2009.08.07.
Royal Canadian Institute of International
Studies
(RCIIS)
『インターンシップ、ビジネス英語の定評校、発音矯正も人気』
ビジネス英語をしっかり勉強して、インターンシップに挑戦されたい方にお勧めの学校。受講生は、インターンシップを帰国後の就職活動に役立てたい方や、カナダでの就職につなげたい方が多いという。他に、STARプログラムという発音矯正コースもあり、英語のネイティブスピーカーのように話せるようになりたい方には、魅力のコース。
★ビジネスに関するスキルや知識をしっかり身に付け、8週間でインターンシップができるレベルまでもっていくプログラムです!
(Laura先生:15年以上のビジネス経験(マネージメントレベル)を持ち、長年セールスのトレーニングを手がける。2000年にTESLの資格を取得後、私立高校やトロント大学でESLを教える。RCIISには、2008年11月から勤務。ご両親が移民なので、ESLとビジネスとをあわせた仕事をしたいと長く思っていたと言う。)
−先生の担当するBusiness Communication Diploma Programについて教えてください。
「はい、これは月曜から金曜、午前9時から午後1時のプログラムで、期間は8週間、定員は12名という少人数制のクラスです。このコースは、ビジネスの場で必要とされる知識の習得、そしてビジネスコミュニケーション能力を集中的に伸ばす事を目的としています。受講条件は、中級レベルの英語力(TOEIC600点)です。ある一定以上の成績を修めた学生は、インターンシップをする事ができます。」
−授業では、どのようなことをするのですか?
「はい、最初の1ヶ月は、ビジネス用語や、広告、マーケティングなどビジネス全般の知識を身に付けます。2ヶ月目は、ビジネスコミュニケーションに重点を置き、面接のスキル、プレゼンテーション、ビジネスの場での問題解決などについて勉強します。プレゼンテーションの課題が何度もあり、Ad
キャンペーンといって、学生が実際に品物を売るプロジェクトをします。このプロジェクトではある商品を選び、1分間のテレビコマーシャル、45秒のラジオコマーシャル、そしてパンフレット作成を行います。
また、授業では、頻繁にグループディスカッションを行っています。そうする事で、学生が話す事自体により自信を持つことができるからです。それだけでなく、文の中で、適切な単語に強勢(ストレス)をつけることで聞き手をより説得する事ができるので、その点についても指導しています。また、実際の職場のように、ティームビルディングも大切だと思っています。卒業後は、FACEBOOK(日本のmixiのようなもの)で、卒業生が近況を話し合ったり、情報交換をしたりと連絡が取れるようにしています。」
★何事にも積極的で、広い視野を持ち、やる気のある態度がインターンシップ成功の秘訣です!
(Tongさん:ディレクター兼インターンシップコーディネーター)
−RCIISは、インターンシップにおいて定評がある学校だと伺いましたが。
「はい、その通りです。当校では、まだ留学生対象のインターンシップがほとんどなかった2004年からインターンシッププログラムを提供しています。大手企業を含む多彩なインターンシップ先、そして長年の経験により企業と学生の希望をもとにしたマッチングで、手配率100%を誇るだけでなく、企業との大いなる信頼関係を築いています。インターンシップ先は、500社にのぼり、大手銀行、金融、航空会社、百貨店、ホテル、自動車メーカーなど大手企業も多々名を連ねます。」
−インターンシップは誰でも出来るのですか?
「いいえ、ビジネスコミュニケーションプログラムの受講者で、なおかつ一定の成績(出席率90%以上、成績70%以上)を修めた方というのが条件です。プログラム開始の週に、オリエンテーションを行い、インターンシップで何が得られるのか、どうすればインターンシップができるのか、どのような学生がインターンシップで成功するかなど、具体的に話します。
プログラムが半分終わる頃、インターンシップ希望者とコーディネーターである私との個別面談が始まります。個別面談では、インターンシップの更なる説明、そして英語力、経験、スキルの確認、また学生から希望を聞きます。それをもとに、学生が何をしたいのか、何ができるのか、そして受け入れ先の求めている英語力を総合的に見て、マッチングするのが、私の仕事です。私との個別面談は、納得いくまで何度でも受け付けています。
インターンシップ受け入れ先の候補が決まった学生には、インターンシップ先での面接が始まります。採用が決まった場合は、開始日、時間、仕事の内容など、細かい説明を行います。不採用の場合は、次のインターンシップ受け入れ先候補で、更に面接をしてもらい、インターンシップ先が決まるまでしっかりサポートを続けます。もちろん、インターンシップ中のサポートもしっかり行っています。」
−どのような学生がインターンシップで成功すると思われますか?
「そうですね、何事にも積極的で、広い視野を持ち、やる気のある態度がインターンシップ成功の秘訣だと思います。会社の役に立とうという姿勢も大切ですね。インターンシップ終了時には、企業から評価表又はリファレンスレター(推薦状)がもらえますが、中には、そのまま企業からジョブオファーをもらった学生もいます。」
★STARプログラムは、きちんと話しているつもりでも頻繁に聞き返されたりと自信をなくしてしまうような経験をされた方に、是非お勧めしたい発音矯正コースです!
(Joseph先生:大学では英語と演劇を専攻、日本でも英語を教えた経験がある。このSTARプログラムを担当して2年になる。)
−このSTAR(Stage Techinique Accent Reduction)プログラムについて教えてください。
「はい、これはRCIIS独自のユニークな発音矯正プログラムで、定員10名を限度にした少人数制、月曜から金曜2時から5時のクラスとなっています。ステージテクニックというので、おわかりかとも思いますが、もともとステージパフォーマーがはっきり話す為、またハリウッドの俳優がブリティッシュアクセントやオーストラリア人役を演ずる際に、訛りのある英語を習得するのに使う方法です。」
−授業は、どのように進めるのですか?
「授業開始後2週間くらいは、鏡を見ながら、口の周りの筋肉の動きや口の形を意識しながら勉強を進めます。日本人が苦手なのは、例えば[ア]という母音、日本語なら1つですが、英語なら、舌の位置を変えることで色々な[ア]の音があります。なので、口を鏡で見ながら、発音を練習します。それになれてきたら、劇の台本を使いながら、イントネーションやストレスの練習をします。」
−どんな学生にお勧めのコースですか?
「きちんと話しているつもりでも、頻繁に聞き返され自信をなくしてしまうような経験をされた方は多いと思いますが、そういう学生に是非お勧めしたいコースですね。このコースで発音を学ぶだけでなく、イントネーション、抑揚、ストレスをきちんとつけ、表現豊かな表情で話す事で、だいぶネイティブに近い英語を話せるようになります。」
★ビジネス英語が学べ、インターンシップに強い学校と聞いたので、RCIISに決めました!
(Harukaさん:大学卒業後、ワーキングホリデーで渡加。高校では英語コースに在籍、大学卒業時にTOEIC800点を持つ。)
−今回は、どうしてカナダ行きを決められましたか?また、RCIISに入学を決められたのは、どうしてですか?
「はい、私は高校で英語コースに在籍していたものの、大学では法律専攻だったので、英語に触れるチャンスが全くありませんでした。卒業後、また英語環境に戻って英語の勉強をしたいと思い、カナダ行きを決めたのです。RCIISに通うことは、日本から決めてきました。留学エージェンシーに、普通のESLでなく、ビジネス英語が学べ、インターンシップに強い学校を紹介して欲しいと言った所、RCIISを薦められたのです。ワーキングホリデービザでの滞在なので、インターンシップ経験を活かして、その後カナダでの就職につなげられたらと思っています。」
−実際に通学されていかがですか?
「想像していたより、良かったというのが正直な感想です。厳しくする所は厳しく、イヤでも学ぶ姿勢にさせられます。(笑)クラスメートも英語レベルが高く、刺激になりますね。また、今月のLaura先生は、とても情熱的で、良いですし、他の先生も皆良かったです。」
−授業で大変なことは何ですか?
「はい、1ヶ月目も2ヶ月目もプレゼンテーションが多いですね。プレゼンは、インフォーマルなのは毎日、フォーマルなのもグループでするものが3回、1人でするものが2回あります。私は、コンピューターが全然ダメなので、パワーポイントなど英語以外で勉強することが沢山あります。なので、いつもプレゼンテーションの準備に追われている感じです。でも、おかげで人前でしゃべることに自信がついたので、良かったです。」
−インターンシップ先の面接に、合格されたそうですね。どのようなインターン先に決まりましたか?
「TV distribution companyといって、TV番組(作成されたもの)をTV局に売る会社に決まりました。私は、マーケティングに関わりながら、オフィスで働きたいというのがインターンでの希望だったので、この会社になりました。面接は、とてもフレンドリーな感じで、インターンで何を学びたいかを聞かれました。この会社は、デザインとか契約関係もやっているので、やりたい事を、どんどん頑張って下さいと言われました。また、英語力やコンピュータースキルについても聞かれました。インターン開始が楽しみです。」
★この学校の良い点は、机に向かって勉強するのではなく、実際に何かをやりながら学ぶ点です!
(Yuyaさん:大学を1年休学しての留学。在学中に留学をしたいと昔から思っていたそう。大学では英米文化専攻。)
−どうして、RCIISを選ばれましたか?
「はい、留学エージェンシーに、薦められて、トライアルレッスンを経てこの学校に決めました。日本にいる時から、英語でビジネスを学びたい、インターンシップを絶対したいと思っていたので、インターンシップに強い学校を探してもらいました。エージェンシーには、『ビジネスって言ったらRCIISという感じで評判の良い学校』と紹介されました。実際にトライアルレッスンを受けてみて、小規模で、アットホームで授業にしっかり参加できる学校だと思い、決めました。この学校の良い所は、ただ机に向かって勉強するのではなく、何かをしながら実際にやりながら学ぶ点です。例えば、マーケティングなら、仮想のケースにそってどういったマーケティング戦略をとるか、実際にプレゼンテーションをしてどのように商品をアピールするかといったようにです。」
−発音矯正のクラス、STARも受講されたとの事ですが、いかがでしたか?
「はい、これもやりながら、勉強するクラスでした。基本的な母音の発音からしっかりおさえ、イントネーションを学びました。劇の台本を見ながら、せりふをいう練習もしました。それを通して、どこにストレスを置くかということを意識するようになり、普段の会話でも発音だけでなく、イントネーションやストレスをより意識するようになりました。ラッキーな事に、たまたま学生は私1人だったので、マンツーマンでしっかり指導を受けることができました。
発音が上達したと感じたのは、先日友人とビリヤードに行ったときに、カナダ人のウェイトレスの人が僕の英語を聞いて、カナダに長く住んでいる人の英語だと思った事です。」
★インターンシップを通して、本当にたくさんの事を学びました!
(Tomokaさん:卒業生、Toronto
Board of Tradeで2007年にインターンシップを経験)
−インターンシップ先とインターンシップ内容について教えてください。
「2007年1月から、『トロント ボード オブ トレード』にてインターンシップを始め、人事部にて給与支払と年金制度について学んでいます。
仕事内容は、例えば全雇用者の出社カレンダーを集め、病欠・休暇・個人予定など全情報をコンピューターに入力などです。また、政府に対し、年金制度・雇用保険・労働賃金などの調停要請も書きました。時々、定額給従業員・時間給従業員に対し、昨今カナダ全土の多くの企業で使われている給与支払システムを使わせてもらうこともあります。
更に、人事部では履歴書の選別なども手伝わせてもらいました。様々な履歴書を見ることが出来たのは、とてもいい経験でした。」
−インターンシップを通して学んだことは何ですか?
「インターンシップを通して、本当にたくさんの事を学んできました。1つ良かったことは、母国語が英語ではないたくさんの移民の方に会えたことです。初めてカナダに来た時は、自分の英語に自信がなかったので、この国で仕事が出来るとは思ってもみませんでした。しかし、カナダ人たちと同じ役職や条件で、対等に働く移民の方々をたくさん目の当たりにした事で、とても励まされ、こんな風に考えられるようになりました。"私でも、カナダで就職できるかもしれない!"」
★学校の様子
|
|
|
学校の入っているビル
|
学校のみんな
|
プレゼンテーションの様子
|
|
|
|
口の動きをしっかりチェック
発音のSTARプログラム
|
IKEAでインターンシップを
した生徒
|
オフィスでインターンシップ
|
★RCIISはビジネスとインターンシップにおいて定評のある学校です!
(Sachiyoさん:日本人カウンセラー)
−貴校は、2009年のトロントのベストビジネススクールに選ばれたと伺いましたが。
「はい、そうです。地元の学生とエージェンシによる投票で、トロント一のビジネススクールに選ばれ、表彰されました。このことからも、ビジネスとインターンシップにおいて定評のある学校だということがおわかりかと思います。」
−日本人カウンセラーが常勤していると日本人学生も安心でしょうね。
「そうだと思います。もともと50-70名の小規模校なので、学生、講師、スタッフとの距離が近く、きめ細かくフレキシブルな対応をしています。更に、日本語の通じるスタッフ(私)がいるという事で、何かの時に安心ですし、また相談などもし易いと思います。」
<取材後記>
トロントのビジネス英語、インターンシップ専門校、RRIIS。小規模校なので、スタッフ、先生、学生との距離が近く、とてもフレンドリーな雰囲気の学校という印象を受けました。その一方で、授業は、インターンシップでカナダの会社に出向くようになるので、しっかりと厳しくやっているようです。この学校の強みは、500にも渡るインターンシップ提携先、そして100%を誇るインターンシップの手配率だと思います。インターンシップを長く手がけている学校なので、提携先と強いつながりがあり、各学生の希望に沿ったインターンシップ先を探すことが可能です。
次に発音のSTARプログラムも画期的な発音矯正法を用いていて、是非受講してみたいコースだと思います。短期間で、日本人訛りを減らし、よりネイティブスピーカーに近い英語を話せるようになるとのことです。
トロントで、ビジネス英語やインターンシップを体験されたい方には、是非お勧めしたい学校です。
レポート Jpcanada.com取材班(Kiki)
|
|