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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2003.10.10

Canaglobe TESOL Centre


『ダウンタウンのど真ん中、TESOLとTECの専門学校。』

今年新しくオープンしたTESOL (Teaching English to speakers of Other Languages)とTEC(Teaching English to Children)の専門学校をご紹介します。


★試行錯誤され開発された独自の教材を使用しています。
(Mariaさん&Joannaさん:Canaglobe代表)

―プログラムの特徴を教えて下さい。

「Canaglobeは、バンクーバーで唯一のTESOL・TEC専門学校です。他のプログラムは一切提供していません。学校はこのプログラムに焦点を絞り、最高のプログラムを提供しているのが自慢です。私達のTESOLディプロマ・プログラムは、最初に開発されてから約3年になります。学校は新しくても内容は、2年間試行錯誤され開発された独自の教材なのです。そこに新しいTECディプロマ・プログラムを加えました。どちらも4週間・100時間プログラムで、大変人気の高いプログラムです。」

−スケジュールはどのようになっていますか。

「TESOLとTECの両方とも、9:00から3:45のディタイム・プログラムがあります。金曜日は午前のみです。
TESOLは仕事があったり、学校へ行っていたりしている人のために、夕方のパートタイムも選べます。夕方のコースは8週間で、月、火、水曜日の夕方と土曜の9:00〜14:00に授業があります。」

−実習について、教えて下さい。

「TESOLプログラムは、コミュニティセンターで10時間の実習が行われます。TECプログラムは、小学校に行ってやはり10時間の実習が行われます。クラスはグレード4,5,6つまり9,10,11歳の子供達のクラスになります。カナダは移民の国なので、ESLの子供達がたくさんいますよ。」

−実習では実際にどんなことをするのでしょう。

「コースの第1週目は、理論や概念を学びます。第2週目に実習に行き、まずはそこでの授業がどのように行われているか、見学をします。それから、マイクロ・ティーチングといって実際に少人数のグループに分かれて指導をする機会があります。第4週目に、最終プレゼンテーションがあり、これはクラスメイトの前で行われます。生徒はビデオテープを持参すれば、自分のプレゼンテーションを録画することができます。自分を客観的に判断するのにも有効ですよ。」


★日本の小学校に戻って、ここで学んだものを役立てたい。
(Emiさん:生徒/TESOLコース3日目。)

−どうしてTESOLを勉強したいと思ったのですか。

「日本では小学校の教師です。英語教育も導入されたため、英語を学ぶため留学しました。子供用の英語教授法のプログラムをすでに取りましたが、子供用だけでなくその上も勉強してみたいと思って、このプログラムを取りました。
4月にカナダに来て、ESL12週間から始まり、発音コース4週間、幼児英語教授法ディプロマ取得、リスニングとスピーキングコース、そしてこのCanaglobeのTESOL。途中で旅行したりしながら、違う学校で違うことを勉強するのは、とても楽しいです。」

−CanaglobeのTESOLコースをどうやって知りましたか。

「実は学校紹介所で、『1ヵ月で取れるところないですか』と相談して、Canaglobeを紹介してもらったんです。カナダに居られる期間がだんだん短くなってきていたけれど、2週間、旅行に行きたかった。他の学校のプログラムは2ヵ月のプログラムだったり、入学日のタイミングが合わなかったりでした。あとはロケーションが、バス停の目の前だし、スカイトレインからも近いのが良いですね。」

−3日目ですが、感想は。

幼児プログラムとは、全然違います。1ヵ月で取れるところって大変と聞くのですが、実際語彙がとても専門的なので、毎日辞書を開いています。まだ始まったばかりなので、クラスメイト全員とは話していませんが、ランチの時間は皆わいわいやってます。日本人の生徒は4人、韓国からの生徒は7人です。」

−入学するときの英語の基準はありましたか。

「私はTOEICを持っていなかったので、入学テストを受けました。TOEICのような選択形式のテストでしたよ。」

−日本に帰ったら、また小学校の先生をしますか。

「日本に帰ったらまた学校に戻って、子供用プログラムで学んだことと、今学んでいることを合わせて教えていけたらいいなと思います。」


★ただ英語を学ぶだけでなく、教えることも学ぶ。
(Tanya先生:/TESOLクラス担当。日本で5年、カナダで2年の英語教師歴。) 

−TESOLのクラスで今日やっていることは何ですか。

「今日は新しいクラスが始まって3日目です。朝9時に来て、まずウォームアップをしました。そのあと昨日の復習をしました。そして宿題で出した文法問題の答え合わせもね。今日はこれから、文の構成、つまり主語・動詞などについて、授業を行っていきます。」

−現在の生徒はどんな方達ですか。

「今のクラスは11人で、韓国からの生徒と日本からの生徒です。皆、とても熱心よ。今回は全員女性ですが、前回のクラスは男性が半数でした。ほとんどの生徒はこのプログラムがとても中身の濃いものだということを知っていますが、私も生徒に必要な教材を与えるなど、できるだけ手助けします。皆、何か新しいものを学ぼうとして来ています。ただ英語を学ぶだけでなく、教えるということも学ぶわけですからね。」

−宿題はどれほど出されるのでしょう。

各週に、レッスンプランやプレゼンテーションの課題や、最終試験など課題がありますから、そういったものと重ならないよう、週の半ばに2、3回は復習のために宿題を出します。」

−最終試験はどのようなものですか。

「プレゼンテーションも第4週にありますが、それが最終試験というわけではなく、筆記テストが最終試験です。そこで評価されますが、その結果だけで評価されるわけではなく、出席やその他様々な評価の対象があります。レッスンプランの作成も含まれますよ。」


★学校と授業の風景
教室に潜入。先生は5年の日本滞在経歴を持つプロフェッショナル。
韓国人の女性の数が多い。英語教育に熱心なのは韓国も一緒のようです。
大きな窓は、大通りとゴシック調の教会に向かっている。とても明るい教室。
新しく開講される子供達に英語を教えるプログラムのパンフレット。かわいい。
入り口の様子。他のオフィスも入っている建物なので、開放感がある。1階はコーヒーやスナックなどを売る店があり、外にはスーパーマーケットがある。
ビルの外観。ビルは住居用になっていて高層。学校は2階。



<取材後記>

Canaglobeは、TESOLプログラムを本科としている、専門に特化した語学専門学校です。学校は完全にTESOL・TECプログラムに焦点を当て、生徒はESLの雰囲気に飲まれずにこのプログラムに集中できます。夕方からのTESOLコースもあるのもうれしいですね。立地はバンクーバーダウンタウンのど真ん中です。

日本に帰って英語を教えたい、教師の経験を持ち日本で教えていたけどそこに英語のスキルも加えたい、そういった方にはキャリアを厚くする意味のあるプログラムです。また、短期間に何かを専門的に学ぶことで、英語力に磨きをかけたい方にもおすすめです。子供が好きな方にはTECプログラム。子供達に外国語を親しませたいとき、知っておきたいことはたくさん有ります。

教授法の教育を受けたあとでは、英語クラスの授業を見る目は全く違っています。先生と生徒、別の立場から語学を習得するという、目からうろこのプログラムであることはまちがいありません。

レポート Jpcanada.com取材班(kiri)



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