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2006.02.03

Methodica ART ESL

『アクティングを通して英語の上達を計る、画期的なプログラム』

Methodicaは、バンクーバーで有名なアクティングの学校。留学生からの問い合わせの多さから、今回ESL学生の為にMethodica ART ESLを設立。アクティングを通して英語の上達を計る、画期的なプログラム。アクティングを勉強する事により、話し方(ボディランゲージ)も発音もネイティブスピーカ−のようになる!アクティングに興味がある、また新しい事に挑戦してみたいという方にお勧め。

★feelingが大切!アクティングを通して英語を勉強する事で、英語が感じでわかるようになる!
(Assen先生:Artisitc Director、Methodica創立者、サイモンフレーザー大学で教鞭もとるこの業界で有名な演劇家で監督。ロシアで生まれた演技法"Method"に精通、この演技法を専門的に教えているのは、カナダでこのAssen先生だけ。) 

−今回、Methodica ARTにESL部門を新設ということですが、どうしてESL部門を設けようと決められたのですか?
「以前から、Methodicaには留学生からの問い合わせが、かなりあったのです。その度に、インタビューを行い、高度の英語力があると判断した学生には、入学を許可していました。 また、英語力が不足しているが、情熱を持ってアクティングを勉強したいという学生には、サポーターという個人教授のようなものをつけて対応してきました。 しかし、中には単に英語力が足りないという理由で、入学をお断りしなくてはならなかったケースも多く、心を痛めていたのです。 そのような経緯から、ESL学生専用のプログラムを作りたいという気持ちが強くなり、今回のMethodica ART ESL開校に至ったのです。」

−Methodica ART ESLプログラムについて教えてください。
「このプログラムは、正式には、English (TOEFL) Course with Acting and Drama Trainingと呼ばれ、2ヶ月単位のブロック(学期)が4つからなる計8ヶ月のディプロマプログラムです。定員は8−12名で、2006年5月開講を予定しています。 入学条件は、高校卒業、そしてある程度の英語力があることです。英語力は、
目安として24週間のESL教育を修了していることと決めていますが、インタビュー(面接)を行い、その結果次第では、ESL校に24週間通わなくても入学を許可する事もあります。 アクティングの経験は、一切問いません。アクティングに興味がある方なら歓迎です。

このプログラムは、アクティングの要素を多く取り入れているものの、ESL教育の一貫ですので、目標は北米大学に入学できるTOEFLの点をとることです。しかし、単にTOEFLの過去問を解くといったことはせず、英語力を総合的に上げ、最終的にTOEFLの点の向上につなげるスタイルをとっています。日々の授業では、読み、書き、語彙、発音、文法などいわゆるESL校でカバーする事は、もちろん、しっかりやっていきます。

このプログラムが、通常のESLプログラムと大きく異なる点は、英語上達にアクティングの要素を多く取り入れている点です。 当校では、言語の中に隠されているfeelings(感情)を重要視します。感情分析を奨励し、それが直感で感じ取れるように訓練します。よって、学生はだんだんと英語で感じ、英語で考えるようになるのです。このレベルに達すると、英語、日本語のボーダー(境目)がなくなるといっても良いでしょう。朝は、ウォームアップに発声練習をします。日本人学生は、日本語の発音の影響で、英語を発音する際にも口先だけを使う事が多いですが、それでは英語の正しい発音はできません。 なので、口の周りの筋肉を鍛え、英語の正しい発音ができるよう訓練します。 また、たまにはヨガを取り入れて、呼吸法を練習します。こうして、英語を話す際、正しい筋肉を使い正しい発音をし正しく間を置いて話せるようになるのです。またアクティングを取り入れる事で、ジェスチャー(ボディランゲージ)もだんだん北米人のようになっていきます。日本人である程度英語が話せても、日本語の発音のままだったり、すぐに口を押さえて笑ったり(女性)と、英語という言語を話しつつも、その他は全て日本人というケースがありますが、そういった細かい事もMethodicaでは1つ1つおさえていきます。

プログラム修了後、より本格的にアクティングの勉強をしたい学生は、成績次第で本科に編入する事も可能です。自分の中に潜む才能、創造性を一緒に追求していきましょう。」


★Methodicaの良い点は、学生1人1人の個性に重きを置き、指導にあたる点。
(John先生:ESL、演劇担当、俳優)

−経歴を教えてください。
「僕は、もともと地中海のモルタで生まれ、英語教育を受けて育ちました。ESL教師として教えた経験もあります。イギリスで演技の勉強をしていた時期もありますが、Assen先生の教えるロシアで生まれた演技法、”Method"に興味を持ち、2002年にここMethodicaでAssen先生に弟子入りしたのです。2年間フルタイムで勉強し、その後も研究、俳優としての活動を続ける一方、ESL学生のサポーターとして授業に参加したりしています。」

−Methodicaの良い点は何ですか?
「Methodicaの良い点は、クラス全体をグループとみなして授業をするのではなく、学生1人1人の個性を重視し指導にあたる点です。今回、僕が日本人学生のサポーターにつくことになったのも、各々の個性を重視するMethodicaの哲学からです。こうすることによって、当初は英語をほとんど話さなかった学生も、徐々に自信を持つようになって、
皆の前で演技をするまでになるのです。また、台本を暗記したり、台本の言葉を理解する事で、英語力も短期間で驚くほどあがります。アクティングを通して、ジェスチャー等ちょっとした仕草がネイティブスピーカーのようになっていくのには、本当にビックリさせられますね。こういった上達は、やはり個別に指導するが故のことだと思っています。」


★学校と授業の風景

Methodicaのスタジオが入っている
ビルの入り口

Methodicaスタジオへの入口
過去に上演した劇のポスターでいっぱい

広々としたアクティングスタジオ



★役者になるのは、昔からの夢!
(Mariさん:アクティングにとても興味があり、日本でもエイジェンシーに所属していた。 10月から1月下旬までMethodicaにて勉強中。)

−どうしてMethodicaで勉強しようと思われたのですか?

「私は、バンクーバーで半年ESL学校に通い、毎日何となく同じ事の繰り返しだなーっと思っていました。 だんだん、何かの技術を学びながら英語の勉強がしたいと思うようになり、昔からの夢である役者の道を考えました。アクティングの学校を数校見て回った結果、Methodicaが期間的にあったのと、授業料が安かった、また先生が親切で、日本人学生に対して慣れていると思ったので、Methodicaに決めました。

−コースをとってみてどうですか?
「毎日、すごく楽しいし、勉強になってます。ネイティブスピーカーと一緒に授業を受け、授業についていくのは、私の英語力からしてまだまだなので、専属のサポーターをつけてもらっています。サポーターは、個人的なチューターのようなものですが、英語を教えてもらうというよりは、私の英語の足りない部分を補ってくれる感じです。台本を渡されるとサポーターと単語の意味、ニュアンスなどを話し合い、分からない部分をなくしていきます。

今は、1つの舞台を全て自分で作り上げる課題に取り組んでいます。台本を渡され、ト書き、舞台、小物、衣装設定を全て自分で考えます。私はもともと洋服のリメイクに興味があるので、衣装を自分でデザインするのは、楽しいですね。舞台を全て
自分で作り上げるので、勉強する事が沢山あります。授業時間以外も、課題に割くことが多く、毎日忙しく大変ですが、充実していて楽しいです。

日本の演劇学校とMethodicaではどう違いますか?
「日本では、台本を渡され、言われたとおりに何でもやるという感じでした。ここ、Methodicaでは、アクティングに間違いはないのだから、何でも思うようにやってみなさいといつも言われ、私が感じるままに演じる事を奨励していますね。また、登場人物のパーソナリティー分析に時間を割き、その人物を、上辺だけの解釈で演じるのではなく、かなり深いレベルまで理解し演じる事を教えられます。ここでは、自由に創造力に富んだ解釈をし、それを評価してくれます。」


ステージデザインを専攻して頑張っています!
(メリーこさん:学生、アクティング、ステージデザイン専攻、既に1年以上Methodicaで学ぶ。)


−どうしてMethodicaで勉強しようと思われたのですか?
「もともとアクティングに興味があり、数校アクティングの学校を訪問した結果、ここMethodicaに決めました。初めはアクティングを専攻しようと思っていたのですが、現実問題、役者として生活するのは難しいと思い、次に興味のあったステージデザインを専攻する事にしました。ファッションショー等のステージをデザインすれば、安定した収入が得られそうです。

−コースをとってみてどうですか?
「プログラム開始当初は、驚きと戸惑いの毎日でしたね。 とにかくやる事が沢山あり、今でも、授業時間外に、リサーチをしたり、舞台のデザインをしたり、建築関係のことを学んだり、デザイン、色の理論を勉強したり、アクティングに関してはリハーサルをしたりと、本当に忙しい毎日です。 


−授業でどのようなことをしましたか?
「今日は、Creative Processといって、ペアーになって、与えられた単語についての短いコントを作り、クラスの前で発表するといったことをやりました。今日の単語はimpossibleでした。短時間で、創造力を働かせ、作り上げないといけないので、少し大変ですが、面白かったです。 他には、現実と幻覚についての講義があり、どれだけ現実味をおびた演技ができるかについて話をし、内面からキャラクターを理解し演じる事の重要さを学びました。」

 




<取材後記>


今回の取材は、Methodicaというアクティング専門学校に新設されたESL部門、Methodica ART ESLです。Methodicaには、かなりの数の日本人学生が演劇を学びに来ていたのですが、英語力の問題で、1人1人学生に、サポーターをつけ、もしくは残念ながらお断りするという状態でした。そのような状況を打開しようと、ディレクターのAssenさんは、ESL部門を設立する事にしたそうです。
 
このプログラムは、2006年5月に新規スタートの予定です。今までのMethodicaのプログラムにESL要素を取り入れたものとなります。このプログラムが、他のESLプログラムと大きく異なるのは、アクティングがESL授業に含まれていること、またアクティングの観点から英語を分析し学んでいくということでしょう。Assenさんは、パーソナリティー分析をするので有名な演劇家です。このアングルをそのまま英語学習に取り入れ、英語を感覚として学んでいくのです。日本語と英語のボーダーをなくしたい、英語で感じ考えられる学生を育てたいというのが、Assenさんの願いだそうです。このような画期的なプログラムは、すぐいっぱいになってしまいます。また、定員がたったの8−12名ということですので、ご興味をもたれた方は、下記のリンクから、お早めにお問い合わせください。

レポート Jpcanada.com取材班(K.T.)

 



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