★Windsorは、1991年創立以来リッチモンドで教育産業に携わっています。
(Edwardさん:Program Coordinator兼Manager/とても穏やかな方。)
―入り口に、コンピューターがたくさん並んでいますね。
「最近、音声認識機能をコンピューターに搭載して、発音矯正をするテクノロジーを導入しました。コンピューターには教師の代わりはできませんが、コンピューターを利用して少しでも生徒の発音が向上されれば、教師が各生徒の言いたいことを素早く理解できて、授業も効率良く進みますよね。」
―Cameron先生から、プログラムの再編成が行われていると伺いました。
「日本からの生徒さんの多くはカナダで英語を学んで、帰国後に良い職に就けることを望んでいます。そこで、多くのESLスクールが一般英語を中心にプログラム編成をしているのに比べ、Windsorはビジネス英語に60-70%の比重を置いていきます。もちろんビジネス英語を学ぶためには、クラスによりますが、中級の入り口程度の英語力は必要ですから、一般英語クラスで基礎英語力を養うことになります。」
―ビジネスコミュニケーションは、FITTプログラムとは重なる点は無いのでしょうか。
「ビジネスといっても、FITTは輸出入に関わることを学ぶ専門知識、アカデミックな内容です。語学としてビジネス英語を学ぶビジネスコミュニケーションプログラムとは焦点が違います。」
―インストラクターの資格証書も飾ってあるのですね。
「ホスピタリティ指導者資格を持つインストラクター達が、AH&LAの教科書を使って教えています。AH&LAについて言うと、このプログラムの良い点は1つの科目から受講が可能で、学んだホスピタリティの科目は他のビジネスにも応用できることです。」
−Windsorの歴史について。
「Windsorは1991年創立以来リッチモンドで教育産業に携わり、新移民の人たちに教育を提供していて、他にオラクルやA+などを学ぶIT専門学校も傘下に持っています。英語のリーディングやライティングは、移民の中学生や小学生を対象にもしています。政府による新移民のための英語プログラムの提供校でもあります。提供校として政府に認められるためには実績と基準が審査されますが、Windsorはこの基準を満たしています。」
★Windsorでは、クラスで発言する機会がたくさんあります。
(Kyleさん:生徒/中国から。ゆっくりですがきちんと英語を話してくれました。)
―Windsorではどのようなことを勉強していますか。
「ESLクラスでは、毎朝3時間かけて48のイディオムを学びます。午後は文法とリーディングを学びます。読み物を読んで内容を理解し、それに沿った問題も解きます。話題は例えば、スポーツ,歴史,有名な人物などです。そして4時からは会話を学んでいます。先生は会話の上達を手伝ってくれ、僕も楽しみながら、多くのことを学んでいます。」
―カナダへの留学の目的は何ですか。
「3Dアニメーションを学ぶためにバンクーバーにやってきました。ここに来たときは、英語が全く話せなかったため、3Dアニメーションを学ぶ前に英語を上達させる必要があったのです。」
―なぜWindsorに入学を決めたのですか。
「料金が安く、先生が良かったこと、そして他のESLスクールよりクラスの生徒数が少なく、クラスで発言する機会がたくさんあるからです。現在のクラスメイトは午前・午後合わせて他に3人います。」
―あとどのくらいの期間、Windsorで勉強しますか?
「6-8ヶ月です。その後、ダウンタウンにあるアニメーションの学校に入学します。」
★学校と授業の風景
|
|
|
クラス風景1. 現在フルタイム生に無料で行われている会話の授業。専門プログラムの生徒も参加できるという嬉しい設定。
|
クラス風景2.Cameron先生の声は張りがあって聞き取りやすいので、分かりやすく、記憶にも残りやすい。
|
ホスピタリティマネジメントのプログラムで使われている、英語版の教科書。現在は中国版もある。
|
|
|
|
コンピューターにインストールされている英語学習ソフトを試させてもらう。
|
上のグラフが正しい発音。指示された言葉を声に出すと、自分の声が下のグラフに現れる。発音が目に見える。
|
入り口から受付を見たところ。右側にはコンピューターが並び、奥にはラウンジと教室がある。
|
★先生と1対1で、質問もどんどんしながら、詳しく教えてもらいました。
(Ayumiさん:生徒/Hospitality Managementを終えたばかり。中国語も話す才媛。)
―この学校に入学したきっかけを教えてください。
「学校の前を通りかかって、話を聞いたのがきっかけです。英語と同時にホスピタリティマネジメントを勉強できる、と聞いて入学しました。今回ホスピタリティのクラスは一人しかいなかったために、通常週5日のAMはホスピタリティになるところを、週2日AMにホスピタリティを終え、週3日はAMにESLを取ることが出来ました。時間があるときはAH&LAのビデオなどを見せてもらう機会もありました。」
―プログラムが始まったばかりで、ホスピタリティの先生と1対1の授業だったそうですね。
「そうですね、すごく良い機会でした。質問もどんどんしながら、詳しく教えてもらいました。先生も友達のように楽しく教えてくれました。一方でESLはクラスメイトがいたので、一緒に勉強出来たのがまた良かったです。」
―Supervision(管理)とHR(人事)の2つの科目を特に選択した理由は何でしたか?
「先生に相談した際、ホテルに限らず自分がビジネスを始めたいときの為に、マネジメントを学ぶことを勧めてくださいました。私の家も自営業ですので、自分が手伝いたいと思ったときに役に立つ知識だと思います。今日はサーティフィケイト取得のテストがありましたが、先生の教え方がすごく良かったおかげで、勉強した内容を良く覚えていたので短時間で回答できました。」
★現在、フルタイムの生徒は無料で英会話クラスに参加することが出来ます。
(Amyさん:日本語対応スタッフ/台湾出身、早稲田大学卒業生だけあって日本語がとても堪能。)
―Windsorダウンタウン校の時間割と料金設定についておしえてください。
「専門プログラムのホスピタリティマネジメントとFITTにも、午後の英語の授業が含まれているのが特徴です。朝はインテンシブ英語やビジネス英語、ホスピタリティ、FITTを学び、午後は全ての生徒がレベル別に分かれてリスニングとライティングを学ぶことが出来ます。そして現在Windsorでは、フルタイムのコースを取ると、無料で3時から4時に行われている英会話クラスに参加することが出来ます。現在4-5人の生徒が参加していますが、運がよければ先生と1対1の時もあります。
また、WindsorではFITTやホスピタリティを終えると長期プラクティカム(実習)が可能ですので、お問い合わせください。」
―今日は会えませんでしたが、ESLの先生は、どんな方ですか。
「ESLの先生は、放課後生徒と一緒に映画を見に行ったり、授業中外に生徒を連れ出して実地で英語を教えるなど、若くて活動的ですよ。」
<取材後記>
バンクーバーの隣の市、リッチモンドでは老舗の学校。その利点は、料金が安く押さえられていること。そして、教師陣も実績を積んでいますので安心。そしてなんといってもプログラム構成で多くのESL、専門学校とは違う特色を打ち出しています。
Hospitality Management/FITT/ビジネス英語/インテンシブ英語といった専門プログラムをAMに組み込んで、PMの英語プログラムとの組み合わせが可能です。
専門プログラムは内容がアカデミックで、専門用語などが多く出てくるので、午後の英語のクラスで生活に近いレベルの英語を学ぶのは、とてもバランスが良いのではないでしょうか。そして専門プログラムは一科目から申し込みが可能ですので、少々かじってみたいと思う人も気軽に挑戦できます。FITTは中級以上の英語力、ホスピタリティはそれよりも低いレベルから申し込み可能です。
Cameron先生自ら立ち上げ、実際に教えるというビジネスコミュニケーションは、留学生の需要に答える内容です。12週間で網羅するというビジネス英語は、「英語を使った仕事」をしたい人を応援します。2週間に1回は、皆で校外へ実地の見学に出かける機会も設けるそうです。少人数制、アットホームな雰囲気の中、楽しんで勉強できそうです。
レポート Jpcanada.com取材班(kiri)
|
|