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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2004.01.23

East-West English College


『少人数!口コミで生徒が集まる独創的な学校』


ESLと高校課程の科目を中心にプログラムを提供しているEast-Westはバンクーバー、ケリスデールの中心にあり、
校長先生のDr.Bettyは博士号を持つ教育のスペシャリスト。目標を持って英語を学びたい人はDr.が最適な授業をアレンジします。


★本当に英語を話せるようになりたかったら・・。
(Lisaさん:卒業生/英語の発音がとってもきれいなその秘密は。) 

−どうしてEast-Westを選んだのですか。
「高校卒業してすぐに来ました。最初は、UBCの付属ESLに行くはずだったの。でもUBCの手違いで、レベルの高いクラスに登録されてしまっていた。レベルの低いクラスに空きがなくて、どうしようかと思っていたところ、偶然ホームステイのマザーがEast-WestのDr.Bettyと仲が良くて、East-Westを紹介されました。一日行ってみて、East-Westのほうが良かった。UBCのESLの授業内容も見学したけれど、ただ文法のプリントを配って、書かせているだけだったし、発音はやらないから、クラス内ではペアを組んで話していても、間違ったまま話してしまっていました。

−East-Westで英語力は、伸びましたか?
「伸びた!来た時は、全く話せなかった。でも最初ESLクラスで1ヵ月くらい、ABCの発音から基本を教えてもらって、そのあと高校クラスに入りました。校長先生のDr.Bettyに呼ばれて、それを取るよう薦められました。私は日本の高校を卒業したから要らないって断ったんだけど、『Lisaの為に良いと思うから、ちょっと取ってみて、それでも嫌だったらもう一回言って』って言われて。、取り始めたら、科学、社会、歴史などいろいろな科目が満遍なく学べる。そういった科目を勉強していると、例えば、映画の中で勉強した単語が出てくることも多い。SF映画だったら宇宙や科学の単語、歴史映画だったら歴史的な背景や単語を知っていれば、ストーリーが理解できるでしょう。数学だと、例えば足す、引く、掛ける、割るの『足す』は5つくらい言い方があるんだけど、日常的に使える。だから、高校課程は本当に取って良かったと思う。授業の中で理科の実験をしたり、図書館に出かけたりもしました。」

−他の学校で、英語がそこまで流暢に話せるようになったと思いますか。
「思わない。East-Westは日本人がいなかったから。2年間通っていた間に一人、それと友達がちょっと来た他には、学校では日本人に合わなかった。クラスメイトは台湾人、フランス人、スイス人、中国人、韓国人。でもクラスの人数が5人、6人と少ない。でも宿題はいっぱい出ました。みんなEast‐Westは、小さい学校だから良くないと思って大きな学校に行くんじゃないかな。でも、文法だけやりたかったら別だけど、本当に綺麗な発音で、綺麗な文法の英語を話したかったら、East-Westは良いと思う。

−英語のグレード12を取得して大学やカレッジに進学、という進路は考えましたか。
「それは全然気にしていなかった。ただESLで英語を覚えて、専門学校に進学しようと。大学進学の準備をしていた生徒は、別に試験を受ける準備をしていました。」

−先生は、何人いるのですか。どんな人でした?
「幾人かいて、一人の先生が幾つかの科目を掛け持ちしていました。フランス語はフランス人の先生から習いました。その先生はUBCの博士号の課程を取っていて、East- WestでESLとフランス語の文法や発音を教えてくれていました。若い男の先生で、とても面白い、博識の先生でした。フランス語のクラスは週に2・3回だったけど、クラスの中ではフランス語オンリー。先生の説明は英語でしてくれるけれど、トイレに経つときも、『トイレに行ってもいいですか?』とフランス語でことわってから行きます。」

−ドレスコードがあるそうですが。
「白のブラウスと、ネイビーブルーかグレイのパンツ、と決まってました。最初は「は?」と思ったけど(笑)、着ていくものが決まっているのは、楽。朝は先生の都合によって8時や8時半の間に始まることがあったけれど、毎日何を着ていこうか決めなくていいから、楽だった。学校から帰ったら、自分の好きな服に着替えてました。」

−ホームステイ先はどうでしたか。
「2年間、知り合いのお宅にステイしました。クラスメイトにはDr.Bettyからホームステイ先を紹介されていた人もいました。実は今度、妹がEast-Westに留学する予定ですが、ホームステイ先をDr.にお願いして手配してもらっています。

−時間割について。
「科目により、始まる時間は先生が教えてくれるけれど、朝の8時から9時の間に始まって、お昼は1時間。ランチルームがあるから、そこでお昼を食べて、学校は2時から3時の間に終わる。授業はきっちりやります。遅れたらだめだし。科目は、英語、理科、数学、フランス語、歴史、社会学、ファミリーマネジメント、発音などで、英語のクラスでは、エッセイ(小論文)を書かされる。ちゃんと、大学で書くようなしっかりしたものを書くために、最初にブレインストームをやって、そのあと順番にパラグラフ(段落)を作っていくの。」

―Dr.Bettyは生徒さんから見るとどんな先生ですか。
「(笑)頑固で、きっちりしている。厳しい。休むときは電話を入れるんだけど、ホームステイ先に確認の電話がかかってくる。(笑)でも、かわいいところあるよ。この間も、中国の白茶をくれたり。健康に気を使っているのと、あと頭が良い。たまに呼ばれて話しに行くんだけど、その時に発音と文法が悪いと直される。英語の基礎も教えてくれるの。例えば、I have no idea はちゃんとした文章じゃないから、エッセイなどちゃんとした英語の時はI do not have any ideaを使う、とかね。」

−East-Westの後は、何を勉強しましたか。日本に帰ったらどうしますか。
「East-Westに2年間行った後、トラベルの専門学校で旅行業を勉強して、ビジネス学校でビジネスを勉強して、そのあとTESLとWebデザインのコースを取って、そのあと貿易も勉強しました。両親のビジネスを手伝えればいいなと思って。」

−East-Westに行って一番良かったと思っていることは?
「周りの人は、英語を話せても母国語の訛りがなかなか消えないで苦労しているけど、私はみんなに発音が良いって言われる。もちろん私も訛りが全くないわけじゃないけど、East-Westに通ってた台湾人の人も、ネイティブみたいな発音をするし。その人は高校課程を取っていて、3年いたのかな。あとサマープログラムの時は小さい子がたくさんいたけど、みんな英語上手だった。吸収が早いのかもしれないけど、先生が本当にちゃんとした先生で、すごくしっかり教えてくれるせいでもあると思う。Dr.が先生をしっかり選んで、こういう風に教えて、という風に指示しているから、先生が良い。少人数だし、それに加えて日本人がいなかったのが良かったのかな。

あと、周りに聞いても、授業の内容で高校の科目をやるESLは無いみたい。でも、とても役に立つから、取って良かった。計算、身体の部位、政治、アメリカの歴史など、生活に役立つこともたくさん学びました。政治や歴史も、興味は無くても知っておくと全然違う。毎日習ったことは復習するし、クラスの中でグループを作って競争して、負けた方が簡単な掃除をしたり、と飽きないような工夫もされていたから、忘れずに覚えることができた。」


★私は、生徒の可能性と才能を信じています。
(Dr.Betty/Director)

East-Westのクラスは多くても10名までの少人数クラス。留学生、短期滞在者、新移民、大人、子供など全ての人を受け入れています。内容は、小・中学校、高校、カレッジ、大学入学準備、ESL全レベルを生徒の希望と目的にそってアレンジします。例えば高校課程のクラスでは、異なるレベルの生徒がクラスで同時に授業を受けていますが、これはカナダでは昔から人口の少ない地域では一般的な方法だそうです。実際に校長のDr.Bettyにお会いして、まずこの点を伺いました。

Dr.「教師が生徒一人一人を良く知っていれば、これは難しいことではありませんこのシステムの良い点は、個人差のある生徒達が、お互いに影響を受ける点。例えば上のレベルの内容を知ることができれば、知識や目標や可能性も広がっていきます。他の人の優れている点を、吸収することもできる。つまり、情報がオープンのです。」

―先生達について教えてください。
Dr.「教授陣の質は私が保証します。いつもミーティングを行って指示していますから、どの先生も私の理念を理解していますし、私は個々の生徒のクラスでの様子が手に取るように分かります。クラスは少人数だから、教師の目が生徒に届かないといった心配はありません。先生は男性と女性両方いて、複数の科目を幾つか教えることができます。英語を専門とした学位を持っている教師であるため、レベルの高い英文学なども教えられます。また、夏にはサマープログラムを提供していますので、6-7歳の子供達が来ますが、そのプログラムの教師はもちろん、小学生への教え方をよく知っている先生を選んでいます。 大事なのは、生徒を比べず、否定せず、肯定すること。教育には、子供の心理も理解することがとても大切だと思っています。」

East-Westで働きたい人がたくさんやってくるそうですが、先生の眼鏡にかなう教師はなかなかいないそうです。 では具体的にどのような教材で、どのような授業を進めているのかを伺いました。

Dr.「East-Westは地元の教育委員会から認定されていますで、カナダの教育課程(小学校・中学校・高校)を提供できます。カナダ人と同じグレード4-7(小学校)、グレード8-12(中学・高校)の教材が送られて来るのです。
(注:州から各グレードを取得するには試験を受け、証明書が発行されます。英語のグレード12は、大学・カレッジ進学の際、英語力を証明するものとして有効と見なされます。)
カレッジや大学に留学生が入学する際、英語力を証明する試験としてTOEFLが公認されていますが、私はTOEFLは意味がないと思っています。カナダの大学に入ったら、コミュニケーション(話す、書く)はとっても大事なものですが、TOEFLではコミュニケーション能力は計れません。」

入学時には、テストがあり、Dr.自ら各生徒の学力を見極めて、最適なアドバイスをしてくれます。目標達成に必要な通学期間は予測不可能とはいえ、真剣な生徒であればあるほど、短い期間で目標を達成する可能性は高い、とのこと。

East-Westにはドレスコードがあります。これは、留学生はあくまでもカナダでは外国人、ゲストである以上、身だしなみや振る舞いに気を使うことはとても重要というDr.の考えによるものです。また、大切なお子さんをお預かりしているから、怪我の心配のある危険なアクティビティに参加させることも一切していません、とのこと。

Dr.「滞在している国に対して、敬意を持ってほしいの。ダウンタウンで飲んだり夜遊びしたり、不真面目な生徒はお断りします。でも真剣に勉強をするのであれば、私が目標を達成する手伝いをします。East-Westで大事にしているのは、校内・校外を問わず、独立心を養い、向上心を持ってもらうことですが、傾向として多くの生徒は受身で、自分で自分の人生をコントロールしていないように見受けられます。例えば、テレビ、インターネット、ゲームや音楽などに費やす時間を勉強に当てて真剣に勉強すれば、良い結果を生むことができるでしょう。学問を修めることは、競争の激しい今の世の中、就職先の有る無しに直接関わってきますから、とても大事です。

―では、もし学校にこない生徒がいたら、どうしますか?
Dr.「留学生はカナダ政府の移民局の発行する学生ビザで来ていますから、学校に来なければ移民局が滞在許可を取り消すことになります。」

Dr.「教師とホームステイファミリーは、生徒にとって無くてはならない存在になるでしょう。学校生活と私生活が一体となって、一年の期間を終えたとき、生徒はカナダの生活に溶け込んでいるでしょう。」

最後に、とても印象に残った言葉。
Dr.「私は、生徒の可能性と才能を信じています。人は、周りの人が思うよりずっと優れているの。


★学校と授業の風景
−この手紙の主は、PhDと肩書きがありますが。
Dr.「大分前だけど、日本人のビジネスマンの娘さんが、East-Westで数ヶ月英語を勉強しました。彼らがニューヨークに転勤するときは、私が入学願書と推薦状を書いて、ニューヨークでも指折りの学校に入りましたよ。とっても賢いお嬢さんでした。」

スイスの生徒さんからの手紙を読ませていただきました。
『友達の一人として迎えていただいたこと、これからも忘れることは無いでしょう。お金儲け主義の学校とは全く違う、とてもリラックスした環境の中で、最高の時を過ごしました。先生はいつでも笑顔だったのがとても印象深かったです。』
スイスの生徒からもらったカード。
『この年の最後に、先生の優しさに感謝の言葉を言う機会ができました。私の目を開かせてくれて、正しく導いて下さって、ありがとう。あなたを尊敬する生徒より。』

Dr.
「この生徒さんに紹介されて、スイスからも生徒さんが数人来ました。カナダに着いてからEast-Westのことを聞いて、通っている学校をやめて来る生徒さんも、時々います。どこかでこの学校の評判を聞くらしいのです。」

-ロシアの教授からの手紙。
『素晴らしい学校生活をありがとう。ロシアで英語の勉強を怠けていたのを、そちらに行って初めて後悔しました。East-Westの授業はとても為になりました。ロシアに戻っても、英語の勉強を続けるつもりです。またカナダを訪れ、先生に会いたいと思います。願いがかないますように。』



「日本を旅行したときの写真」
ずいぶん前に日本を旅行したときの写真も見せていただきました。着物を着た女性が、写真を撮った後、お守りをくれたそう。

学校の建物は、ケリスデールの中心地にある。 お洒落なブティックが並ぶケリスデールの街。 花屋さん、チーズ屋さん、レストラン。



<取材後記>

Dr.Bettyは、East-West English Collegeの代表であり、創立者です。だからといって、教育学の博士号を持つ先生にとって「経営者」という肩書きはふさわしくありません。「校長先生」という言葉のほうがぴったり来ます。取材の間中、先生の教育者としてのこだわりがひしひしと感じられました。生徒が真剣に勉強できる環境を提供することに一番関心があり、生徒が成功するのを一番の楽しみにしているベティ先生に
大変感じ入った取材でした。

留学生がカレッジや大学に入るには、TOEFLのスコアを提出したり、付属のESLに行き、カナダの高校卒業資格と同等の英語力をつけるという方法の他に、カナダの高校卒業資格取得を目指すという方法があります。East-West English Collegeでは、優秀な教授陣が全てのレベルの授業を提供することができますので、Lisaさんが2年間取った高校課程を取りたい人や、カナダの大学を目指す留学生にも最適です。英語の他にもいろいろな科目を学べてしまうのも、通常のESLと一線を画しているところです。カナダの高校は、日本の高校とは一味違った科目を提供しているので、日本の高校とはまた違った新鮮味が味わえるでしょう。

East-Westはフレキシブルな少人数の学校なので、入学時にベティ先生と生徒とが話し合って、一人一人に最適な授業を組むことができます。個人での留学には安全面に不安が付きまとうのは当然ですが、この小さな学校だったらその点が一番安心です。


今回はベティ先生のご希望により、ご自身の写真をWebで公開することはしていません。その代わり、大切にしていらっしゃるたくさんの写真や生徒さんからのお手紙を紹介しました。

レポート Jpcanada.com取材班(kiri)



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