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毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報


2008.03.21.

Sprott-Shaw Community College


『就職を目指す学生の為の、老舗ビジネスカレッジ』

100年以上の歴史を誇り、カナダ西部に20以上のキャンパスを展開する、カナダでも有数のビジネスカレッジ。貿易、ホスピタリティー、ツーリズム、事務系プログラムなどが留学生に人気で、インターンシップにも定評があります。移民の方には、ヘルスケア―関係のプログラムもお勧め。


★ホテルは、どんな性格の人にもぴったりのポジションがある職場です!
(Shelly先生:International Hospitality Managementプログラム主任講師。授業を受け持つ一方で、ホスピタリティーマネージメントの修士号取得を目指して勉強中。とてもエネルギッシュで、留学生にも分かりやすく、はっきり話すと、学生から人気の講師。)

―経歴を教えてください。
「はい、ホスピタリティー産業で10年以上の経験があり、現在は、当校で教えるとともに、大手ホテルのトレーニング、オリエンテーションなどを担当しています。ホテルは、BC州やアルバータ州のマリオット、ラディソンなどの大手チェーンから、小規模なホテルまで、またフロントデスク、Food & Beverage、セールス、ハウスキーピングなどなど、様々なポジションを経験しました。現在は、ホスピタリティーマネージメントの修士号取得を目指して、勉強もしています。

―Shelly先生は、どうしてこの産業に入られたのですか?
「はい、大学卒業後、人と接することは好きなものの、何の仕事がしたいのかわかりませんでした。フランスで1年間の滞在を経て、カナダに帰国後、とりあえずのつもりで就職したのが、ホテルだったのです。ホテルは、ハウスキーピングからのスタートが普通で、私もハウスキーピングから始めました。2週間で、フロントデスクに移され、その後、昇進を重ね、最終的にはシニアゲストサービスマネージャーとして勤務するに至りました。ホテルの仕事は、同じことの繰り返しということはなく、毎日常に新しいチャレンジが待っているので、やりがいもあり、素晴らしいキャリアだと思います。また、ホテルのオペレーションはとても特殊で、どの部門で働いていても、皆のチームワークなしには、どうにもならず、とても面白いです。」

―ホテルでのお仕事は、どのような性格の人に向いていると思いますか?
「はい、ホテルは、どんな性格の人にもぴったりのポジションがある職場だと思います。例えば、積極的で、人見知りせず、話すのが大好きな人は、フロントデスクやカスタマーリレーションといった、実際にお客様と面と向かって接する仕事が良いでしょう。逆に、シャイで静かな人は、リザベーションといった電話での応対などが向いていると思います。どういったポジションでも、世界からのお客様と自信を持ってコミュニケ―ションを取ることが必要です。ホテルでは、様々なポジションを経験するうちに、自分に合った、そして自分が好きなポジションが見つかると思います。また、このポジションには向いていないと、自分では思っていても、やってみたら、案外気に入ったなどということもあるでしょう。」

―プログラムの内容を教えてください。また留学生は、授業にきちんとついていっていますか?
「はい、プログラムは、AH&LAのディプロマを目指し、12モジュールを次々とこなしていくものです。モジュールはそれぞれ2-3週間、毎日4時間の授業から成っています。AH&LAのテストに合格する為の内容だけでなく、Sprott-Shaw Community Collegeでは、リゾートやコンベンションなどホスピタリティーの施設タイプによる違いなどもプラスアルファとして、授業に取り入れています。また、実際の予約センターで使うコンピューターシステムを使っての実習や、スーパーホストや食品衛生のサーティフィケートコースなどもプログラムの一貫になっています。

学生は、約80%がインターナショナルな学生(移民も含む)です。日本人学生は、リーディングをきちんとこなし、しっかり勉強するので、できが良いですね。授業でわからないことがあっても、クラスの最後に15分間質問時間を設けているので、その時間に質問してわからない点がないようにしています。また、宿題は、必ず授業でカバーした内容なので、英語を母国語としない学生も、しっかりこなすことが出来ています。」

―授業の後に、インターンシップもあるそうですね。
「はい、3ヶ月のインターンシップもアレンジできます。インターンシップに向けた、キャリア準備としてレジメ作成やインタビューの練習を行います。実際のインターンシップ先は、バンクーバーもしくは、BC州内陸部、またはアルバータ州の、ホテル、レストラン、コンベンションセンターなどです。ホテルの場合は、3ヶ月間、いくつか異なる部門で実習をします。もちろん、学生さんのご希望を考慮はいたしますが、配属部署はホテル側にお任せしております。(忙しい時期は、ホテルによっては自分の担当部門に関係なくお手伝いすることもあります。)」


★ホテルで働くのが、私の夢!
(Akikoさん:生徒。
Hospitalityディプロマコース受講中。日本で事務職を経て、渡加。2年間、ESLやビジネス英語を勉強し、現在のHospitalityプログラム受講に至る。)

―Hospitalityプログラムを受講されることにした理由を、教えてください。
「はい、Hospitality産業には、もともと興味があり、ホテルで働くのが夢でした。しかし、日本だと、キャリアチェンジは難しいとあきらめていました。私の場合、年令がいってからカナダに来たのですが、カナダなら転職に年令は関係ないのと、結婚して、こちらに長く住むことになったのとで、夢だったホテルでの就職を目指し、挑戦してみることにしました。

Sprott-Shaw Community Collegeでの受講を決めたのは、公立校は、プログラム期間も長く、その分お金がかかるのに対し、Sprott-Shaw Community Collegeは、短期のプログラムであること、また、カナダで仕事をしていこうと思ったら、同じAH&LAの資格をとるにしても、Sprott-Shaw Community Collegeのような長い歴史を持ち、有名な学校で勉強するほうが就職にも良いだろうと思ったからです。また、進路については、日本人学生アドバイザーのTAKAKOさんに、色々と相談にのってもらっています。(もちろん英語で!だそうです。)」

―授業はいかがですか?
はい、先生の経験談など、話を聞くのがとても楽しいですね。今は、Shelly先生が担当ですが、Shelly先生になってから、グループワークなども多く、英語を話す機会が増えたので、良いと思います。教科書は、読む量が多くて大変ですが、先生がポイントを教えてくれるので、助かっています。」

―プログラムを通して、楽しかったこと、学んだことなどを教えてください。
「はい、楽しかったのは、この前の課題です。これは、実際に、5つのホテルの予約課に電話をし、予約を取るというものですが、ただ予約を入れるのではなく、その5ホテルの予約担当の人の対応を採点するというものでした。また、採点するだけでなく、1つ1つどうしてこういう点をつけたか、コメントもしなくてはなりませんでした。

学んだことは、私は、フロントデスクに憧れていたのですが、フロントは、アカウンティングもできなくてはいけないことです。フロント業務は、日本からのお客様への応対など、日本語を使ってプラスアルファのサービスができ、私に向いていると思うので、アカウンティングもしっかり勉強していこうと思います。


★プログラム修了後は、カナダで就職し、将来は、移民になりたいです!
(Marikoさん:2003年のワーキングホリデーを含め、今回でカナダ滞在は、3回目だというMarikoさん。


―Sprott-Shaw Community Collegeに入学を決められたのは、どうしてですか?
「はい、カナダでのワーキングホリデー経験を通して、カナダが大好きになり、将来は、カナダで生活をしていきたいと思っています。また、Sprott-Shaw Community Collegeは、キャンパス数も多く、長い歴史を持つ学校なので、ネームバリューも高く、就職の際に有利かとも思いました。

―どうして、Hospitalityのプログラムに入られたのですか?
はい、日本で短大を卒業してから、約10年、アパレルの仕事をしていました。販売や接客の仕事をこなすうちに、その仕事が好きだとわかり、カナダでも、レストランやホテルといった接客関係の職に就きたいと思うようになりました。

―クラスの雰囲気や先生はいかがですか?
「はい、私は、マーケティングのモジュールから入ったのですが、マーケティングのことは良く知らなかったので、とても難しかったです。教科書を一日1章(20ページ位)読むのに加え、毎週小テストがあったりと、ペースに慣れるまで、本当に大変でした。また、マーケティングに関しては、専門用語を覚えるのや、より正式な英語表現が多く、苦労しましたね。今は、フロントデスクのモジュールなので、なんとなくどのような仕事か想像がつき、授業も楽しく簡単に思えるようになりました。

Shelly先生は、とっても良い先生だと思います。はっきり話してくれ、またわからなかったら、何度でも説明してくれます。先日は、レジメ(履歴書)作成をしたのですが、カバーレターなど日本にはないものなので、とても勉強になりました。また、プログラム期間中は、レジメを提出すれば、何度でも直してくれるということなので、頑張って良いレジメを作成したいと思います。

―将来のご計画を教えてください。
「はい、とりあえず、プログラム修了後は、インターンシップをしますが、人脈を広げワークビザの取得を目指します。最終的には移民になって、カナダで生活していきたいと思います。上手く事が進むと良いなと思っています。」


カナダで、最多数のFITTプログラム卒業生を送り出す自慢のプログラムです!
(Derek先生: International Trade (FITT) プログラム担当。カナダの企業でマーケットリサーチャーとして12年の勤務、BCITでの講師経験を経て、現在はSprott-Shaw Community Collegeで教鞭をとるに至る。)

Sprott-Shaw Community CollegeでFITTプログラムを受講する利点は何でしょう?
はい、当校のFITTプログラムの特徴は、他校と比べFITTプログラムを長く提供しているので、最大数の卒業生を社会に送り出していること、また、FITTプログラムをよく熟知した講師による的を絞った授業をしている点でしょう。その結果、当校の学生のFITT試験の得点は、全国平均点を常に大幅に上回るものとなっています。また、合格率の高さから、業界からも高い信頼を得ています。

そして、当校でインターンシップを申し込むことにより、実践的知識、スキル、経験のみならず、この分野の企業とコネクション(つながり)を作り、将来の本就職の際に大いに役立てることができます。最後に、当校でFITTプログラムを受講することにより、当校とFITTと両方のディプロマを受け取ることができます。


―クラスは、英語を母国語としない学生が多いようですが。
「そうですね、英語を母国語としない学生は多いですね。留学生で、FITTのディプロマを取得し、インターンシップを経験して帰国する学生や、既に移民で、英語と母国語の2ヶ国語(中には3ヶ国語)を活かして、貿易の分野で新たにキャリアを築こうとする学生が多いです。このような国際色豊かなクラスで学ぶことにより、お互いの文化を深く理解し、将来に向けての国際的視野を身につけることができます。」

―FITTプログラムとは、簡単に言ってどのようなものでしょう?
「はい、正式には、IATTO(International Association of Trade Training Organization) という公式団体が認定するFITT(Forum for International Trade Training)ディプロマプログラムのことで、8コース全てを修了(合格)する必要があります。ロジスティックスや、法律、マーケットリサーチなどの科目があり、科目によって、テスト形式とプロジェクト形式に分かれます。どちらも、FITTに学生の答案/プロジェクトを送り、FITTが直接採点をします。このプログラムを受講することにより、国際貿易の基礎をしっかり学べるので、実際の国際貿易の現状をさらに理解することができます。

先日は、マーケットリサーチのプロジェクトをFITTに送りましたが、全国平均が70%のところ、当校の学生の平均点は、85%と、全国平均よりかなり高い結果になりました。


★ビジネスの知識を身に付け、スキルを一緒に磨きましょう!
(Tom先生:Sales Strategy, Conflict Management, Human Resourcesから、Word Processing, Spreadsheet, Databaseなど様々なコースを担当する。学生に教えるだけでなく、毎日学生から学ぶことが沢山あると語る。)

―Tom先生は、ご自身でビジネスをされていると伺いましたが。
「はい、そうです。Coachingのビジネスを始めて、8年になります。セールスやマーケティング、またゴール設定など、ビジネスコーチングをしています。同時に起業やファイナンスについてのコースを、スクールボードで教えていて、少しでも、起業する方々の助けになることができたらと思っています。」

―今日の授業では、どのようなことを教えられましたか?
「はい、今日は、セールスストラテジーの授業をしました。今日の授業で、特に強調した点は、どのビジネスでもそうですが、『クライアントをよく知ること』と、『クライアントと信頼関係をしっかり築き上げること』です。そして、セールスの場なら、クライアントに何かを売りつけるようとするのではなく、クライアントがどういうものを必要としていて、どういうものがなくて困っているかなどの状況を把握し、問題を解決する側にまわりなさいということです。
そうするには、商品知識を身に付けるのはもちろんのこと、クライアントが何を求めているかといったことをよく知らなくてはいけません。つまり、『クライアントをよく知ること』なのです。そして、セールスといって売ることばかりに集中するのではなく、クライアントの問題解決にまわれば、自然と『クライアントとの信頼関係確立』にも結びつくのです。
私のビジネス経験を最大限に生かして、実際のビジネスシチュエーションに即したトレーニングを心がけています。



★学校と授業の風景

学校ビル

創立当初の
クラスの様子

コンピューターラボ
いつも笑顔で
対応してくれる 受付
卒業式
励ましあった仲間と
ハイ、ポーズ!
卒業式
嬉しさいっぱいの
卒業生



<取材後記>

Sprott-Shaw Community Collegeは、創立1903年と長い歴史を誇るビジネスカレッジで、キャンパスをカナダ西部に多く持つことから、知名度も高く、信頼の置けるカレッジです。日本人留学生には、ホスピタリティー関係、ビジネス関係、貿易関係のプログラムが人気のようです。(移民の方には、ヘルスケア―関係のプログラムも人気があります。)プログラムによって、カナダ人/留学生の割合は異なりますが、どのプログラムでも、留学生が授業についていけるようサポート制度がしっかりしています。また私立のカレッジで、唯一プログラム修了後の特別ワークビザ(規定を満たす必要あり)の申請が認められているというのも、Sprott-Shaw Community Collegeが留学生に人気の理由でもあると思います。

バンクーバー校には、日本人留学生アドバイザーのTAKAKOさんが常勤していて、学生は、プログラム選択、インターンシップなどカウンセリングを受けることができます。とても親身になって相談にのってくれると、学生から好評です。

レポート Jpcanada.com取材班(Kiki)



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