2005.06.20
Omnicom School of Languages, Calgary
『カジュアル、フレンドリー、しっかり勉強。クラス、コース変更にもフレキシブルに対応してくれるESL学校。』
カナダ第4の都市、カルガリ−のダウンタウンでも中心地に位置するOmnicomカルガリー校です。カジュアルでフレンドリー、そしてしっかり勉強できる学校です。先生方が、授業時間外でも、積極的に学生に話しかけ、コミュニケーションをとってくれます。また、クラス、コースの変更も希望をだせば、フレキシブルに対応してくれます。無料で使えるコンピューターラボとフィットネスセンター、そして Omnicomの学生のみならず、カナディアンとも友達になれるアクティビィティーなどは学生の間でも大好評です。
★ESL, TOEIC, Business
English など組み合わせ可能で、レベル、コース変更もフレキシブルに対応します。
(Takakiさん:マーケティングコーディネーター&日本人スタッフ)
−学校の場所、施設について教えてください。
「当校は、人口90万、都会的要素と田舎の要素とが上手く混ざりあっている都市、カルガリーに位置します。英語の勉強をしながら、お祭り、ショッピング、ナイトライフなども楽しめる都市です。日本人が少ないので、本当に英語漬けになりたい方には、お薦めですね。公共交通機関も発達しており、物価が安く、治安もとてもいいので、生活しやすい都市だといえるでしょう。
当校は、カルガリーのダウンタウン中心に位置し、1ブロック以内にC-TRAINという電車の駅、そしてバス停が集中しており、交通の便の非常によい場所にあります。
施設に関しては、教室は全14室、学生が自由に使えるコンピューターが15台設置してあるコンピューターラボ、そして学生ラウンジがあります。また、同じ建物内にオムニコムの生徒さんは無料で利用できるフィットネスルーム、スカッシュのコートがあり、学校の隣には、カフェテリアがあります。周辺には、多数のレストランとショッピングセンターもあり、まさに便利そのものですね。」
−学校の特徴を教えてください。
「当校の特徴は、何といってもフレンドリーでアットホームという点でしょう。先生方が、休み時間や放課後でも、学生に積極的に話しかけている姿をよく目にします。また、先生方が、学生と話す時間を充分にとっていて、授業が3時に終わってからも、5時までは、先生方が学校に残っているので、ちょっとした質問などができるようになっています。また、3時ー5時の間で別料金となりますが、チュータリングをとることもできます。
フレンドリーで、アットホームと言っても、勉強に関しては、かなり厳しいのが当校のもう1つの特徴です。というのは、まず、English Only Policyというのがあり、校内では、英語のみを使用するというルールが徹底されています。また、当校には、Late Policyといって、授業に遅れてきた場合は、次の休み時間まで、教室には入れません。楽しく勉強しつつも、学習態度はしっかりしているのが、当校の学生です。」
−プログラムについて教えてください。
「インテンシブイングリッシュと呼ばれる集中ESLは、月曜から金曜、週25時間と30時間のコースからなり、午前中に英語の4つのスキル(読む、書く、聞く、話す)そしてグラマーメカニズム(文法)、ボキャブラリービルディング(語彙力)等をインプットし、午後はコミュニケーションのクラスで、午前中に学んだ事をアウトプットする形になっています。他には、フルタイムのTOEFL、パートタイムのTOEIC、ビジネスイングリッシュ、8週間のサーティフィケートか、12週間のディプロマとなるTESLプログラムがあります。
また、当校では、学生の学習進度に合わせて、フレキシブルに対応できるよう、レベル分けを3週に1度しています。テストをして、レベルを分けますが、それ以外でも随時、このクラスはちょっと簡単すぎる、難しすぎるという学生には、レベルの変更を受け付けています。また、TESLサーティフィケート、ディプロマプログラム以外は、全て学費が同じですので、コースを変更したいという学生にも柔軟に対応できるようになっています。例えば、初めESLをとっていたが、少しできるようになったので、午後をBUSINESS ENGLISHに変えたいという場合や、午前はBUSINESS、午後にTOEICをとりたいなどという要望があった場合、ある一定レベルに達していれば、学生の好きなように組み合わせる事ができます。また、日本人の学生にありがちな、文法のレベルはとても高いが、スピーキング(コミュニケーション)が弱いというような場合、午前と午後で本人のレベルに合ったクラスに入る事が出来ます。」
−ホームステイ、アクティビティーなど学校外の学生へのケア−はどうですか?
「ホームステイに関しては、ホームステイコーディネーターが常勤していますので、何か問題があっても速やかに対応できるようになっています。外の業者に頼むといったような事はしておりませんので、安心してホームステイをしていただけます。
アクティビィティーは、バンフ、レイクルイーズなどの小旅行はもちろん、当校ならではといえば、夏休み、クリスマス、サンクスギビング(感謝祭)、イースター(復活祭)など、現地のカナダ人大学生が参加してのアクティビィティーを企画している点です。これは、学生に地元のネイティブスピーカーと実際に話し触れ合う機会を持ってもらうことを目的としています。地元の学生なので、どうしても休みの時に限られてしまうが残念ですが。
その他にも学生のケア−としては、24時間緊急連絡先を設けています。やはり、海外生活が初めてという方が多いので、万が一の為に、こういうシステムがあると、安心してご滞在いただけると思います。また、日本人の学生には、何かというときは、私が日本語で対応する場合もあります。学校は、English
Only Policyがありますが、どうしても日本語で話したい時は、私の部屋のドアを閉めて、日本語で、やりとりをしていいことになっています。」
−日本人スタッフとして、どのようなことを心がけていますか?
「まず、英語を話す雰囲気を率先して作っています。学生が悩んでいる時など、自分の経験を押し付けるのではなく、各学生の目的を見極めた上で、アドバイスするようにしています。また、日本語の話せるお医者さんの紹介や、ボランティアの紹介など、積極的に、日本人留学生にとって有用な情報を提供するよう心がけています。」
★Omnicomには、学習に対する目的意識がはっきりしていて、色々なことに挑戦していく熱心な学生が多いです。
(Tanyaさん:Teacher/TOEFLクラス担当)
−経歴を教えてください。
「私は、カルガリー大学で、英語と言語学の学位をとりました。中でも、私の専門分野は、応用言語学、特に、第二言語の習得についてでした。もちろん、TESOLの資格も持っています。また、ロシア文学を副専攻とした関係で、大学卒業後は、ロシアに行って、1年間ロシア語の勉強をしながら、現地の方々に英語を教えていました。そこで、子供から大人まで、ビギナーからアドバンスレベルまで教えた経験がきっかけとなり、ESLの教師をキャリアとして考えるようになりました。その後、カルガリーに戻り、それ以来、当校で教えています。」
−教えていてどんな事が楽しいですか?
「学生との交流が、やっぱり一番楽しいですね。私は、「People
Person(人との接触、交流が大好きで、それをやりがいに感じる人」ですからね。今まで自分が学んだことを、学生と共有し、その結果、学生の言語理解が深まり、言語(英語)がどのようになっているかを分かってもらえると、とてもうれしいですね。ロシアで子供に英語を教えていた時は子供の言語習得のみならず、同時に子供の成長していく姿を見れるので、余計興味深かったです。現在、オムニコムでは、成人の学生のみを教えていますが、成人は成人で、学習に対する目的意識がはっきりしていて、ゲーム等色々なことに挑戦していくので、私も頑張らなきゃと励まされますね。また、オムニコムの学生は、皆、優秀で、様々なバックグランド(出身国やキャリアなど)をもっていて、熱心に勉強されるので、いつも驚かされますね。」
−今日のTOEFLのクラスでは、どのようなことを教えられましたか?
「そうですね、まずTOEFLのクラスでは、沢山カバーしなくてはならないことがあるので、毎日色々な分野をカバーするように、授業の計画をたてています。今日は、午前中に、まず文法の復習をし、それからリーディングの問題、解説をしました。ランチブレイクをはさんで、午後は、エッセイの書き方と、ボキャブラリーをカバーしました。ボキャブラリーをやる時は、いつもFUN COMMUNICATIONをとりいれるようにしています。紙の上で理解し覚えるのではなく、少し多めに時間をとって、学生同士で、その単語を使って、会話の中で練習できるようにしています。TOEFLをとる学生は、かなりハイレベルなので、学生同士の会話で単語の練習、習得が可能なのです。」
−学生の点数は、上がってますか?
「もちろんです。やはり、TOEFLの準備を目的をするクラスなので、TOEFLの練習問題を多く使い、模擬試験を毎週します。学生によって、かなり差がありますが、このコースを取り始めて数週間後には、点数の向上が見られます。その差は、やる気の違いでしょうね。学生は、家に帰ってからも相当勉強していますし、このように努力する学生は、点の上がり方も顕著です。」
−TOEFLクラスの学生の構成をおしえてください。
「このクラスは、現在8名で、半分にあたる4人が中国人、あとは、日本、韓国、メキシコ、サウジアラビアから各1名となります。やはり、中国からの学生は、将来北米での進学を希望している方が多いため、TOEFLクラスは人気です。日本、韓国からの学生は、英語が上級レベルに達したので、ESLに幅をもたせよう、何か違う事をしてみようとして、TOEFLをとる方が多いですね。」
★よりよく使われる表現、単語を教え、英語らしい英語を話せるようにお手伝いしています。
(Menseさん:Teacher/ESLクラス担当、日本語も少し話せます。)
−経歴を教えてください。
「マニトバ州立大学で、地理とアジア学(文化学専攻)の学位をとったあと、日本のジオスで2年間英語を教えていました。その後、1年半カナダに戻り、ESL学校で教え、また日本の長野に戻って半年ほど、英語を教えていました。3年程前に、カナダに帰国して以来、Omnicomで教えています。現在、CELTAという、ケンブリッジ大学のTESOLの資格のコースをとっています。」
−教えていてどんな事が楽しいですか?
「ESLの学生は、皆色々な国から来ているので、色々な国、文化、慣習などを、学生を通して、知る事ができるのが良いですね。また、学生の多くが、自分の国で、英語は既に、勉強してきているんですが、不自然な英語(滅多に使わない言い回しなど)を学んでいる傾向にあるので、よりよく使われる表現、単語を教えて、英語らしい英語を話せるようにお手伝いしています。例えば、日本人なら、学校で英語を勉強してきているのですが、やはり教科書を使って勉強するので、ナチュラルさに欠ける部分があります。それをもう少し自然な英語に直すお手伝いをしています。日本人は、基礎が出来ている学生が多いので、上達も早いです。そうすると、学生が学校外で英語を話す場合でも、きちんと通じるようになり、結果、学生の自信につながって、もっと学習意欲が湧くようです。その過程を見ると、やりがいを感じますね。」
−英語を教えていて、大変なことは何ですか?
「文法でしょうね。文法そのものというよりは、学生の母国語にはない概念を、教える時が少し大変です。例えは、日本人学生だったら、完了形や仮定法ですね。コンセプトさえ分かってしまえば、簡単なんですけど、やはり母国語をベースに考える傾向が、どの学生にもあるので、そこをクリアするまでが大変です。」
−今日の授業では、どんな事を教えましたか?
「午前中の中級の授業では、文法の過去形を教えました。while, when, during の3つを主に使って、文を作る練習をしました。午後のコミュニケーションのクラスでは、テーマが、Love,
Marriage, Datingで、グループに分かれて、ディスカッションをしました。出身国によって、結婚、デートなど慣習が、かなり異なるので、皆、楽しんでいましたね。もちろん、グループに分ける時は、同じ国籍の学生が重ならないように、気をつけています。」
★学校と授業の風景
★先生によるあたりはずれがなく、どの先生もいいですね。
(Hiroshiiさん:日本人留学生)
−Omnicomのどのようなところが気に入っていますか?
「私は、今までに数回クラスを変更しているので、合計6人の先生の授業を受けたことがあります。色々な先生の授業にでてみて感じたのは、先生によるあたりはずれがなく、どの先生もいいということですね。また、他の学校と比べて、ここの先生は、フレンドリーで休み時間でも話しかけてくれます。
他に、Omnicomのいい点は、クラスを自由に変えられる点ですかね。今は、Business EnglishとESLをとっていますが、今後は、TOEICのクラスに移ろうと思っています。」
−今日の授業内容を教えてください。
「午前中は、ビジネス英語のクラスで、今日は、マネージャーに求められる性格、経験とはというテーマのリーディングとリスニングをしました。その後は、地球温暖化についての新聞記事を2つ読んで、ディスカッションをしました。ちょっと固い内容でしたが、いい勉強になりました。
午後のコミュニケーションのクラスでは、ELTON JOHNの曲を聴いて、話し合ったり、シンプソンズというアニメを見て、単語の勉強をしたりしました。結構楽しかったです。アニメでも、単語の勉強になりますからね。」
★Omnicomで、毎日何か新しい事を学んでるし、本当に英語の上達が日々実感できるんだ。
(Mariano君:TOEFLの生徒、メキシコからの学生で、1月24日から今週までOmnicomで勉強しています。)
−Omnicomのどういうところが気に入っていますか?
「カルガリーで、Omnicom以外に2校通ってみたけど、Omnicomが一番いいと思ったから、ここで約5ヶ月勉強してるよ。なんていったって、ここの雰囲気が気に入ってるし、先生の学生への接し方がすごくいいね。あとは、ここでは、本当に毎日何か新しい事を学んでるし、英語の上達が日々実感できるんだ。僕、信じられないかもしれないけど、カルガリーに来た当初は、本当に何にもしゃべれなかったんだよ。(今は、とっても流暢に話されています。)」
−今日の授業ではどのようなことをやりましたか?
「僕は、TOEFLのクラスをとっているんだけど、午前は文法の復習で、動名詞とTO不定詞についてと、READINGをやったんだ。午後は、この前やったESSAYの書き方の実践で、実際にESSAYを書いてみたんだ。それを、先生がチェックしてくれて、僕は、結論をもっと良くしないといけないと言われたんだけど、心配していた文法については、何にもいわれなかったから、安心したよ。」
★カジュアルでフレンドリーな雰囲気が、学生がOmnicomで勉強したいと思う第一の理由でしょう。
(Jeanetteさん:School Manager)
−経歴を教えてください。
「私は、大学卒業後、ヨーロッパに留学生として2年間行っていた関係で、カナダに帰国後は、公立のカレッジで4年間、留学生のリクルーティング、留学生サービスに携わってきました。その後、Omnicomに職場を移し、約2年になります。」
−Omnicomのどのような点が、学生に気に入られていると思いますか?
「まず、カジュアルでフレンドリーな雰囲気が、学生がOmnicomで勉強したいと思う第一の理由でしょう。また、当校は、フィットネスセンター、コンピュータールーム、アクティビィティーなど、学生が楽しめる施設、企画が多々あり、それも学生から好評です。」
−Omnicomを今後、どのようにしたいですか?
「基本的には、現状維持ですね。やはり、フレンドリーさというような雰囲気は、規模を拡大しすぎると維持出来なくなる可能性が高いので、学校の規模としては、現状の中規模でやっていきたいと思っています。また、全般的に安定している学校でありたいですね。よく耳にする、先生や、カリキュラムがめまぐるしく変わるというようなことは、あまりいいことではないので、そういう事態にならないようきちんと計画、対応していきたいですね。」
−日本の学生に、一言お願いします。
「カルガリーという町は、カナダの他の大都市(バンクーバー、トロント)と比べると小さいので、あまり知名度も高くないかと思いますが、経済的にも、人口の面でも急速に発展している町です。日本人が少ないので英語を勉強するには、最適ですし、大都市にはないのんびりとした雰囲気をダウンタウンにいながら、感じる事ができると思います。カナディアンロッキーというカナダ有数の山脈、また湖など、観光名所も近くに多々ありますので、皆さん、是非いらしてくださいね。」
<取材後記>
今回、Omnicomカルガリー校を取材してまずびっくりしたのが、先生方が、授業時間外でも学生と話したり、放課後も学生が質問できるよう、学校に残っていたりすることです。他の学校ではなかなか見られない光景なので、驚きました。
プログラムに関しては、学生が本当に勉強したいことを、自由に学べるよう、TOEIC、ビジネス英語、そして集中ESLを組み合わせてとることができるよう工夫されています。授業料が全て同じなので、コースによって差額を払う必要がないというのも、学生にとって便利だと思いました。また、よくESLでありがちな「このクラスは、自分にとって簡単すぎる、難しすぎる」というような場合、クラスの変更を気軽にリクエストできるのも、学生にとって安心でしょう。
ホームステイ、アクティビィティーの面でも、とても充実していると思いました。カナダ人の友達がほしいと思っている学生は、たくさんいても、なかなかどこで出会えるのかと困ってしまうことが多いなか、Omnicomは、「現地のカナダ人学生をも交えてのアクティビィティー」を企画してくれます。
アットホームな雰囲気、フレンドリーな先生方、そして、都会の便利さと田舎ののんびりさを持ち合わせ、日本人人口の少ない都市で勉強されたい方には、ピッタリの学校でしょう。
レポート Jpcanada.com取材班(Kiki)
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