2009.3.27.
Vancouver Premier College
『カナダ人学生が多く通う、バンクーバーで一番古いホスピタリティーの専門カレッジ』
1998年にバンクーバーで最初に創立された、ホスピタリティー専門カレッジ。以来、地元のカナダ人学生だけでなく、留学生にも門戸を開き、優秀な人材を育成。卒業生の75%がホスピタリティー関係の仕事に就き、20%が大学に編入、更にホスピタリティーの勉強を続けるという。現時点では、日本人留学生の割合が2.5%、日本人の少ない学校でホスピタリティーのプロを目指したい方にお勧め。どのコースにもプラクティカム/Co-opがあり、実務経験が積めるのも大きな魅力。
→2001年のVancouver
Premier College取材ページはこちら
★経験豊富で優秀な講師が、学生一人一人の可能性を、最大限に引き伸ばす指導をします!
(Akikoさん:Admissions
Executive、留学経験豊富で明るいスタッフ。学生の質問や相談に丁寧に応じる。)
−プレミアカレッジはどのような学校か簡単に教えてください。
「はい、当校は1998年創立のバンクーバーでは一番古いホスピタリティーの専門カレッジです。よって、ネームバリューはもちろんの事、講師は全員ホテルでの長い勤務経験があり、業界とのコネクションも強く、結果、卒業生の高い就職率を誇ります。また、当校では、4ヶ月(一学期)に一度、ホテルのマネージャーを集め、学生との対話を行うイベントも開催しています。
学校の雰囲気としては、講師、スタッフともにフレンドリーで、スタッフ、先生、学生との距離が近く、とてもアットホームな感じがします。私を含めスタッフが、悩み、進路など細かい学生ケアーにあたります。学生は、85%が地元のカナダ人学生(移民も含む)、残りの15%が留学生でメキシコ、ブラジル、韓国、インド、中国からの学生が主で、日本人留学生はたったの2.5%にとどまります。(2009年3月現在)
コースは、Hospitality Management Diploma プログラム、Hospitality
Operations Diploma プログラム、Hospitality Experience プログラム、Certificate of Specialization in Food Service Management (4 months) (AH&LAサティフィケート取得可能)の4つからなり、知識・スキルが身に付けられるだけでなく、職務経験も得られるよう、プラクティカムやCo-opを行う事が可能なプログラムです。また、ディプロマプログラムでは、AH&LAのホスピタリティーの資格が取得できるだけでなく、大学へのトランスファー(編入)システムも整っています。バンクーバーコミュニティーカレッジ、ダグラスカレッジ、キャピラノ大学、ロイヤルローズ大学、そしてハワイやスイスの大学へ単位移行ができます。当校での授業は1年なのにも関わらず、大学2年分の単位として認める大学も多く、3年次への編入ができるので、学位を3年という短期間で取得する事が可能となります。最後に、Hospitality
Experience プログラムは、今春開講の新プログラムで、ワーキングホリデーや、英語力に不安を覚える留学生を対象に、ホスピタリティー産業での実務経験を得たい方を応援するプログラムです。プログラム期間は8、10、12ヶ月から選べ、プログラム期間の半分(それぞれ4、5、6ヶ月)がCo-op(有給)となっています。」
−あきこさんご自身、留学経験が豊富だと伺いましたが。
「はい、姉が留学していたニュージーランドを訪れたのがきっかけで、中学3年の時にニュージーランドに留学しました。高校2年のときに、カナダの高校に移り卒業、その後、BCITでビジネスマネージメントのコースを取りました。BCIT卒業後は、日本とカナダを行き来しながら、働いていましたが、2005年にカナダの移民権を取得、その後は、カナダに生活の拠点を置いています。自分の経験を生かして、留学生活、進路、就職など、皆さんにアドバイスができたらと思っています。」
★学生は、Co−opを通してかけがえのない体験をし、充実した毎日を送っています!
(Rob先生:インストラクター兼Co-opコーディネーター)
―Co-opのシステムについて教えてください。
「はい、Co-opは、授業で学んだ知識を応用して、実践の場で実習を行う事を目的にしています。当校では、1学期間、Co-op、つまり仕事のみをする期間を設け、学生がCo-opに集中できるようにしています。Co-op先は、学生の希望に合わせ、通常、ホテル、レストラン、リゾートなどとなっています。ホテルは、ヒルトン、デルタ、ホリデーインなどの有名ホテルから、家族経営のような小規模ホテルまで選べます。Co-op先での仕事内容も、学生の希望をもとに決めますが、エントリーレベルのポジションであるバンケットサーバーをする学生が多いです。」
―Rob先生のCo-opコーディネーターとしての仕事は何ですか?
「はい、学生の希望に沿ったCo-op先を見つけるのが私の仕事です。そして、Co-op開始後は、だいたい3週間毎に学生にEメール又は電話でのフォローアップを行っています。学生の多くが、Co-op先で、貴重な体験を得、充実した毎日を送っています。稀なケースではありますが、Co-op先に不満な場合は、Co-op先の変更も視野に入れ対応しています。」
★将来は、日本のホテルでコンシェルジェとして働きたいです!
(Nanaさん(写真右):アメリカで短大を卒業後、2008年4月からプレミアカレッジにてHospitality Operations
Diploma with Practicumコース受講中。)
−どうしてホスピタリティーの勉強をされようと思ったのでしょう?
「はい、日本で8ヶ月、ホテルでバイトをし、興味を持つようになりました。英語力はもちろん、ホスピタリティーにおける資格も取りたいと思い、ホテル関係の学校を探した所、カナダとスイスに多い事がわかりました。私は、アメリカで短大を卒業していることもあり、隣のカナダに行って勉強しようと決めたのです。」
−プレミアカレッジに決めたのはどうしてでしょう?
「はい、バンクーバーには、ホテル・ホスピタリティー関係の学校が沢山あるのですが、多くが留学生向けということがわかったので、地元のカナダ人向けの学校に行きたいと思い、プレミアカレッジに決めました。」
−授業や課題で大変だったことは何ですか?
「コース開始当初は、ホスピタリティー関係の専門用語を覚えるのに苦労しました。大変だったコースは、2学期目のマーケティングコースです。プロジェクトが沢山あって、こなしていくのが大変でした。オリジナルのツアーやホテルを構想する課題があり、例えばホテルなら、コンセプトを決め、どのような客向けで、ファシリティーはどのようなものかなど、細かく決めていくもので、大変でしたが勉強になりました。」
−これからの予定、また将来の夢は何ですか?
「そうですね、カナダのホテルで1−2年働いて経験を積み、その後は日本のホテルで外国人のお客様に日本を紹介したりしたいです。コンシェルジェになって、お客様のお世話をしたいです。」
★ホスピタリティーコースでは、人と接する術が学べます!
(Hubert先生:経験豊富で面白い先生。旅行好きな事から、毎年夏は長いホリデーを取って、旅行をされているそう。)
−経歴を教えてください。
「はい、ヨーロッパでトレーニングを受け、オランダ、スイスでシェフとして長年働いていました。カナダ大使館で勤務したのをきっかけに、1974年にカナダに移住、その後、バンクーバー、カルガリーなどフォーシンズホテル開業にフード&ビバレージ部門の責任者として大きく携わりました。その後、バンクーバーのホテルジョージアなど有名ホテルで勤務していました。
1988年に、BCITから講師として誘いを受け、講師の道に転向、BCIT、バンクーバーコミュニティーカレッジで教鞭をとり、96年にはクワントランユニバーシティーカレッジにてホスピタリティープラグラムを立ち上げました。(残念ながら、2003年に政府助成金が大幅にカットされた事から、プログラムは中止となりましたが・・・。)その後は、プレミアカレッジなど私立専門学校で教えています。当校では、リゾートマネージメントプログラムを立ち上げました。」
−Hubert先生は、どのモジュールを担当されていますか?
「はい、自分で立ち上げたリゾートマネージメントはもちろん、アカウンティングなど他の先生が教えたがらない教科を担当しています。(笑) 教えていて楽しいコースはヒューマンリソースのコースで、リーダーシップ、スーパービジョン、モチベーションなどのトピックを教えています。」
−授業形態を教えてください。また、クラスはどのような感じですか?
「授業は、AH&LAの資格試験があるので、教科書をメインに使いますが、他にもフィールドトリップ、プロジェクト、ゲストスピーカ−などバラエティーに富んだ形式で進めます。先日は、学生がホテルに出向き、マネージャーにインタビューをし、それをまとめ、プレゼンテーションを行う課題を課しました。お客様とのコミュニケーションも大切なので、プレゼンテーションなどコミュニケーションスキルを重視しています。試験があると言いましたが、しっかり授業に出席して勉強していれば、落ちることは滅多にない試験なので、ご安心を。」
−ホスピタリティーを勉強しようとされている方へ一言お願いします。
「ホスピタリティーのスキルというのは、世界中どこででも使えるだけでなく、どの産業に従事してもとても大切なスキルだと思います。というのも、ホスピタリティーのスキルは、PEOPLE SKILLだからです。お客様(人)をどのように心地よくさせるか、どのように接するか、人と接するときの態度、エチケットなどは、ホスピタリティーに関わらず、生きていく上で非常に大切なスキルです。そういった生きていく上で大切なスキルが習得できるのが、ホスピタリティーコースだと思います。」
★将来の夢は、カナダでレストランを開くこと!
(Arianaさん:ブラジルからの留学生、カナダの高校を卒業。現在はHospitality
Management Diploma with Practicumコース受講中。)
−今回プレミアカレッジに入学を決めた理由を、教えてください。
「はい、私はブラジル出身で、高校生の時にカナダに留学しました。卒業後、ブラジルに戻り、国際ビジネスを勉強していましたが、自分のやりたい事ではないということに気付き、バンクーバーに戻ってきたのです。プレミアカレッジに入学を決めたのは、友人がプレミアカレッジに通っていて、とても良い学校だと聞いていたからです。先生が良いだけでなく、スタッフがとても親切で何でも快く助けてくれると聞いていました。」
−学校はいかがですか?今はどのようなことを勉強していますか?
「とても楽しく、充実しています。今は、プログラム開始8ヶ月目で、ハウスキーピングのモジュールです。例えば、シーツやカーペットにお客様がしみをつけた時に、どのようにしみを落とすか、何を使って洗うかでどのような化学変化が起こりしみが落とせるのかを学び、とても興味深かったです。」
−現在はプラクティカムもされているようですね。
「はい、バンクーバーのシェラトンウォールセンターでバンケットサーバーとしてプラクティカムをしています。4ヶ月で、200時間をこなす予定です。色々な学校からプラクティカムの学生が来ています。また、プラクティカム後に採用になる学生が多いと聞いているので、今後が楽しみです。」
−将来のゴールを教えてください。
「はい、カナダに移民したいと思っています。食べ物が好きなので、自分のレストランを持ちたいですね。それでないなら、ホテルで、マネージメントに携わるのにも興味があります。」
★プラクティカムで、色々な人種の人と一緒に働いたことは、貴重な体験となりました!
(Keitaさん:バンクーバーに高校留学、卒業、現在プレミアカレッジの大学トランスファーコース、4学期(16ヶ月)目。)
−カナダに高校留学をされていたそうですね。プレミアカレッジに行こうを思われた理由を教えてください。
「はい、バンクーバーで高校卒業後、日本に一時帰国したのですが、もともとホスピタリティーの分野に興味があった事と、バンクーバーが2010年のオリンピック開催地に選ばれた事で、バンクーバーのホスピタリティーの学校に行きたいと強く思うようになりました。インターネットで、バンクーバープレミアカレッジのサイトを見つけ、授業の内容はもちろん、プログラムが一番充実しているようだったので、プレミアカレッジに入学を決めたのです。」
−学校、授業はどのような感じですか?
「セメスター毎に新しい学生が入ってくるので、学校の雰囲気もそれに合わせて変わりますが、学生皆とても仲が良く気に入っています。留学生は少なく、カナダ人や移民の方がほとんどです。
授業は、いつも教室内ばかりではなく、フィールドトリップで、ダウンタウンのホテルに行って、キッチンを見せてもらったりもします。クラスは、少ない時で5人、多い時でも20人くらいです。プレゼンテーションやプロジェクトなど、グループワークが多いですね。モジュールや先生によって、進め方が異なりますが、宿題が多い時は一日2−3時間勉強していました。」
−プラクティカムはいかがですか?
「はい、シェラトンホテルでバンケットサーバーとしてプラクティカムをしました。バンケットサーバーは、学生や経験のない人ができるポジションで、結婚式のレセプション(宴会)の準備やレセプションのサーバーとして仕事をこなしました。授業で学んだことを実践で試せたので、とても良かったです。また、色々な人種の人と一緒に働いたことは、貴重な体験となりました。」
−将来はどうされたいですか?
「プレミアカレッジには、大学にトランスファー(編入)するつもりで入学しました。今は、大学に編入するか、カナダのホテルに就職するか、または日本に帰って日本のホテルに就職しようかで、考え中です。」
−これからプレミアカレッジに入学されようと考えている方に、一言お願いします。
「はい、プレミアカレッジでは、きちんと勉強すれば、先生が色々サポートをしてくれます。また、スタッフがフレンドリーで、学生同士も仲が良いので、楽しく勉強できる良い学校だと思います。」
★学校と授業の風景
|
|
|
学校入口は、2階
|
豪華な雰囲気の学校入口
|
これからプラクティカムに
出かける学生達
|
|
|
|
Beverageのクラス
演習
|
校内全員の朝食を
作るキッチン実習
|
ホテルマネージャが学生の
質問に答えるミーティング
|
<取材後記>
バンクーバーのダウンタウンからバスで10分程度、交通の便の良いブロードウェイ沿いに位置するバンクーバープレミアカレッジ。プレミアカレッジのプログラムを修了すると、ホスピタリティー産業で仕事をするのに、十分な知識、スキル、(プラクティカムまたはCo-op付きのプログラムを選択した場合)実務経験が得られるということで、強力なプログラムだと思いました。また、留学生が少ない(日本人は特に少ない!)ので、カナダの学校の雰囲気を楽しみたい方には、お勧めの学校だと言えるでしょう。
日本人スタッフのアキコさんは、とても親切でしっかり学生ケアーをしているので、学校や就職、生活、ビザの相談など、きちんと対応してくれます。また、プラクティカムとCo-opそれぞれにコーディネーターがいて、プラクティカム・Co-op中のフォローアップも万全です。
2010年の冬季オリンピック開催地であるバンクーバーで、ホスピタリティーを勉強されたい方に、是非お勧めの学校です。
レポート Jpcanada.com取材班(kiki)
|
|