「はい。Banff Education Centre (BEC)は、バンフ界隈で唯一、1年を通して勉強できる語学学校です。アルバータ州のボウバレー内にあるキャンモアという町に位置し、バンフからは車で約20分、バンフ国立公園のゲートまではわずか5分という言う恵まれた環境にあります。もともとはバンフに校舎を構えていましたが、バンフは観光地なので、長い期間滞在する学生のことを考えて、より落ち着いた環境であるキャンモアに引っ越してきました。キャンモアは人口12,000人程の小さな町で治安が良く、他州から移り住む人も多い程住みやすい所です。この町の人々はフレンドリーでリラックスしていて、美しい自然の中でゆったりと生活を楽しんでいます。都会とは全く異なる雰囲気の町ですね。」
「ほとんどの学生がホームステイをしていますが、当校では貸し部屋や学生寮も斡旋しています。滞在期間や好みに応じて、一人部屋から3人以上のシェアルームまでご用意できます。基本的に一人部屋は、ホームステイの食事抜きの様な形です。2人のシェアルームは、2ベッドとキッチンのついたロッジやモーテルの一室、3人以上のシェアルームになると、ユースホステルやロッジの一室をシェアするという形になります。」
「2009年は、65%がヨーロッパ、35%がアジアからの学生でした。国籍は、スイス59%、日本13%、フランス9%、韓国9%、ブラジル5%、イタリア5%と、とても国際的なミックスです。」
「美しい自然環境と、1年を通して楽しめるアクティビティーはもちろんですが、当校は英語の習得もしっかりできる、高い基準をもった語学学校です。生徒へのケアが行き届く様に、クラスは少人数におさえ、プロフェッショナルで経験豊富な優れた教師陣を揃えています。楽しいだけではなく、英語の勉強もしっかりできる、バランスの良い学校だと言えるでしょう。」
「はい。いずれも当校の人気プログラムで、午前中が英語の授業で、午後がアクティビティーのプログラムです。クレジット制のユニークなシステムを用い、学生が自分の好きなアクティビティーを選べるようになっています。アクティビティーにはツアーガイドやアクティビティー・コーディネーターが同伴するので安心です。夏はキャンプ、ハイキング、ラフティング、乗馬、洞窟探検、ヘリコプター・ライド、カヌー、レーザー・タグ、バーベキュー、ヨガ、ビーチ等、冬はスキーやスノーボードの他に、インドア・ロッククライミング、スノーシュー、カーリング、スケート、インドア・ペイントポール、ロード・ホッケー、そり、ハイキング、温泉等を楽しむ事ができます。アクティビティーの代わりにレッスンを選ぶ事もできます。」
山小屋風の校舎 | 授業の様子 | キャンモアの町 |
「はい。長年エドモントンのカレッジで、ランゲージ・トレーニング学科のディレクターをしていました。マレーシアや中国で英語教師のトレーニングをしたり、カナダ政府機関で英語習得の為のカリキュラムを作ったりと、ずっと英語教育に携わる仕事をしてきました。定年退職をしてキャンモアに引越してきたのに、教師をしてないとつまらなくて、またここで英語を教え始めたんです。私は本当に教師の仕事が好きなのね!BECで教鞭をとるようになってもう7年になります。今でもアルバータ州政府のランゲージ・コンサルタントとしても働いていて、移民局と職業紹介所ででワークショップをしています。」
「はい。当校ではCanadian Language Benchmarks(カナダ英語語学基準)に則った授業を行っていて、リスニング、スピーキング、リーディング、ライティングを全てカバーしています。コミュニケーション能力の向上に焦点をおき、習った文法を会話で使って英語力を伸ばすプログラムです。初級レベルでは英語の基礎からスタートして、レベルが上がるごとに専門用語やイディオムを多く学びます。
週毎にトピックがあり、単語も文法もリーディングもそのトピックに合わせた内容にしています。例えば先週のトピックは『お金』だったので、赤字や黒字、浪費、交渉等の語彙を覚え、経済についても学びました。生徒にも特に扱いたいトピックがあればリクエストしてもらう様にしています。今日はカナダの原住民について学びたいとリクエストがあったので、早速その分野の語彙リストを作り、リーディングの資料を集めるつもりです。西海岸側から好きな原住民のグループを選んでリサーチをし、プレゼンテーションをする課題を出そうと思っています。プレゼンテーションは北米英語社会ではとても重要なので、力を入れているんですよ。一週間に一度、トピックに関するライティングの課題も出します。ですから生徒は午後のアクティビティーで遊んでいるだけでは決してありません(笑)。生徒達は勉強する時はきちんとする、遊ぶ時は遊ぶ、とメリハリをつけています。ずっと英語で話していますから、アクティビティーを通しても生きた英語を学んでいるのです。」
「授業は楽しく面白く、が私のモットーです。言語は生き物ですからね!みんな生き生きと勉強するべきです。
私の授業は会話に力を入れたプログラムですが、ただのフリー・ディスカッションではなく、テーマをはっきりさせ、授業で学んだ語彙や資料から会話を構造する事も大切です。授業では、文法や単語を会話の中で使う練習をたくさんします。日本人は文法は良く知っているけど、会話の苦手な人が多いですね。当校はクラスが少人数制なので、話す機会が多くてスピーキングが良く伸びますよ。
またレベル毎のカリキュラムはありますが、各グループのニーズに合わせて授業内容をデザインする様にしています。生徒が勉強したいことはできるだけ取れ入れたいと思っています。」
週末も仲良くハイキング | カヌー | 恐竜の骨が今も眠るBadland |
ラフティング | 絶景の雪景色 | 英語もスノボも上達! |
「はい。この学校はインターネットで検索して自分で見つけました。なるべく日本人の少ない所に行きたかったので、バンクーバーの様な大都市は避けたかったというのと、カナディアン・ロッキーに憧れていたのが主な理由です。実際日本人はとても少ないので、ここにして良かったと思っています。」
「授業はまず、生徒同士のコミュニケショーンから入ります。カジュアルな会話から始まって、次にテキストに入っていきます。ただテキストを読んだり、ホワイト・ボードに書かかれた事をノートに写す様な授業ではなく、会話が中心の授業です。少人数制なので、話す機会がたくさんあっていいですね。先生は、生徒の会話を引き出すためにたくさん話を振って来るので、いつの間にか自分からもどんどん発言できるようになっていきます。教室も、日本のとは全く様子が違います。机が円形に並べられていて、始めから完全に会話をする体制が整っているんです。雰囲気もとてもいいですよ。先生方もとても優しいし、担任のLilli先生はユーモアがあってすごく面白いです。いつも笑いが絶えないクラスです。」
(この話の間も、何を思い出したのか、くすくす楽しそうに笑いながら話すFuyukaさん。)
「はい。この学校はアクティビティーがとても盛んで、毎週いろいろな事を経験できるので楽しいです。豊富なアクティビティーの中から何を選ぶかは自分次第なので、それもとても魅力的だと思います。昨日はみんなでバスに乗り、すぐ近くのバンフ国立公園に行ってハイキングをしました。ラフティングやスカイダイビングも、日本ではなかなかできない事なのでぜひやってみたいです。」
「学校の友達にはアクティブな人が多いので、週末にはみんなで出かけたりして楽しくやっています。小さな学校なので、学校中の人が友達で、みんなとても仲が良いんです。イングリッシュ・オンリー・ポリシーが徹底されているので、学校外でもずっと英語で話しています。私はホームステイをしているので、ホストマザーと一緒にご飯を作って食べるのも楽しいです。」
Banff Education Centeは、世界的に有名なバンフ国立公園からも近い、大自然の中にあります。四季折々の美しい自然と澄んだ空気は多くの人々を魅了し、一度この地を訪れた人はきっとまた来たいという思いを抱くと言います。
治安が良く、くつろいだ雰囲気のキャンモアは、留学生にとっても理想的な環境でしょう。実践的な英語が学べる、高度な授業が受けられます。ここでしかできないアウトドア・アクテビティーもたくさん経験できるに違いありません。
自分とは違う様々な文化を持つ学生と、勉強とアクティビティーを通して深い絆を結び、思い出深い語学留学ができそうです。