2004.10.15
Methodica Acting Studio for Film and Theatre
『ハリウッドスターにも人気のロシアから来たMethod演技法、
フルタイムでの受講はカナダのバンクーバー、Methodicaのここだけ!』
俳優養成学校で、アクティングからステージ裏まで、細かい指導のもとで、技術を習います。
劇場俳優、映画俳優など、目指す夢は様々!
★ Method演技法を専門的に教えているのは北米でここだけです
(Assenさん:俳優講師、学校ディレクター)
-経歴を教えてください
ブルガリアからカナダへ6年前に移民してきました。大学でディレクティング、アクティングの修士号を持っています。カナダでは誰もMethod演技法を教えていないので、4年前に当校を開きました。大学でMethodを専門に勉強したので、他の誰よりもこのMethodの事を知っています。現在はステージ演劇などを専門に演技、舞台設定など全般を教えています。
ーMetodicについて
Methodはロシアから来た劇場演技法です。ジェームスディーン、マーロンブランド、メリルストリープ、アルパチーノなど有名ハリウッドスターはこのMethod方法で勉強してきた人達です。北米でフルタイムでMethod演技法を教えている学校はここのMethodaだけです。この演技法が人気なのは、自然との関わりや、実生活を基本としたロシアの劇場演技法から伝わってきているという事です。ハリウッドの映画のように、大声を上げたり、アクションが大げさという訳ではなく、全てが人間らしくナチュラルです。このあまりにも違う演技法が北米に紹介されたときは、北米の俳優達にとってとても新鮮な驚きだったようです。そういった訳で現在ではこのMethod演技法はとても世界的だという事です。
ー学校について
当校のプログラムは2年間、1年、6ヶ月に分かれています。このMethodは幅広くたくさんのことを学びます。習うことも細かく、たくさんあります。Methodを大学で専門に勉強したのですが、驚いたことに北米の大学にはディレクターの修士号が私の知る限りありませんでした。演技や監督業を学問的に勉強でき、教えられる環境が整っていなかったのです。これが当校を開校した理由で、Methodを専門的に勉強できるのは当校だけです。
ー留学生はいますか
今までに何人か留学生がいました。言語が違うというギャップがありながらも、彼ら達は頑張り最終的には舞台の上で演技もしていました。台詞を覚えるという事も勉強になりますし、日本人の生徒も以前にいました。彼は卒業後、自分の夢を追い続けカリフォルニアで演技の勉強を続けています。学生ごとにオリジナルのプログラムを作ることも可能です。
★
授業というより、すでにプロフェッショナルの勉強をしています
(Nobukoさん:ステージデザインを勉強中)
ー何故Methodicaを選んだのでしょうか
初めは別の学校でメイクアップの勉強をしていました。その当時友人がMethodicaの生徒で、それでまずこの学校を知りました。サイモンフレーザー大学の演劇指導をAssen先生はしており、友人を通してメイクアップのお手伝いをさせて頂いたのがきっかけだったのです。その時の彼のステージのデザイン、発想などにとても共感し、ステージデザインの勉強をしようと思い、メイクアップの学校を卒業した後、Methodicaを今年の5月から受講しています。
ープログラムについて
ステージプログラムは1年制で月曜日から金曜日までの毎日9時から5時半まで勉強してます。卒業時にディプロマがもらえます。いろいろな教材を使ってステージを作るのですが、まず物語を読んでから、どういった感じで作っていくか、どんな材料がいるかなど、授業というより、もうここではプロフェッショナルとして行っています。写真の撮り方やコンピューターでの設計の書き方、ステージのモデルの作り方も勉強します。
ーこの学校について
以前に韓国から来た英語があまり話せない生徒が居たのですが、短い物語を丸暗記をし発音から抑揚、リズムなどいろいろ直してもらい、卒業するときにはかなり英語が上達していました。少人数制なので先生からは個人個人にカリキュラムを作ってもらえたり、パートタイムでも1対1で教えてもらう事もあります。”英語”が出来ないといけないという点では、そんなに問題ではないと思います。自分が真剣にやるほど、先生も真剣に対応してくれます。
ー今後についての予定は
現在、舞台装置作りのボランティアをやってるのですが、カナダでそういった仕事を卒業と同時に探して行きたいと思います。
★ 国際的な環境で育ち、劇場俳優を目指し多忙な毎日
(Johnさん/フルタイム アクティングプログラムを受講中)
ー何故Methodicaを選んだのでしょうか
ヨーロッパ、マルタで育ち、イギリスで劇場の勉強をしていました。生まれたのはバンクーバーです。俳優になるための演技の勉強をするのために学校をバンクーバーでインターネット検索してみましたが、 学校によってかなり演技の勉強の仕方が違います。このロシアから来た演技法、”Method”の勉強はここでしか出来ないからMethodicaを選びました。Methodは自分のスタイル、演技法に一番合っていると思っています。カナダではここでしか、この演技法を教えていません。後は、NYかサンフランシスコと北米でもかなり希少です。
ーどんな俳優になりたいのでしょうか?
人々といろんなことを分かち合いたい、自分が正直に生きていくという自分の”哲学”の為に、俳優の道を選びました。ハリウッドスターなどの”商品化”されてしまう俳優などは目指してなく、 劇場俳優になるのが私の目標です。もし機会があれば映画、テレビドラマ分野などもチャレンジしたいと思っています。
ー留学生がここを受講することで、英語のハンデは?
英語が第二言語であることについてハンデは無いと思います。私が育ったマルタでは友人全員が英語が第一言語ではありませんでした。なので耳慣れしているし、聞く事にも問題はありません。留学生だからと言って、難しいとは思いません。もし英語がネックだとしても、演技は”自然体”で習うので、”言語”が重大問題になるということはほとんど無いと思います。
ー今後についての予定は
まだ未定です。コロンビアで80カ国が参加する舞台ショーがあるので、それに参加する予定です。そこからどうなるのか様子を見ていきたいと思います。カナダはとてもいいところですが、私が勉強したい、やりたい劇場がカナダでは少ないので将来的にはイギリスに戻るかも知れません。しかしモントリオールなどは劇場が多いので、そちらの方も考えています。
★学校と授業の風景
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舞台練習 |
台詞を暗記している所 |
リハーサル最中 |
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教室のドアにはたくさんの
劇場張り紙が |
学校の外からの風景 |
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メイクアップを仕上げる最中 |
舞台装置のモデル作品 |
実際の舞台風景 |
★ 演劇の基本、発声、動作を細かく指導しています
(Andreaさん:発声、動作、講師)
ー経歴を教えてください
サイモンフレーザー大学(以下SFU)で劇場とリベラルアーツの修士号を取得しました。その後、いろいろなコースを取得しながら、演劇の勉強をしてきました。幸運にもSFUで仕事が決まり、1年間演劇のクラスを教えました。そしてMethodicaに出会い、ここでは2年目になります。
ー現在何を教えてますか
私の担当は、”発声”と”動作”を教えることです。この二つの要素は”演技”を行う事にとても大切です。ステージで使える発声から練習し、そこから動作などを付け加え、体全体の動き、声を自由に操る事が出来るようになるところまで教えています。発声練習は歌のレッスンではないのですが、サポートとして取り入れるときもあります。
ー留学生について
芸術を勉強する過程で、他国の文化を同時に習うことが出来、とても興味深いです。留学生に教える事はとても楽しいですよ。彼らからは、本当にいろいろな事を学びました。 俳優になる事に”英語”がネックにならないとは断言できませんが、自分の目標に向かって頑張る事によって、英語のアクセントや訛りを直すことも可能ですし、本当に本人次第だと思います。
ー学校について
Assenがブルガリアから来ているということもあり、劇場スタイル、演劇スタイルは北米と違いかなりクラッシックです。もちろん動作の教え方も他の学校と違ってきます。 ロシアの演劇スタイルを勉強できるのはMethodicaでしか出来ないので、とてもユニークだと思います。
★ 生徒も真剣に取り組み、少人数制でいろんなコメントももらえる
(Kirdyさん/フルタイム 6ヶ月インテンシブプログラムを受講中)
ー何故Methodicaを選んだのでしょうか
Method演技法にとても興味があり、他の学校とは違うプログラムをたくさん用意していたからです。以前はクルーズシップの中のダンサーの仕事を2年間していました。高校時代に演技の勉強をしましたが、また新しく勉強をしたいと思いました。
ークラスについて
とても楽しいです。緊張や不安も少なく、自分らしいまま授業に参加できるのがとても良いです。けれど生徒はみんな真剣です。クラスも少人数で、生徒もお互いわかり合えますし、講師からも個人的なコメントがもらえます。この学校はとても安全環境で、留学生も安心して受講できると思います。
ー今後についての予定は
エージェントを探して、映画、劇場の女優の仕事を探す予定です。
★ 小さい頃から演技をする事が好き、自分らしくいれる
(Andreaさん:6ヶ月コースを受講中)
ー何故Methodicaを選んだのでしょうか
サイモンフレーザー大学で2年間演劇を勉強したのですが、私が勉強したかった事とは少し違っていた事に気がつき、Methodicaが自分のしたい演劇法を教えていたので、ここに来る事を選びました。バンクーバーではステージ演劇法を細かく習えるところは、ここだけだと思います。
ーこの学校について
”演技する人”だけでなく、ステージ全体からも全てを学ぶアプローチがとてもいいと思います。初めは個人レッスンを受けてたのですが、現在は6ヶ月のコースを取り週5日受講しています。動作や、演劇技術、ステージなどを現在習っています。
ー今後についての予定は
”俳優”になる事が自分らしいと思ったのです。小さい頃からそうでした。俳優業は普通の仕事に比べて”将来性”があるとは限りません。ですから時々”不安”との戦いはあります。しかし自分らしくいられるのが演技をしている時なので俳優業をやはり目指し、オーディションなど受けたいと思います。
<取材後記>
第二のハリウッドとして知られるバンクーバー。映画学校も人気が出てきています。その中でも数少ない演技の学校で、Method演技法を専門的にそしてフルタイムで教えているのはここMethodicaだけです。有名ハリウッドスターなども、この演技法を勉強している人もかなり多いです。
講師陣も生徒もみなさん演技を勉強しているという事もあり、とても個性的です。自分の夢を持ちながら、生き生きとしていました。
留学生も少数ながらも、講師からの細かい指導などで英語も克服しております。卒業後も俳優を目指す人はたくさんいるようです。生徒たちも個人個人の指導に満足していました。
日本人の間でこの演技法が人気が出るのも時間の問題なのかも知れません。
レポートJpcanada.com取材班(momo)
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