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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2005.07.08

Camber College

「田舎ならではの英語漬けの環境と少人数制のクラスを提供している学校です」

バンクーバーからバスとフェリーで5時間の海沿いの町パウエルリバー。この町の唯一の語学学校キャンバーカレッジは、少人数制のクラスと環境を生かした豊富なアクティビティーが特徴です。
日本人のほとんど居ないこの町では、都会には少ない地元の方々とのふれあいのチャンスも沢山あります。


★先生と生徒の距離の近いキャンバーカレッジで教える事を楽しんでいます。
Robert先生


-授業構成について教えてください。
「キャンバーカレッジの授業は、『流暢な会話』を目標に授業が組まれています。
午前中の授業はアカデミックと呼ばれていますが、これは読み書きが中心のアカデミックという意味ではなく文法、読み書き、会話、リスニング、発音、語彙全ての分野をカバーするように授業が構成されています。退屈な授業にならないようにDVDなども使用する事もあります。
午前中の後半の授業は選択ですが、生徒の要望の多いリスニングと会話の授業をする事が多くなっています。これはパートタイムの生徒でも内容に偏りが無いようにという配慮からです。午後の授業は生徒の希望を聞いて、授業を決めていきます。」

-パウエルリバーで勉強をする利点は?
日本人が町に少ない点が一番の利点だと思います。留学生自体も少ないので、生徒は街中でも助けてもらったりしています。例えば、バスに乗り遅れてバス停に居たら通りがかりの人が車で学校まで送ってくれたりという事が良くあります。都会では町の人も仕事で忙しいし、街中にたくさん居る留学生に気を掛けてくれる人が少ないと思います。」

-なぜパウエルリバーに来たのですか? 
「長い間バンクーバーの語学学校で教師をしてきました、実は日本でも英語を教えていた事もあるけど、都会は自然が少なくて、子供を育てるのであれば大自然に囲まれ、のんびりと子育てをしたいと思っていました。
自然の多いと言われるカナダでも、都市部では大自然に囲まれて暮らす事が難しくなってきました。でも、ここパウエルリバーでは、水も空気もきれいですし、裏庭に鹿が遊びに来る事もあります。また、もともとアウトドアスポーツが大好きなのでここの環境はとても気に入っています。」



★良く学び、よく遊び、平凡な毎日はありません。
Wataruさん(5ヶ月目、キャンバーカレッジは2回目です)

-この学校を選んだきっかけは何でしたか。
「以前に夏休みを利用してキャンバーカレッジに来てすごく良かったので、今回大学を休学して留学する事になった時に、迷わずキャンバーカレッジを選びました。
もともと自分の出身地も田舎なので、パウエルリバーが田舎である事はあまり気にならないです。それより、街中に日本人がいなくて英語を話さなくてはいけない環境に常におかれている事や、学校も少人数クラスと言う事がやっぱり良い環境だと思います。」

-母国語禁止のルールが厳しいようですね。
「今、日本語で話して居ますが、違和感があります。実は、ここに来てから5ヶ月になりますが、日本語を話したのは3回目くらいです。
学校内ではもちろん母国語禁止ですが、だんだん英語を話す事が癖になり、学校の行き帰りや飲みに行った時でも、たとえ日本人しか居なくても英語で話しています。俺は英語が全然出来なかったけど、本々プラス思考なので「なんとかなるさー」とやってきましたが、慣れるまではチョット大変かもしれません。」

-色々なアクティビティーがあるようですが、何が一番良い思い出ですか?
学校のアクティビティーは全部参加しています。色々な所に行きましたが、ホームステイの家族とスノーシュー(雪用の靴)を履いて雪山にテントを張ってキャンプをしましたのが一番の思い出です。学校のキャンプでもサーフィンやジェットスキー等、日本ではなかなか体験出来ないことが色々できました。初めてのサーフィンで1秒くらいしか波に乗れませんでしたし、いつもハプニング続きですが本当楽しいですよ。」

-今後の予定は?
「アクティビティーが多くて楽しい学校ですが、放課後まで残って勉強をして、ビジネス学校を目指して頑張っているクラスメイトもたくさんいます。
実は、僕もこの後ビジネス学校に行きたいので、今はTOEFLのコースで頑張っています。
残念ながらパウエルリバーには専門学校が無いので、バンクーバーの専門学校に行こうと思っています。」

-将来の目標は?
「帰国をしたら就職活動なんです。今は、漠然と将来はイベントの企画をしたいと思っています。父がそういった仕事をしているのですが、最近は英語が必要になることも多いと言うので、英語力を生かして働いてみたいと思います。」


★お若く見えますが、経験豊富な先生です。
Justine先生(中級の授業と午後のTOEFLなどを担当、スペイン語も話せるので南米のマーケティングも担当)


-先生の経歴を教えてください。
「大学卒業後TESLの資格を取り日本や南米、バンクーバーの老舗の語学学校でも英語を教えた経験もあります。色々なレベルの生徒を教えた経験がありますし、TESLなどの特別クラスを教えた経験もあります。上級レベルの生徒は文法の細かい違いまで質問をしてきますが、生徒と『文法オタク』なんて呼び合いながら楽しんで教えてきました。」

-なぜパウエルリバーに来る事になったのですか?
「理由は幾つかあるのですが、1つ目は私の母がパウエルリバーをすごく気に入って勧められた事、2つ目は私の苗字はパウエルなの(笑)。新聞で求人を発見した時に、運命が私を導いているような気がして応募したのがきっかけです。
スポーツは何でも好きで、特にダイビングはインストラクターの資格も持っています。パウエルリバーはカナダでも有数のダイビングスポットでもあり、海まで5分で行けていつでもダイビングが出来る所なの。買い物をする場所などはあまりないけれど、私のやりたい事がここには全部あると思ってこの学校で働く事にしました。」

-キャンバーカレッジで教える事は?
「大好きです!生徒もパウエルリバーが大好きで、長期間滞在するから教えがいがあります。都会の学校は生徒の入れ替わりが多く、生徒と先生の関係もたまに学校のイベントで出かける程度で、キャンバーカレッジのように生徒と一緒にジェットスキーをしたりキャンプに行ったりということはありませんでした。授業以外にも生徒といっしょに時間を過ごす事で生徒のことが良く分かるので、授業にもプラスになっていると思います。」


★パウエルリバーならではの英語漬けの生活を提供しています。
Laurieさん、Miyukiさん(マーケティング担当)

−都会とは違う英語環境が整っているのですね。
「都会には都会の便利さや良いところがあります。私も都会に住んでいたことがあるけれど、買い物やレストランの数などはやっぱり都会の魅力です。反対にパウエルリバーには都会では味わえない物が沢山あります。
ここパウエルリバーには、3世代4世代に亘ってここに住む英語を母国語とする白人家庭が多く、英語を第二外国語とする移民人口が少ない事も特徴の一つです。留学生にとってホームステイ家族は一緒に居る時間も長く、身近な英語の見本となります。ですから、ホームステイ家族が英語を母国語としていて、訛の無い綺麗な英語を話す事も、学校の授業と同じくらい重要な事なのです。」

−学校では母国語禁止を強く打ち出しているようですね。
「開校当初はこのルールを徹底させる事がとても大変で、1人でも母国語を話したらした週末のアクティビティーを取り止める等の連帯責任制度を作りました。全校生徒が協力すればそれ程難しい事ではなく、最近では英語を話す事が当然と言う雰囲気になっています。日本に帰ったら一生日本語を話す事が出来るのだから、キャンバーカレッジに居る数ヶ月間くらいは英語だけを話すように生徒に言っています。」

−留学生が生活をする上で不便な事はありませんか?
「カナダの田舎と言うと、スーパーも無い村を想像するかもしれませんが、学校の直ぐ近くにスーパーや雑貨屋もありますし、町に1件ですが映画館もありますので、生活に必要な物は殆ど手に入れることが出来ます。町が小さいので殆どの生徒が学校まで30分以内の場所に住んでいます。天気が良いと自転車や、歩いて通学している生徒も居るくらいです。これも都会ではなかなかできない事ですね。
田舎過ぎて困ると言う程の場所ではありませんので、安心してきてください。」



★地域ぐるみで留学生を応援しています。
Sandraさん(ホームステイ家族)

「今キャンバーカレッジから3人の生徒をお預かりしています。始めは1人の生徒を引き受ける予定でしたが、ホームステイ先の都合で引越しをする生徒を引き受けたりしているうちに、気がついたら3人になっていたの(笑)
3人と言ってもみんな国籍が違う生徒なので、家の中では全員が英語をはなしていますよ。最初は、生徒が多いと上手くいかないのではないかとの心配も少しあったのだけれど、私達夫婦は生徒と年が離れているので、生徒が2-3人居ると兄弟ができた感じで、かえって生徒にも良い様で、大正解でした。今は3人だけど、もっと色々な国の生徒を集めて国際学生寮のようにしたいなとも考えているくらいです。」

−近所のホストファミリーとも協力をしていると聞きましたが?
「家には子供が居ないので、たまには近所の子供たちに泊まりに来てもらったり、他のホストファミリーの家族と一緒に2世帯でパーティーをしたり、出かけたり、生徒達に色々な経験をさせてあげられるように、近所とも協力をして留学生をサポートしています。」



★学校と授業の風景
島の風景。
卒業式。
クラスの皆でハイポーズ!
スタッフ
乗馬に出かけます!
ジェットスキー



<取材後記>

カナダに来る留学生が思い描く留学生活とは、学校の勉強だけではなく、大自然の中での生活や地域の人との交流、ホームステイファミリーとの交流などを通して生きた英語を身に付けていく事だと思います。ここパウエルリバーにはそんな留学生の思い描く生活が味わえる貴重な場所です。

そして授業は、都会の学校のように1クラス15人と言うのではなく、1クラス8人程度の少人数で、生徒1人1人に先生の注意が行き届くものです。

留学生の少ないこの町では、ホームステイの家族も生徒を大事に迎えてくれます。家族の一員として一緒に食事をし、家族と共にキャンプに出かけます。

学校の勉強だけではなく、毎日の生活を通して生きた英語を学びたいと言う方に最適な学校です。大自然、町の人とのふれあいなど、都会が失ってしまった物がここにはあると思います。

レポート Jpcanada.com取材班(Tetusko)



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