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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報

2007.10.19.

Imperial Hotel Management College (IHMC)


『Co-op必修、ホテルに滞在しながら、ホスピタリティーの本質を追求!』

ホテル勤務(ホスピタリティー全般)を目指す方の為の専門学校。ホテル宿泊滞在プランを選べば、授業、Co-opと、24時間ホテルに滞在し、ホテルのオペレーションをより深く理解することも可能。手厚い留学生ケア―と、親身なインストラクターで知られる。

→ 2002年のIHMC取材ページはこちら


★ホスピタリティーに携わる優秀な人材を養成する学校です!
(Ericさん:ディレクター。トロント、ニューヨークで9年滞在。)

―IHMCについて教えてください。
「はい、IHMCは、名前の通り、ホテルマネージメントに焦点を置いたホスピタリティートレーニングプログラムを提供する学校です。当校は、ホスピタリティーやホテル業において、授業(教科書)だけでは充分でないと考え、実際に現場に出てのプラクティカムをとても大切にしているユニークな学校でもあります。よって、授業50%、プラクティカム50%という時間配分になっています。また、北米では初めてホテル宿泊滞在プログラムを提供したというのでも、知られています。

そして、当校では、大きな家族のように温かい親身な学生ケア―をしっかりしています。授業、学校に関してはもちろん、パーソナルな面においてまで、色々な相談にのっています。精神面でキチンと整っていないと、ホテルでのプラクティカムも勉強も、しっかりできないだろうと考えるからです。」

―プログラムについて教えてください。
「はい、今までのExecutive Hotel Management Diploma プログラム(9ヶ月)に加え、新しくAdvanced Diploma in International Hotel Management プログラム(12ヶ月)を開講するに至りました。

従来のプログラムは、今まで通り、9ヶ月間、AH&LAのコースのクレジットを取りながら、プラクティカムと授業を同時に進めます。留学生は、実際にホテルに滞在しながら学ぶホテル滞在オプションもあります。ホテル滞在オプションプランでは、実際にプラクティカム先のホテルの客室に宿泊、ホテルレストランで食事、そしてホテルのプールなどの施設も使うことができます。ホテルに24時間いることで、ホテルのオペレーションをより深く学ぶ機会に恵まれることでしょう。

そして、新しいAdvancedプログラムは、ホテルやホスピタリティー業で経験があり、AH&LAのクレジットを既にお持ちの方対象の、12ヶ月のフルタイムとなっています。このプログラムでは、EI AH&LAのクレジットを取りながら、お客様の文化背景の違いによるサービスに対する評価の違いや、より高級ホテル、最高級ホテルで従事するにふさわしいマナー、知識などを身に付けます。私自身、高級品紹介の授業を担当しています。ワインやシガー、ブランド品、高級車について、お客様から質問があった時や、お客様とお話する時には、必要な知識となってきます。日本、香港は、ブランド品が大量にあふれていますが、カナダ、特にウエストコーストは、カジュアルな地域なので、こういった商品知識に欠けている場合が多いです。よってこのプログラムでは、世界のどのホテルに行っても通用する洗練された人材を育てることを目的としています。フィールドトリップの一環として、バンクーバーのプライベートクラブなどにも行きます。」


―在校生の多くが、卒業生からの紹介だと伺いましたが。
「はい、嬉しいことに、学生の多くが卒業生や在校生の紹介ですね。これは、当校が優秀な人材を送り出している証だと思っています。最近では、ホテルオークラに就職が決まった学生がいて、そういった実績は在校生のやる気につながっていますね。」


優秀な人材はどんどん昇格します!成功する学生を育てます!
(Tia先生:ホスピタリティー産業歴20年以上というベテラン。オンタリオ出身。とても話やすい先生。)

―ホスピタリティー産業に足を踏み入れたきっかけを教えてください。
「はい、15才の時に初めて得たアルバイトが、家族経営のレストランでの仕事でした。その関係で、FOOD EXPOに行く機会に恵まれ、そのEXPOの場で、『これが私のキャリアだわ!』と確信したのです。その後、プラクティカムを取り入れたカナダ初のホテル専門学校に入学しました。毎日4-6時間のプラクティカムが、3週間ありましたね。卒業後は、今のFAIRMONT系ホテルにスーパーバイザーとして入社し、その後、マネージメントポジションに昇格、10年強、トロントのホテルで働きました。DELTA、マリオット、シェラトン系など大手ホテルにて、勤務しました。その後、バンクーバーに移り、ケータリング部門のオペーレーションマネージャーをしました。20年以上この業界で従事し、今度は、私が身に付けた知識やスキルをこの業界で働こうとしている人たちに伝え、この業界で成功する学生を育てたいと思い、現在の講師の職に至ります。」

―この業界に向いている人とは、どんな人でしょう?
「はい、フレキシブルで、クリエイティブな人がこの職種には向いていると思います。逆に変化に順応するのが得意でない方には、少し難しい職種だと思いますね。また、この業界の良い点は、優秀な人材は短期間でどんどん昇格できることでしょう。」

―授業はどのような感じですか?
「はい、プレゼンテーション、講義、フィールドトリップなど、様々な形式の授業をしています。先日は、セールス&マーケティングの分野を勉強していたので、何か商品を作り、それをクラスに売るプレゼンテーションのプロジェクトをしました。マーケット調査や、どのように広告するかなど細かいマーケティングプランを立てるのも、このプロジェクトの課題でした。AH&LAのクレジットを取得するので、リーディングの宿題、テストなどももちろんあります。」


将来は、オーストラリアのホテルでコンシエージとして働きたいです!
(Helenさん:イギリスからの留学生)

―どうしてカナダに留学、そしてIHMC入学を決められましたか?
「はい、小さな頃から、バンクーバーは暖かい場所というイメージがあり、バンクーバーに行ってみたいという思いがありました。また、去年一年オーストラリアを旅行してみて、ホスピタリティー産業でのキャリアを真剣に考えるようになりました。ホテルだけでなく、クルーズなどにも興味があります。なので、インターネットでカナダ(特にバンクーバー)のホスピタリティーの学校を探し、メールで連絡を取ってみた所、一番に返信がきたのが、IHMCでした。返信がとても早かったことから、遠く離れている留学生のケア―をもしっかりしているとの印象を受け、入学を決めました。」

―学習量など、プログラムはいかがですか?
「そうですね、勉強することがすごーく沢山ありますね。3週間で、1つのモジュール(コース)が終わるので、試験勉強など大変です。今は、2:30−5:50が授業で、6:00ー9:00がプラクティカムというスケジュールになっています。平日は、しっかり勉強に打ち込んで、週末にリラックスするといった感じですね。」

―プラクティカムはいかがですか?
「はい、レストランのキッチン(調理場)、フロントデスク、マーケティング、ランドリー、ハウスキーピングと色々やりましたが、私は、人と直接関わるのが好きなのでフロントデスクが一番楽しかったです。逆にほとんどがオフィスワークのマーケティングは、あまり好きではありませんでした。ホテルには、色々な部門があり、1つでも欠けるとホテルとして成り立たないので、各部門がどのような仕事をして、ホテル全体としてどのように成り立っているのかを勉強するには、とても良い経験だと思っています。」


★学生が様々な分野でプラクティカムができるよう、日夜努めています!
(Susanさん:プラクティカムアドバイザー、入門コース講師

―Susanさんは、もともとホテルでお勤めの際、プラクティカム生の受け入れを担当されていたそうですね。
「はい、Crowne Plaza Hotel Georgiaで、Food & Beverageスーパーバイザーとして勤務していた際、プラクティカム生の受け入れを担当していました。今は、逆の立場で、ホテル側にプラクティカム生の受け入れをお願いしています。IHMCで、この仕事をするようになって3年になりますね。」

―プラクティカムアドバイザーをされて、気をつけていること、心がけていることは何ですか?
「はい、学生の皆さんには、できるだけ多くの分野でプラクティカムを体験し、ホテルが全体としてどのように動いているのか、勉強していただきたいと思っています。なので、フロントデスク、ケーターリング、ランドリー、会計、メンテナンス、夜間会計チェックなどなど、あらゆるポジションの確保を心がけています。」

もし、一つのポジションにもともと興味がある場合、そのポジションに絞ってのプラクティカムはできますか?
「はい、そうですね、将来の可能性を狭めないという意味で、全部一通りポジションを経験することをお勧めします。興味のないポジションをやってみたら、思ったより面白く、将来はその分野に進むことにしたということも稀ではありません。ただし、もともと興味のあるポジション、又は興味を持っているポジションを中心にプラクティカムをすることも可能です。」

―授業とプラクティカムと同時進行と伺いましたが。
「はい、基本的には、毎日授業3時間、プラクティカム3時間というスケジュールになっています。しかし、バンクーバー以外のホテルでプラクティカムをする場合は、3週間プラクティカム、3週間セルフスタディーという形にすることも可能です。現在は、ウィスラーやバンフなどでプラクティカムをされている学生がいます。」

卒業後のサポートはありますか?
「はい、レジメや面接のワークショップがあります。また、求人情報などを、もちろん学生にお知らせしてます。プラクティカム先でそのまま採用というケースもありますね。最近では、ウィスラーやレイクルイ―ズのホテルで、採用が決まった学生がいます。」





★学校の風景
受付の様子
ホテル宿泊プランでは、お客様が利用するレストランで食事

客室の一例

特別イベント会場
テーブルセッティングなども学ぶ
大宴会場の一例
プラクティカムでバンケットの
サーバーをすることもある
ホテルの玄関
ロビーの様子





<取材後記>

IHMCは、ホテルに就職されたい方、またはホスピタリティー業界での就職を目指す方には、ぴったりの学校だと思いました。授業とプラクティカムが、半々なので、授業と同時に経験を積むことができます。知識はもちろんのこと、経験がものをいう世界なので、IHMCでのプラクティカム経験は、この道に進む方にとって、とても重要だと思います。

また、Tiaさん、Ericさんを始め、スタッフがとても親切で親身なのが、印象的でした。留学生が安心して、勉強に打ち込める環境です。また、法律など、理解が困難なトピック
は、英語が母国語の学生とそうでない学生に分けて、授業をすることもあるそうそうです。英語が母国語でない学生には、簡単な英語を使い、コンセプトをしっかり学んでもらう為だと言います。

最後に、ホテル滞在(オプション)プランを取り入れているのも、この学校の特徴です。ホテルに24時間滞在し、ホテルの施設を使い、ホテルのオペレーションを学ぶには、絶好の環境だと思います。
 

レポート Jpcanada.com取材班(Lulu)



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