ー先生としての経歴は?
僕はスコットランドの出身で5年前にカナダに来ました。英語の教師になる前の仕事は精神病患者のための看護士でした。英語を教えはじめたのは3年前からなのですが、前からずっと英語が大好きで興味がありました。 僕が早く来るのは、朝の交通渋滞を逃れるためなんだけど(笑)、朝誰もいない学校でコーヒーを飲みながら静かな環境でゆっくり準備をするのが好きなんです。
ーTOEICを教えるのが専門だそうですが
英語を教える事がとても楽しいんです。ビギナーのESLも好きなのですが、特にTOEICを教えるのが好きなのは、生徒が同じ理由(TOEICの点数を取りたい)で集まってきているので、目的がクリアでフォーカス出来るからです。TOEICのレッスンは、ESLのコースと比べ、単語や文法ばかりで難しい、つまらないと思ってる人もいるかもしれませんが、実際はとても楽しいクラスなのです。決まった文法、単語の構成も奥深く追求する事も出来ますし、生徒からの質問もたくさん出てきます。
ーGEOS、生徒についてどう思いますか?
クラス全体がとても小さく収まっているところがいいですね。私が教えてた前の学校ではとてもクラス人数が多く大きかったんです。一般化するのは難しいですが、日本人、韓国人、台湾人に教えるのが特に興味深いですね、文化の違いからか、とても先生としての私を尊敬してくれますし、非常に熱心に勉強しますね。しかしながら、時々生徒の反応が少ないので、同じ質問を何度も聞きなおさないと、本当にわかってるかどうか確かめるのに困るときがあります。
ーTOEICで高得点を取るに当たってアドバイスはありますか?
たくさんの生徒は”単語の重要さ”に対して、過小評価しています。単語の多さの違いでTOEICの点数が随分違ってきます。もちろん、単語の大切さをわかっていても、どうやってそれを勉強したらいいのかわからない生徒も大勢います。単語を覚えるのにシステムを作ることが一番です、例えば1日に5単語覚えるようにするとか。。。1日10単語ずつだと多すぎて頭が混乱すると思うので、少なくても確実に徐々に覚えたほうがいいと思います。 それとビジネス英語を上達させる事、ニュースを見るだけ、新聞を読むだけでも単語力が増えると思います。
★ GEOSの全クラスを制覇しつつある?英語力もばっちり向上
(エリさん:/TOEIC、Advanceコースを受講)
-GEOSを選んだ理由は?
カナダに行く予定を立てている時に両親がカナダに行く前に、きちんと学校とホームステイを決めてから行くようにということで、日本も半年ほど通った事のあるGEOSを選びました。最初は3ヶ月だけの予定だったのですが、ここに来てからTOEICは取得して帰りたいと思い、コースを延長して今に至っています。
ーTOEICについて
GEOSに来て11ヶ月になります。最初の目標は600点くらいだったのですが、TOEICコースを受講して1ヵ月後に740点を取れ、今は850点取れました。今の目標は920点で、今度の試験に向けて頑張っています。TOEICの授業は楽しいです。(マーク先生の授業は)緊張感もあるし、質問がしやすいです。先生からも個人に対して名指しで質問があったりして、生徒によっては最初の1ヶ月くらいは、すごく厳しく感じられるようですが、一旦慣れるといろいろ単語力も増えていくと思います。700点以上ある人だと、最低8週間、600点の人だと4ヶ月くらい勉強すると良いと思います。宿題も毎日出るので、本当にそれをやるだけでも伸びると思います。もちろん、頭に入れないといけないんですけれど。
ー授業の中で何が一番好きですか?
IntermediateTOEICとTOFEL以外は全部クラスを取りました。やはりTOEICコースが一番好きです。一般英語も1年受講して、今はアドバンスレベルにいますが、生徒によって弱点が違うので、自分にとってはクラスが難しかったり簡単だったりすることもあります。でもTOEICだと、目的が皆一緒で、クラスもグラマーや、ボキャブラリーにフォーカスされているので、わかりやすいし、それを理解していく事が楽しいです。点数が伸びていくので、励みにもなりますね。
ー今後の予定は?
後1ヶ月で日本へ帰国しますが、まずは派遣の仕事(外資系製薬会社希望)を探して、お金を貯めて、またスペインにいるGEOSで出会った友達に会いに行きたいと思っています。
★学校と授業の風景
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夏の忙しいクラスの授業 |
仲の良い生徒たち |
休み時間のメイルチェック |
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毎月行われる卒業式風景、
夏は徒歩1分の海の公園で |
学校のビル前から |
受付の様子 |
★ 日本人にも長年英語を教えてきたベテラン先生
(ダグさん:/ESL教師、プログラムコーディネーター)
-経歴を教えてください
英語を教えて8年になります。日本でも5年教えました。
1年目は子供英会話を教えてたのですが、その後は日本のGEOSで教えていました。
大学を卒業して以来、英語を教える仕事をしています。
普段は英会話を教えてますが、現在はフランスとスペインからのグループが来ていて、彼らのまとめ役をし、スペインからの生徒のレッスンを担当しています。夏は色々な国からのグループも多くなるので忙しいです。
ー朝(文法など)と昼(会話)のクラスの内容が違うのですが、どうやって教えてるのですか?
朝のクラスは、例えばグラマーを中心にやるとして、現在、過去、未来形などを意識して、集中して教えていきますが、昼のクラスはとにかくフリー英会話で、グラマー(過去形、進行形)などを気にしないで、とにかく話す機会を多く取れるような形でやっています。もちろん話題を選んで、それについて話し合う事もたくさんあります。 例えば、環境について話し合ったりすると、それと同時にいろんな単語が増えたりするんだけど、グラマーに関しては話さない。その分、朝のクラスはもっとグラマーに関して勉強するんです。
ーグラマーの苦手な生徒が多いと思うのですが、どうでしょう?
ほとんどの生徒が”会話”が出来るように願っているのに対して、会話につながるようなグラマーの特別な教え方をしてます。グラマーを見て、それがどうやって単語とつながるのかを教え、いろんな文章の練習をして、それを生かして会話につなげられるようにしています。
”グラマー”の時間にそれだけを勉強してるのではなく、必ずそれが使えるような構成になってるのです。日本で英語を習うときは、本当に時間が限定されてしまうけれど、ここで習う場合、例えば1日集中してグラマーだけ勉強しても、次の日には全く別のことを勉強したり、いろいろバラエティに飛んでいながら、あちらこちらの中でグラマーを習得できる。
ーこの学校、生徒についてどう思いますか??
とても好きです。日本で教えてたときよりも、いろんな国からやってきた生徒に会える事も楽しいし、旅行が好きなのですが、大抵の生徒も”旅行が好き”という同じ観点から、すぐに仲良くなれることも出来ます。そして、生徒の英語力も、日本にいた生徒と違って、はやり環境が海外と言う事もあって、ぐんぐん伸びていくのが目に見えるので、彼らの英語力を伸ばしていくのをヘルプする事がとても好きなんです。バンクーバーがマルチカルチャーという所にも利点があるんだと思います。