2005.05.06
International Language Academy of Canada(ILAC),
Vancouver
『優秀なILAC講師陣と国際色豊かな学生に囲まれて、英語力を伸ばそう』
ILAC Vancouverは、トロントで大規模有名校ILACの姉妹校として、バンクーバーに3月にオープンしました。トロント校と同じく、国際色豊かで、ベテラン講師を集めたILACで勉強すれば、英語力UP間違いなし!でしょう。
★ILACの特徴は、フレンドリーかつアカデミックな校風、プロフェッショナルな講師陣、そして毎日あるアクティビティーです。
(Gretaさん:ESL Director、学校マネージメント歴の長い、ベテランディレクターです。ILAC特製T-シャツで迎えてくれました。)
−経歴を教えてください。
「今年で、もう14年教育産業で働いています。(年齢がばれてしまいますが、、、。) もともとは、オーストラリアのビジネススクール(専門学校)で、コンピューター、アカウンティング、ビジネスマーケティングなど教えていました。その後、カレッジコーディネーターに昇格し、学校経営の方に携わってきました。
その後、日本へ行って英語を教えました。これが、私のESL教師としての初めての経験でした。カナダに移ってからは、約2年になりますが、ILACトロント校で、10ヶ月ほどヘッドティーチャーの職を経て、今回ILACバンクーバー校にESLディレクターとして就任しました。
学歴としては、教育の学士と、TESOLの修士を、そしてESLにおいては、CELTAをもっています。」
−ILACの特徴を教えてください。
「1つ目の特徴は、ILACは、フレンドリーで話やすい雰囲気をかもしだしているにもかかわらず、なおかつしっかりとアカデミックなアプローチをとっています。ILACの他の学校との違いは、学生の希望を聞き入れ、フレキシブルに対応する点だと思います。
2つ目の特徴は、ILACには、優秀な教師が揃っている点です。もちろん、ティーチングスタイルは、各教師違いますし、違って構わないのですが、誰もが、エネルギッシュで、ダイナミック、そして、ILACティーチングチームの一員として頑張ろうという意欲にあふれています。ILACの教師は、ESL教師として経験がかなりあり、最低最終学歴が大卒、そしてカナダで認められているTESOLのサーティフィケート保持者で、なおかつESL教師をキャリアとして真剣に考えている人ばかりです。夏の間だけとか、数年教えて学校に戻るというような教師はいません。つい最近、ILACをいったん辞めて違うESL学校に移った教師が、やっぱりILAチームの一員としてやりたいと戻ってきました。ILACの教師陣は、プロの集団といえるのでしょうね。
3つ目の特徴としては、ILACでは、週末も含めて、毎日あるアクティビティーでしょう。また、このアクティビティーを通して、ボランティアをする生徒も少なくありません。カナダのボランティア団体で、お手伝いをすることによって、英語の勉強のみならず、カナダ人の知り合い、友達ができます。カナダ人と一緒に、地元コミュニティーでボランティアをするのは、学生に人気です。また、アクティビティーによっては、教師も参加しています。」
−ディレクターとしてのゴールは何ですか?
「大きく分けて2つありますが、1つ目は、ILACをバンクーバーで評判のよさで有名な学校にすることですね。開校したてなので、なかなか大変ですが、Eメールなどで、海外のマーケットにも宣伝していますし。バンクーバーには、本当に沢山ESL学校があるので、その中で、群を抜くには、やはり、最強の講師陣をそろえることが大切でしょう。というわけで、優秀な教師集めのみならず、教師がさらによくなれるように、プロフェッショナルディベロップメント(プロ養成)講座を提供していくつもりです。
2つ目は、プログラムの発展開発に努めていくつもりです。TESOLのみならず、TESOL
for Childrenや、ESL、ビジネスなど、英語を使って色々なことが勉強できるようにしていきたいです。 今現在、シニアレベルの教師とカリキュラム研究、作成をしています。」
★文化、言語背景の違う学生が、一緒に、英語上達というゴールに向かって、頑張っているのを見ると嬉しいです。
(David 先生:日本でも2年英語を教えた経験があります。人気の先生です。)
−経歴を教えてください。
「大学は、キングストン(オンタリオ)にあるクイーンズ大学でコミュニケーションを専攻しました。私のテーマはメディアと言語がどう関係するかで、少し言語学も触れました。
英語を教える事に関しては、日本で2年ほど英語を教え、カナダに戻ってきてから「TESOL オンタリオ」という6ヶ月のプログラムをとりました。これを修了したことにより、ESLの教師としてのみならず、TESOLの教師として教える資格を得ました。
それから、トロントにある、某私立英語学校で、4年半ほどESL教師として働いてました。そして、今回ILACバンクーバー校開校にあたり、TESOLプログラムそしてESLプログラムのカリキュラム作成などの為に、バンクーバー校に派遣されました。」
−教えていて何が楽しいですか?
「ESL教師として、ESLを教えていて面白いと思うのは、世界中から違う文化、言語をもっている学生がここに集まって、同じ英語学習というゴールに向かって一緒に頑張っているのが見れる点ですね。また、もっと国際的な話をすると、「生徒同士の文化の交流」でしょうか。どの国とどの国とはいいませんが、国同士は、あんまり仲が良くなくても、ここに来てその国の人と出会って、全く新しい一面を発見するケースがよくあります。その結果、すごくいいお友達になるケースがあり、それはすごくいい事だと思います。
英語学習の面で言うと、僕は、文法を教えるのが大好きです。一般的な傾向として、まだESL教師をして日が浅い人は、スピーキングやリスニングを教える事を好むを思いますが、僕のように、教師歴が長くなって来ると、文法を教えるのが楽しくなってくるんです。文法は、本当にパズルみたいで、いい頭の運動になりますね。」
−今日はどのクラスを教えて、どんな事をしたんですか?
「午前は、ESL(アッパーインターミディエイトレベル)で、午後は、選択授業のTOEFLを教えました。
今日の午前中の授業は、すごく大変でしたが、ある意味おもしろかったですね。仮定法をやりましたが、教科書は、もう既に学生がある程度の知識があることを前提に進めてあるので、文法の苦手な学生は苦労していましたね。また、普段は、どちらかというとおとなしい日本人学生が、文法が得意なので、かなり発言していましたね。 例文として、If
I had brought my camera, I would be taking pictures right now.
というように、If I had done it in the past, right now I could be doing
something.−過去に何々していたら、今何か出来たのに、ということを説明しました。これは、難しいコンセプトですが、最後には、みな良く理解していましたね。」
★ILACの教師は、教室内外に関わらず、学生に色々な経験をしてもらおうと必死で工夫します。
(Diana先生:アドバンスレベル(上級)担当)
−経歴を教えてください。
「私は、カールトン大学の英語学と歴史学の学位があります。大学卒業後、しばらく広告会社のアカウントマネージャーとして働いていた関係で、広告とビジネスディプロマを、持っています。そして、ESLの教師として勤務するにあたって、ILACのTESOLをとりました。
英語は、すでに5年半教えています。エクアドル(南アメリカ)、ヨーロッパ、そしてカナダでは、トロントとバンクーバーで教えた経験があります。トロントのILACで数年ほど教え、今回、ILACが、バンクーバー校を開校するにあたって、私もトロントからこちらに来ました。どのような仕事をすればいいのかわかっていたので、バンクーバーへの異動も決めやすかったです。」
−ILACで、数年働いてみて、ILACは、他の学校とどう違いますか?
「インクラス教育(教室内学習)と実践的練習を上手く組み合わせている点です。教室内の授業では、ILACは教材、教科書を使って、アカデミックな内容を教えています。それに、実践的な内容を組み合わせます。この面に関しては、教師に任されていて、教師が自由に教材を変えるなど、工夫して、教科書で学んだことをどう実践に役立てるのかを教えます。これに、学校主催のアクティビティーがあって、それに参加すると、学生は、他の学生と出会えるだけでなく、実際に英語を使うチャンスがえられ、実践で英語の練習が出来るわけです。そういうわけで、学生が常に英語を使う環境を与えられるわけです。ILACでは、英語学習のみならず、実践面で本当に色々な体験を学生にして欲しいと考えています。ここが、ILACが他の学校と違う点で、教師が、学生に色々な経験をしてもらおうと必死で工夫します。授業後も実践で使えるものを教えています。」
−先生もアクティビィティーに参加するのですか?
「毎回ではないですが、参加できる時にはしてますね。例えば、先月はグランビルアイランドツアーや、スタンレーパークでのサイクリングに行きました。つい最近は、ウィスラーに行って、英語を学生に授業で教えるのみならず、スノーボードを通して教えましたね。」
−教えていて何が楽しいですか?
「教えていて楽しい事は、沢山あります。まずは、何といっても世界中の学生と出会えて、文化の交流ができることですね。だから私が教えるだけでなく、いろいろなことを私も学生から学んでいます。他には、毎日同じ事の繰り返しなんて事が絶対ない点です。毎日違う事を違う学生に教えているんです。そして、学生の成長を身をもって感じる事が出来る点ですね。1ヶ月ごとに、学生の英語の伸びが、手にとるようにわかるんですよ。後は、クリエイティブでいれる点ですね。学生のレベルや文化背景によって、練習方法を変えたり、違うゲームをしたりと、1番学習効果のあがる方法を常に選んで創りだしていく点ですね。」
★学校と授業の風景
★前より、英語ができるようになっているのを、実感しています。
(3月入学の学生:写真:上からMaki(High
Beginner)さん、Kyoko(Introductory)さん、Akira(Upper Intermediate) さん )
−ILACのここが気に入っているとか、ILACにして良かったという点を教えてください。
Kyoko : 「アクティビティが毎日ある点ですね。あと、なんと言っても開校キャンペーンで、授業料割引がある点です!」
Maki : 「国際色が豊かな点ですね。アジア人より、ラテンアメリカからの学生が多いですね。メキシコ人が6割かな? 韓国人はすごく少ないですね」
−今日の授業でどんな事を勉強したんですか?
Kyoko : 「私のクラスでは、毎日少しずつ、ボキャブラリー、リスニング、文法、スピーキングと全部やります。今日のテーマは、メッセージの残し方でした。あと、ホームワークの答え合わせをしました。ホームワークは、Wh-Questionの答えが書いてあって、答えにあわせて疑問文を作る練習でした。皆、苦手みたいで、ちょっと苦労しましたね。」
Akira
: 「僕は、DAVID先生のクラスで、午前中は、仮定法をやりました。僕は、文法は強いので、大丈夫でしたが、クラスメートは苦労していましたね。午後は、リスニング、スピーキングのクラスをとっていますが、YOUTH VIOLENCEについてやりました。スラングや、若者独特の話し方だったので、聞き取りにくかったです。」
−皆さん、英語は伸びているという実感はありますか?
Kyoko : 「私は、皆よりすごく下のレベルから始めたので、まだまだ皆と比べると出来ないけれど、前と比べるとより確実に出来るようになっているのは実感しています。例えば、前より少ししゃべれるようになったし、聞いても分かるようになってます。」
Akira : 「僕も英語力が上がってきているのは、実感しています。」
−クラスサイズはどうですか?
Akira
: 「僕は、午前中10人、午後12人のクラスです。ちょうどいいサイズですね?」
Kyoko : 「私のクラスは、3人です。」
−最後にこれだけは言っておきたいということはありますか?
Maki : 「ILAC パーティというのがアクティビティーであるんですが、最近まで参加費がただだったんです。それで、ビール飲み放題、ピザ食べ放題でした。これからは、少しお金かかるみたいだけど。いろんな国の人と会えるので、お勧めですよ。」
Akira : 「僕の習っているDAVID先生はものすごいいい!」
Kyoko : 「ここの日本人スタッフはすごく親切でいいです。特に、私みたいに英語が話せない人には、日本人スタッフの存在は非常に助かると思います。」
★日本人学生が、安心して生活できるようお手伝いしています。
(Junkoさん:日本人スタッフ)
−日本人スタッフとして、どんなことされているんですか?
「日本人学生の質問に答えるとか、相談にのることが多いですね。学校としては、English Only Policyがあって、英語以外の言葉を話しているのが見つかると、水鉄砲で水をかけられてしまいますが、私の机のまわりだけは、日本語でお話していただいていいことになっています。」
−このお仕事をしていて、大変な点、楽しい点など教えてください。
「大変な点は、まだ開校したてなので、スタッフの数が少なく、スタッフ同士協力して、何でもやらないといけないことです。毎日とても忙しいですね。楽しい点は、色々な国の学生に会えることですね。今は、アジア、南米はもちろん、ロシア、サウジアラビア、スイス、チェコ、トルコなど、14ヶ国から学生が来ています。」
<取材後記>
トロントで有名なILACが、とうとうバンクーバーに進出してきました。トロント校までとはいかないものの、国際色豊かで、開校数ヶ月にも関わらず、既に14カ国から学生を集めています。学生が増えるにしたがって、レベル数を16レベルに増やすそうですが、今現在で、ESLは8レベルとなっています。アカデミック、TOEFL,
TOEIC, ビジネスなど、希望者数によっては、近く開講予定です。
ILACに取材に行ってみて感じたのは、ベテランの講師が揃っていることです。学歴はもちろん、ESL教師歴も長い方が多く、中には、わざわざ、トロント校から異動してきた先生も数人います。また、教えることに、誇りをもって、キャリアとして真剣に考えている教師が、ほとんどなので、質の高い授業が受けられると思います。
アクティビティーも、毎日計画されていて、ILACパーティーにはじまり、週末の小旅行まで、参加したら、学校外でも、英語を話すチャンスが多くなること間違いないでしょう。また、日本人学生が少ないのもILACの特徴でしょう。現時点では、アジア30%、ラテンアメリカ30%、そしてヨーロッパ30%だそうで、学生の国籍にかたよりがなく、バランスが取れている感じです。
レポート Jpcanada.com取材班(Kiki)
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