毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報
10.03.05

PERA COLLEGE

『アートに囲まれて、楽しく英語の勉強ができる』
絵の好きな人、アートに興味のある人に朗報!
語学学校でありながらアートの専門学校も兼ねた画期的な学校が開校!
トルコのイスタンブールからやって来たPERA College(ペラ・カレッジ)では、リーズナブルな授業料で、英語とアートを同時に学べます。

「教科書からだけではなく、アートを通して楽しく英語を学べます。」

Behzadさん(ディレクター):ニックネームはBenさん。イスタンブールのペラ・カレッジ本校での勤務を経て、この度バンクーバーに新キャンパスをオープンさせるため来加。
ペラ・カレッジについて教えてください。

「PERA Art Academy Istanbulは、イスタンブールで最も有名な私立アートスクールです。音楽や絵画、彫刻、舞台等、多数のアートプログラムを提供しており、年間1000人を超える学生が通っています。海外からも多くの学生が留学しに来るほど、高い評価を得ている学校です。バンクーバーの新キャンパスでは、ペラ・カレッジの誇るクオリティーの高いアートプログラムとESLプログラムを組み合わせた、新しい形の語学&アート専門学校を展開することになりました。語学学校に隣接したアートギャラリーも設け、世界中のアーテイスト達の作品を展示しています。」

この学校ののESLコースの特徴を教えてください。

「はい。バンクーバーには語学学校がたくさんありますが、映画やスポーツ等のアクティビティーとは別に、アートクラスのアクティビティーがあるのが他のESL校にはない当校の特徴です。アートクラスはカナダ人生徒が中心ですので、普通のESLにはない交流が出来ます。ESLの生徒は、英語の授業以外に、毎週土曜日にアートクラスにも無料で参加する事ができます。

ESLの授業にも、アートの歴史やスケッチ等を積極的に取り入れています。英語以外のことを勉強するのは良い刺激にもなりますし、英語で他の分野を勉強することが英語上達に非常に効果的だからです。これは多くの研究で立証されていますね。アートが精神面に良い影響を与える事も、周知のとおりです。

また、PERAアートギャラリーでは現在7人のアーティストの作品を展示していますが、彼らによる講習やセミナーなども頻繁に行っています。英語を教科書から学ぶだけではなく、実生活に基づいた、生きた英語に接する事が目的です。学校の英語の先生以外との会話の機会を持つことはとても大切です。 当校では、ESLの生徒と地元アーティストとの交流の場を提供することで、生徒がよりカナダ社会に溶け込めるように配慮しています。」

ペラ・カレッジにはとてもユニークな美術留学のプログラムがあるそうですね。

「はい。Italian Culture & Art Education Course は、イスタンブール本校で毎年大変人気のある、1ヶ月間の夏限定(6月、7月、8月)プログラムで、ここバンクーバーからも申し込む事ができます。イタリア・フィレンツェの姉妹校で、彫刻、絵画、古美術品の修復技法等を本格的に学ぶ、グループ留学です。フィレンツェで最も名高い美術学校で、最高の講師陣による非常に質の高いプログラムになっています。午前中は授業を受け、午後は美術館へのフィールドトリップや観光ができるので、イタリア文化を満喫できます。週末にはヴェネツィアやローマ、ピサの斜塔などへの観光に行きます。バンクーバーを出発する時点から、旅行中の移動や観光も、ペラ・カレッジのスタッフと講師が同伴しますので安心です。

宿泊先も当校で手配します。フィレンツェ市内の家具付きアパートを、生徒3人程でシェアします(ベッドルームは一人一部屋)。友達と一緒のアパートになる様アレンジすることもできます。フィレンツェは歴史の長い町ですから、300年前の建物が現在にそのまま残っています。このアパートも古い家屋をモダンに改築した、とても美しいアパートです。学校にも歩いて行ける距離で、大変便利です。

このプログラムは英語研修ではありませんが、授業は全て英語で教えられますし、1ヶ月間ずっと同伴のスタッフや仲間と英語で生活をするので、会話力も身につきます。受講には中級程度の英語力があれば大丈夫です。1ヶ月で特別プログラム・サーティフィケートもとれますよ。」

今後、ペラ・カレッジをどの様な学校にしていきたいですか?

「生徒が飽きずに楽しく通える学校をつくりたいです。彫刻や音楽、インテリアデザイン、グラフィックデザイン、コンピューター・サイエンスやコンピューター・プログラミングのコースも開講していく予定です。アートがもっと身近なものに感じてもらえる様に、リーズナブルで実践的なクラスを提供し続けていきます。将来的には、ここを語学学校とアートスクールだけではなく、様々な分野のアーティストが集まるサロンの様な所にしていきたいですね。作品を展示したり、アーティスト仲間を作ることができる交流の場を作りたいです。」


「絵の楽しさを伝えたい。」

Niluferさん(Art Director/Instructor): 画集も出版されている著名な画家。オイルとアクリル画を専門にご活躍中。
経歴を教えてください。

「昔から絵が大好きだったので、大学でアート(Painting Department)を専攻し、ファブリック・テキスタイルも学びました。その後イタリアに2年間美術留学してディプロマを取得、PERA Art Academy Istanbulで教師からスタートし、後にDirectorに就任しました。ヨーロッパや中国、アメリカ等で過去10年で20以上の展示会に出展しています。毎日5-6時間は絵を描いています。」

ペラ・カレッジのFine Artsプログラムではどんな事が学べますか?

「特に絵画とスケッチに力を入れています。これが全てのアートの基礎となるからです。彫刻にしてもインテリアデザインにしても、ベースにはこの2つがあります。その他には、影の付け方、遠近法、肖像画、ヌード等も学びます。画材を持ってフィールドトリップにも行きます。色彩のクラスでは水彩、パステル、オイル、アクリル等を使ってその違いを学びます。コラージュを制作しながら様々な手法を学ぶことで創造力を高めるクラスや、自分のスタイルを見出すためのクラスもあります。最後に、このプログラムで得た知識、テクニック、スタイルを最大限に活かして作成した作品を、PERAアートギャラリーで展示します。ゼロから教えますので、全くの初心者でも大丈夫ですよ。」

アートを教えるにあたって心掛けている事などがあれば教えてください。

「大学で4年アートを習えば、ある程度の知識とテクニックが得られます。でも私は、それにプラスして生徒一人一人のスタイルを確立させたいと願っています。アーティストは自分のスタイルを持ってこそ一人前ですから。教師として、生徒一人一人をそこへ導いていく事を目標としています。」

アーティストを志す人にメッセージをどうぞ。

「アートの世界では、決して現状に満足して止まってはいけません。常にアンテナを張り巡らせ、作品を生み続ける事が大切です。たくさん旅行をしたり、積極的に他のアーティスト達と交流したりと、感性を磨いて下さい。私達は、アーティストの為の温かい集いの場を作りたいと願っています。ギャラリーでは今後もどんどん新しいアーティスト達の作品を展示していきますので楽しみにしていて下さい。私達と一緒に、バンクーバーに新しいアートの旋風を巻き起こしましょう。」


学校の様子

語学学校とは思えない
おしゃれなエントランス
カフェのようなラウンジ 学校に隣接したギャラリー
ギャラリーに展示された作品 Paintingクラスの様子 英語の勉強もしっかりと

「今なら少人数のクラスで英語が勉強できます!」

Wendyさん(Office Specialist):事務全般を担当する、気さくで親しみやすいスタッフです。大学で心理学を17年間教えた経験を活かし、学生のサポートをしてくれます。
この学校で働いてみていかがですか?

「とにかくボス(Benさん)が良い人なので、恵まれた職場環境です。校内の素敵な内装もとても気に入っています。美術品に囲まれて仕事ができるなんて、なかなかできないことでしょ?生徒達もフレンドリーで気持ちよく働けます。」

この学校の特徴は?

「新しい学校なので、いろいろな可能性があるところです。スタッフと生徒が一緒になってこの学校を作り上げている楽しさがあり、オープンで居心地の良い学校です。ESLの生徒さん達も熱心にアートクラスに参加していて、クラスが終わった後も興奮冷めやらぬ様子で生き生きしています。生徒へのサポートも大切にしていて、毎週ソーシャルワーカーを2人お招きして、移民のことから法律や文化に関することまで、生徒のあらゆる相談にのってもらっています。

この記事の読者に何かメッセージをどうぞ。

「この学校の良さを分かっていただくには、実際にクラスを受けてみる事が一番です。ぜひトライアルレッスンを受けてみてください。」


<取材後記>

ペラ・カレッジが、世界中の都市の中から新キャンパスの開校地にバンクーバーを選んだ理由は、この町の「ゆっくりとした生活リズム」が勉強するのに理想的だからだそうです。実り多い勉強のためには、生徒の心のゆとりが大切だ、とBenさんが話してくださいました。確かにこの学校には、ゆったりと落ち着いた空気が流れています。スタッフの温かい対応と、芸術に対する真摯な姿勢が、この学校をとても居心地の良い場所にしているのです。アートを愛し、アートがもたらす幸福感や感動を多くの人々と共有したいと願う方達でした。

「教科書を暗記するだけが英語の勉強ではない、アートを通して生きた英語を学べる。」というBenさんの言葉に、こういう形の勉強の仕方もあったのか、と関心させられました。本来学ぶというのは、楽しいこと。そんなことを思い出させていただいた取材でした。アートに囲まれ、豊かな気持ちで英語が勉強できそうな学校です。

レポート Jpcanda.com取材班(Mimi)
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