2001.10.3
Vancouver Premier College
『限りない可能性がある、ホスピタリティー産業を学び、輝かしい未来をつかもう。』
バンクーバーでホテルマネージメントを専門に教えている唯一の学校。 具体的に何を学べるのか、みなさんどのような夢を持っておられるのか、詳しく聞いてきました。
★学生が卒業する時には、すぐにでも働ける姿勢が出来ています。
(ジューさん Marketing Executive・・・韓国語、日本語、英語を堪能に話す事ができる)
−こちらの学校は2つのプログラムのコースがありますね。
「ホテルマネージメント・ディプロマ・プログラム(専門学士課)のコースと、
短期ホテルマネージメント専門分野プログラム(サティフィケートコース)があります。」
−それではまず、ディプロマコースについて教えてください。
「268時間の実習を含め、16ヶ月の4学期で構成されています。
ホテルは大抵5つ部署があるのですが、そのフロントデスク、飲食業務管理、マーケティング&セールス経理管理、
会計経理、人事部の内容を、総合的に学び、それぞれの部署の修了書が卒業と同時に授与されます。
それに加え、Vancouver Premier Collegeの卒業証書、
また、アメリカホテル&ロージンアソシエーション(AH&LA)の卒業証書も同様に授与されます。
」
−そのAH&LAの卒業証書とははどの様なものですか?
「これはアメリカの有名なホテルのカリキュラムなのですが、この協会からの卒業証書は138カ国で通用する資格となりまして、
どこの国のホテル業界でも通用するという事になります。」
−ではサティフィケートコースについて教えてください。
「このコースでは、フロントデスク、飲食業務管理、マーケティング&セールス経理管理、この3つの中から1つを選び勉強します。
専門的に決まったことを勉強したい方や、すでに仕事をしているなどの理由で、時間がない方などはこのコースを選ぶと良いと思います。
8ヶ月間のコースで、134時間の実習が含まれています。」
−両方のコースとも実習時間がとても多いですね。
「はい。ほかの学校にはない特徴で、実習をたくさん設けています。実際の仕事から学ぶことの大切さを重視しています。
教科書の勉強だけではなく、実践とともに学び、仕事にすぐに結びつくようにと教えています。」
−カナダでホテルマネージメントを学ぶメリットはなんですか?
「バンクーバーは観光だけで無く、スキー、新婚旅行などで、人気のある国ですので、いろいろな国からお客様が来られています。
この学校では、テキストからだけでは無く、たくさん実習で現場に出ますから、 それらのお客様と接する事が出来ますので、それぞれの国からのお客様への接客の違いや、食事習慣の違いなども学ぶことが出来るのです。
また、ノースアメリカの文化、食事習慣、ものの考え方も学べます。
そうなれば、実際にホテルで働いたときに、どんなお客様ともぎこちなく会話を引っ張っていくことが出来ます。 そして職場で他の同僚が知らないことをたくさん知っていて、教えることが出来ると、あなたはホテルの中で輝く存在になることでしょう。
そしてカナダの英語はきれいで有名ですね。 もちろん授業はすべて英語なので、実際に仕事で使う英語はすべて覚えられますし、英語力もかなり伸びます。」
★カナダはたくさんの人種が入り交じっているので、ホテルの仕事として面白い国です。
卒業後はカナダに残って、ホテルのフロントで働きたいと思っています。
(Student 悦子さん・・・貿易会社のOLをしていた。 カナダに来る前はスイスのホテル学校に1年通っていたが、この学校に編入してきた。
今はサティフィケートコースだが、ディプロマコースに変える予定)
−この学校に来た成り行きはなんですか?
「OLをしていて、何か物足りないと感じ、ホテルの仕事に就きたいと思ったのです。
しかしやはり資格もなにも持っていないと、転職は難しいので、学校に行く決心をしました。
はじめはホテルマネージメントの学校だと、スイスが有名なのだと、留学の本などを読んで、単純に思いこみ留学しました。 しかし、期待したほど質が良くなく、またとても学費が高かったのです。
スイスでは有名な学校がたくさんあって、もちろん質も良いところも多いのでしょうが、 他の学校は、それに引き付けられてきている学生のための学校、という感じであまりよくありませんでした。
そして、その後、ノースアメリカの文化を学ぼうと決心し、カナダのこの学校に編入してきたのです。 それに比べると学費はかなり安く、私の意見ですが、質はそこよりかなり高いと感じます。今はとても満足しています。」
−将来はホテルのどちらの部署で働きたいですか?
「フロントデスクで働きたいですね。というのもお客さんと直接触れ合えますしね。
やりがいがある仕事だと思います。 でもやはり、将来はマネージメントとして昇進したいとも思っています。」
−どの辺がホテルの仕事として魅力的なのでしょうか?
「年齢、女性男性、国籍も関係なく、すべて自分のやる気次第で、仕事が認められますから、そこがとても魅力的です。」
★私は今、中国語も勉強中です。卒業したら、アジア中心、シンガポールなので働きたいと思っています。
(Student みどりさん・・・今で4ヶ月間この学校に通っている。ディプロマコース)
−カナダに来る前はどんな仕事をしていましたか?
「旅行会社に勤めていました。職場はホテルのフロントだったので、フロントとしてもう少し勉強したいと思い、 ここの入学しました。」
−この学校の環境はどうですか?
「クラスは、平均14、5人で、いろいろな国の学生で構成されていて、30%がカナディアン、70%が留学生です。15%ほどが日本人ですね。ですから、学生同士が自然にお互いの国の習慣を学べるのです。
他の国の学生に同じことを聞いても、帰ってくる反応が違うのです。興味深いですよ。
また先生方は経験が豊富で、教科書で学べない、実践にそった知識が学べるので良い勉強になります。」
★校内風景
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広々としたロビー。優しく、笑顔で出迎えてくれる。
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エレガントな雰囲気が漂っている
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綺麗なキッチン。ここで実習の授業も行う。
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ディナーデーブルのデコレーション。センス良く飾られている。
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★私たち教師、各仕事のプロフェッショナルがリアルな技術を教えます。
(Filicia先生・・・マーケティング、セースルの先生 11年間観光業で働き、6年間ホテルで働いた経験がある。)
−先生になる前の経歴をおしえてください
「はじめのホテルではセースル、その指導、観光の仕事をしていました。 ロサンジェルスやサンフランシスコなどのビジネスイベントに行って仕事をしたりもしましたね。
旅行することが多かったです。次のホテルでは、ホテル内でセースル、マーケティングの仕事をしていました。 そのあとはマーケティング会社に移り、ホテルに向けてのマーケティングの仕事をしていました。」
−ホテル内での仕事では何が大切ですか?
「やはりカスタマーサービスが一番大切です。お客様が喜んで帰って行かれると、数人の知人に
そう伝えるかもしれませんが、怒って帰られてしまったら、10人ほどの知人の方に話されるといっても言い過ぎではないでしょう。 そうお客様が喜んで帰られることが、ホテルにとって一番大切なことです。
また、ホテルのスタッフはお互いに仲が良く、雰囲気が良い事は大切です。そうすると、 自然にお客さまににこやかにサービスが出来るからです。」
−受業内容がどんなものか具体的に何か一つ話してください。
「私たちはリアルな技術を教えています。 たとえば学生が実習の時、電話の受け方、鞄の受け取り方などを、見てたのではなく、実際にしたので、
仕事を始めたときにすぐに出来る、というものです。
また、いろいろなホテルにインタビューをしに行って、どのようにホテルの宣伝や、イベントを企画するなどを、 学生たちが自ら考え、アイディアを出すというような企画も学びます。
受業内容は実践で使え、役立つように工夫されています。」
★授業風景
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教室での授業。みなさん真剣に勉強しています。
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アクトクラス。自信を持ってきびきびとした行動が出来るよう、振る舞い方を学ぶ授業もある。 |
★今ようやく12歳からの夢、ホテルで働くという夢が少しずつ叶ってきました!
(Student 奈緒子さん・・・ただいまCarmana Plaza Hotelで実習中 2001年12月に卒業予定 日本で大学を卒業してすぐにこの学校に入校した)
−ほとんど学校は終わりですね。どうでしたか?
「やはり大変でしたよ。英語ももちろんですが、宿題もたくさんあって、毎日毎日本を読むのが大変でした。 でも今学校も終わりに近づき、実習をしていますが、今少し夢が叶いつつあります。
私は12歳の時からホテルで働くことが夢だったのですよ。とても幸せですね。
かなり仕事を覚えた自信がありますので、はやく本当の仕事に就きたいです。」
−今の実習はフロントの仕事ですが、具体的に何をするのですか?
「チェックイン、チェックアウト、電話の受け答え、郵便物の受け取り、お客様からの質問やクレーム などの受け答え、コンピューターを使い、お金を計算したりと、とてもたくさんの仕事があります。
でも同僚の人は親切で、わからないことがあると教えてくれますし、今で4ヶ月間ここで働いていますので、だいぶ仕事も覚えてきました。」
−英語で仕事することは大変ではないですか?
「今で1年半カナダにいますが、やはりまだまだ勉強しないといけませんね。 急いでいる時に言いたいことが言えなかったりすると、とても困ります。
またホテルはいろいろな国の方と接しますので、中国語やフランス語、スパニッシュも覚えたいと思っています。」
−ホテルの仕事は正直に言うとどの様なものですか?
「お客様や、上司に怒られたりなどストレスがたまることもあり、やはり大変なこともあるのですが、
感謝されることも多いのですね。最近の話ですが、英語をあまり話すことの出来ない台湾の2人の女のお客様が、ビクトリアに
旅行に行くツアーに申し込みたいと言われてましたので、わたしが代わりにツアーに電話で申し込んだのですね。 そうしてその方たちが旅行から帰ってこられた時、私に小さなおみやげを買ってきてくれたのです。とても嬉しかったですね。
人をお世話して喜んでもらえると、やりがいのある充実感が感じられます。ストレスや、いやなことも吹っ飛びますよ。」
−今後の夢はなんですか?
「世界のいろいろな国のホテルで働きたいですね。 まずは卒業後は、ワークビザを取ってカナダで働きたいと思っています。」
★自信を持って言いますが、うちの学生は仕事場でほかの同僚よりもすぐに昇進します。
(Julia Peters 校長先生・・学生にとってリアルな技術が学べるホテル専門学校を作ろうと熱烈に燃えている。)
−学生の方はみなさん目標がはっきりしていますね。
「はい。学生たちは修了書、卒業証書をもらうために学校に来ているのではないのです。自分の仕事を手に入れるためにここに来ているのです。私たちは卒業生が仕事についてからこそ卒業したと考えています。
その後、卒業生は仕事を見つけ、働き始めたときすぐに動けます。 もちろん仕事を始めた時は、あまり高くないポジションから仕事をスタートするでしょうが、
うちの学生は技術、知識、トレーニングがあるので、すぐに上のマネージメントのポジションにいけるということは実際多いです。普通の人が3年かかるところを、うちの卒業生は6ヶ月で上がります。」
−ホテル業界の方々とはつながりがあるのですか?
「この学校はまだ3年半と若いですが、すでにホテル産業界の方々によく知られ、結びつきもあります。
バンクーバーのホテルには実習なども快く引き受けていただき、協力していただいています。 その様なことを含め、学生が本当の経験と、仕事を獲得できるということを私たちは強く望み、また確信しています。」
−ホテルでの仕事の喜びとはなんでしょう?
「自分の力でほかの人に何かをやってあげられる、その喜びはまたとないものです。そして
毎日自分と違う分野の人と出会え、たくさん事を学ぶことが出来ます。人と出会い、喜びを与えられ、 それが自分の喜びに変わったとき、またとない最高の職場だと気づかれることでしょう。」
−このホテルマネージメント科はホテルで働きたい人ためだけの学校ですか?
「ホテルマネージメントとは、限られた職種でないかと思われていないでしょうか。 本当はとても大きいのです。ホスピタリティー、観光産業は、世界で一番大きい産業です。
ホテル業、ケータリング、クルーズ業、サービスの会計経理、レストラン管理、 航空サービス業、婚礼宴会業、調理業、経営管理、イベントプランニング、マーケティング・・・など
数え切れないほどの道がワールドワイドで開ける事を保証いたします。」
<取材後記>
私はお客の立場でしか、ホテルを見たことがありませんでしたが、今回、内側から見ることができ、サービスというのはとても神経の行き届いた構成がされてこそ、完璧なサービスが出来るのだと理解でき、感動しました。
スタッフの愛情と努力が凝縮され、そのサービスがお客様の喜びとなり、仕事となり得る。なんとやりがいのある 仕事でしょうか。人に喜んでもらうことを、自分の喜びにする。これは世界が幸せになる基本の要素です。
これをプロフェッショナルとして自分のものに出来るということは、人として大きな財産になり得るのではと私は思います。
取材にいった学生さんたちですが、とてもご自分の夢がはっきりしていて、輝いていました。大変ですよといいながら、
表情はにこやかでした。取材していた私も自然にリラックスし、ほっとした気分になったとき、もう彼女たちはプロなのだと感じました。
もちろん、このようなサービスの仕事を勉強するのは簡単ではないようです。
しかしここで実習生としてカナダのホテルで実際に働くことが出来ると、とても度胸がつき、自信がもてることでしょう。
また私は英語が出来ないからと、心配はいらないようです。姉妹校のESL学校もあり、そこからは、自動的にこの学校に入校できるのです。
やはりここの生徒さんも、初めは英語にも自信がなかったようです。 しかし卒業時には、英語も、プロフェッショナルなホテルマネージメントの技術も身に付いているのです。
そしてあなたはその後の職場でも、スペシャルな人材になり得るのです。
今現在、日本で仕事をしていて、何かもの足りないと感じはいませんか。 もし人に何かをしてあげる事が好きな方、世界を舞台に働きたいと思っているなら、
わたしはこの学校をおすすめします。あなたの輝かしい未来を、世界中で思う存分発揮出来ることになるでしょう。
この平和な、たくさんの人種の集まるすばらしい環境のバンクーバーを、あなたの第一歩にしてください。
レポート Jpcanada.com取材班(Masumi)
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