケントさん。
(夏休みから戻ってきたケントさんに追加取材してきました! 9月14日)
ここのメイン講師でもあるケントは、とっても人気のあるネイルアーティスト。Provincial Gold Medal in
the Sculptured Nail Competition 2001を始めとする賞を何度も受賞している、名実共にBC州でNo.1のネイルアーティスト、きちんと生徒が理解できるまで指導してくれるので、講師として留学生にもすごい人気。
−この学校をスタートさせたきっかけは何ですか?
「そもそも、わたしがネイルを始めたのは、アメリカでネイルアートがとてもブームになっているのを見たのがきっかけです。これはカナダでも人気がでるだろうと思ったので、自分自身ネイルの勉強を始めてバンクーバーでサロンをオープンさせました。思った通り、カナダでもネイルアートが盛んになって、サロンの数を増やしていったら、今度はネイルテクニシャンとアーティストの数が不足してしまったんです。それで、ネイルスクールを去年設立したのです。」
−実際生徒にネイル技術を教えて思うことは何ですか?
「教えることは、多くの発見があってとても楽しいです。自分自身、とてもエンジョイしています。ネイル技術をまったく知らない生徒に、1から順番に教えて行くことは、子供を育てているような喜びさえありますよ。私は生徒のことを家族みたいに思うんです。事実、生徒と過ごす時間は家族のようにとても長いですから。だから、卒業した生徒がお客さんに喜ばれたり、誉められたりしているのを見ると、自分まで嬉しくなってしまいます。」
−プロのネイルアーティスト・ネイルテクニシャンとして、この仕事をどのように思いますか?
「楽しい仕事ですよ。とても好きです。ネイルはメイクアップアーティストや、ヘアアーティストと同じように、自分の個性やスタイルを表現する方法として、これからも需要が伸びることでしょう。手というのは、顔やヘアスタイルと同じくらい良く目に付くし、表情豊かなものですからね。そして、一流のアーティストになるため、限りなくチャレンジし続けることもできます。私のこの次の目標はカナダのナンバーワンネイルアーティストです。もうすぐ大会があるんですよ。」
−では、ケントさんから日本人学生に向けてメッセージをお願いします。
「ネイルの技術を、本格的に、そして最新のものを学びたい人は、ぜひ学校を見に来てください。クリアネイル、3Dネイル、エアブラシなど、あなたが学びたいものはすべてここにあります。英語での授業も、きっとあなたの役に立ち、楽しめることでしょう。日本人アシスタントもいますので、学生ビザの取得などもサポートできます。学校はサロンも併設しているので、よかったらネイルを試してみてください。きっとその魅力がわかってもらえると思います。」
<取材後記>
この学校の印象を一言でいうと、現在急成長中!とでも言ったところでしょうか。学校と経営を同じくするバンクーバーダウンタウンにあるサロンも、フランチャイズ化されるほど。学校も間もなく広い建物に移転するそうです。ますますネイルアートへの認識と人気が上がる中、ネイルアーティストは、ここバンクーバーで特に女性にとって注目の職業であるようでした。
日本人はネイルアーティストに向いているというお話、ある程度本当かもしれませんね。インタビューの中で、サリーさんも日本人がするネイルアートには本当に驚かされると言っていました。
今のところこの学校でネイルを学ぶ生徒は、日本に帰ってから仕事に就く人がほとんどのようですが、カナダを始めとする海外で活躍する日本人アーティストが増えるのでは?と思いました。かくゆう、このレポートの中でご紹介したケントさんもベトナム出身の方。国境を越え、技術で勝負しつつ、いろんな国の人と触れ合えるなんて、ステキですよね。
レポート Jpcanada.com取材班(Shinobu/Aya)
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