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2010.11.19

BRITANNIA COLLEGE

『学生の自習もしっかりサポートする学校』
8月からESLプログラムのカリキュラムを新しくしたBRITANNIA COLLEGE(以下、ブリタニア)で、一月36名限定のユニークなスピーキング強化プログラムが誕生しました。放課後のフリーレッスンやライティング添削、リーディング課題など、無料で受けれる学習サポートも多く、充実した自習環境も提供しています。

「学生が本当に必要とするスピーキングの練習の場を提供したい。」

Jayさん(アカデミック・ディレクター):プロの作家でもあり、「エブリデイ・リーディング」の作成や「自主宿題のライティング」の添削を担当されています。
今回新しいカリキュラムの開講に至った背景をお聞かせください。

「今回新しく開講したイングリッシュ・コミュニケーションズ・プログラム(English Communications Program:以下、ECD)は、学生の声をもとに作られたカリキュラムと言えるでしょう。今まで英語を勉強してきたのになかなかスピーキングが伸びない、もっと英語を話す練習がしたい、徹底的に間違いを直してほしい、という学生の声に答えられるプログラムに仕上げました。学生が本当に必要としていることを追求した結果、学校では学校でしかできないこと、つまり、徹底したスピーキングの練習の場と英語を話す自信を養うプログラムを提供するべきだと考えたのです。

市販の教科書を使った授業は、教師がいなくても学生が家でできることが多く、必ずしもスピーキングの上達には繋がりません。当校ではその点に着眼、独自の教材を開発し、学生一人一人の間違いを丁寧に矯正するスピーキング強化のプログラムを考案しました。文法も語彙も授業でカバーしますが、教科書がメインの授業ではなく、学生参加型の授業です。

学生からの評判はとても良いですよ。入学当初はまったく英語が理解できず話せなかった学生が、数ヶ月で驚くほど英語を上達させ、クラスの中心になって会話を引っ張っていけるようになっています。楽しみながら会話をする授業がベネフィットとなり、英語を話すことへの自信に繋がっていると思います。」

その新プログラム、ECDの特徴とは?

「ECDは、スピーキングに重点を置いた、1レベル8週間のディプロマ・プログラム(4週間ではサーティフィケート)です。全部で4レベルありますが、1クラス最大生徒数を9名までとし、一月36名限定ということで申し込み制限をしています。クラスサイズを小さくおさえることで、全ての生徒が話す機会に恵まれ、学生一人一人が徹底的に教師からの訂正を受けることができます。

プログラムは『正確さ』、『流暢さ』、『発音&イントネーション』、『語彙』のスキル別に4つのモジュールで構成されています。各モジュールがそれぞれの分野専門の講師によって教えられるので、より効率的にスピーキングを伸ばしていくことができます。また、このシステムにより全講師が全生徒を受け持つことになるので、どの講師も生徒全員の弱点と英語の伸びを把握でき、どの学生に何を質問されても的確なアドバイスができる体制が整っています。」


「一人一人の間違いを徹底的に訂正する、ECDプログラム」

Richardさん(英語講師):英語講師でありながら、ご自身もスペイン語、ドイツ語、日本語、仏語を学んできたので、語学習得の難しさや楽しさがよくわかるそうです。ユース・サッカーのコーチもしています。
ECDプログラムの授業内容を教えてください。

「このプログラムはグループ・ワークやペア・ワークを多く取り入れた、コミュニケーション重視のプログラムです。

まず1講目の Oral Accuracy のクラスでは、文法のポイントに沿って正確&完璧に英語を話すテクニックを学んでいきます。ここでは全ての間違いをその場で訂正していく、インスタント・コレクションを行っています。ただ、生徒の文章に間違いがある時はまず、『何かが間違ってるよ』というサインを出し、生徒がそこで自分の間違いに気づき、自力で訂正するチャンスを与えます。そして間違いがなくなるまで文章を作り直し、正確な英語を身につけていきます。発音も同様です。生徒の間違いは全て黒板に書き出し、クラス全員で間違いを直していく、というのがこのクラスの特徴です。授業の終わりにもう一度見直してみんなで復習していきます。

2講目の Oral Fluency のクラスでは、『自然に、そして流暢に話す』というところに焦点を当てています。生徒を中心とした授業スタイルに変え、教師は1歩下がって生徒の会話を聞き、間違いは後から指摘します。流暢に話せる様になることを目的としたクラスなので、のびのびと会話をさせることが大切だからです。『そのセンテンスは文法的には正しいけど、ネイティブはそういう表現の仕方はしないよ。』とか、『ここでは受身を使った方が自然に聞こえるよ。』といったアドバイスもしています。プレゼンテーションや討論をたくさんこなし、人前で話せるような自信を養うことを目的としたクラスです。

休憩をはさんで午後の3講目は Pronunciation & Intonation のクラスです。LとRの違いや、THの発音の仕方など、単語1つ1つの発音ももちろん大切ですが、特に一文としての発音に力をいれています。イントネーションやリンキング、ストレス・パターンに気をつけながらきれいに話す練習をします。ここでも学生一人一人の発音矯正をしています。

そして最後の4講目、Vocabulary のクラスでは、熟語、イディオム、スラングを学び英語を磨きます。例えば、学生は『幸せ』や『嬉しい』を意味する言葉というと“Happy”しか知らない人が多いのですが、Blessed、Delighted、On cloud nineといった違う表現方法も学んでいくというのが特徴です。実際に文を作ってスピーキングの中で使うことで身につけていきます。」

テストはプレゼンテーションが中心だとか。

「はい。毎週金曜日にはプレゼンテーションのテストをしています。Oral Accuracy のクラスでは、その週のテーマに沿った5分のプレゼンテーションが課題になります。生徒は数日かけてリサーチし、あらかじめ話をまとめておくことができます。今週は政治がテーマだったので、政治に関する語彙を学び、各国の政治家や政治システムについてまとめてもらいました。難しいテーマなだけに、やりがいのあるプレゼンテーションだったと思います。

Oral Fluency のテストは、準備期間の与えられない3分間のパワースピーキング・スタイルのプレゼンテーションです。その日その場にならないとテーマを教えてもらえないので、その場で考えをまとめ発表しなければなりません。

毎週テストの後には講師から学生の一人一人に評価表を渡しています。『ここが伸びています。』とか『来週はここに気をつけて勉強しましょう。』といった具体的なコメントをしているので、自習の際のガイドにもなると思います。また、生徒達にもクラスメートのプレゼンテーションを評価させているので、みんな人の話も真剣に聞いていますね。」


学校の様子

ガスタウンにある校舎 受付 会話が楽しくなるクラス
学校でバンドも結成されました。 少人数制なのでみんな仲良し ボウエン・アイランドに遠出。

「様々な学習サポートで、学生の自主学習も応援!」

Asamiさん(マーケティング・マネージャー):オーストラリアとトロントでの留学を経て、学習塾講師、留学エージェント、学校カウンセラーと、教育関係での勤務経験が豊富。常に学生の立場に立ったカウンセリングを心掛けているそうです。プログラムの詳細等、分かりやすく親切に説明してくれます。
授業以外に提供されている学習サポートにはどのようなものがありますか。

「はい。当校では自主的に勉強されたいという学生さんを積極的に応援するために、授業以外にも様々な学習サポートを提供しています。

まず入学時には、『よく出る単語トップ1000リスト』を渡し、自習しやすい最適な環境を提供しています。

それに加え、スピーキング以外のスキルも伸ばしたいという学生のために、文法やリスニングのフリー・レッスンを提供しております。毎週火、水、木の授業の後、3:30から4:00までの30分間です。レッスンは予約制となっており、希望学生が3名以上揃い次第開講しますので、皆さん誘い合って受けていらっしゃいますね。ECDプログラムにフリーレッスンを加えると、週に合計30時間は勉強できることになり、大変人気です。

また、当校では『エブリデイ・リーディング』と題し、毎日のニュース記事からリーディングの課題を作成しています。ロビーの決められた場所にそのプリント記事を置いておいて、学生が自由に持ち帰れるようにしています。記事には穴埋め式の問題が含まれていて、次の日に各自でボードに書き出された答えをチェックし、読解力を確かめます。分からないところがあれば休み時間にどの講師に質問しても大丈夫です。自主的に学べるシステムなので積極的に利用してほしいですね。

一対一のライティング添削も人気です。こちらも自主的に行っていただくものなのですが、履歴書、日記、エッセイなどを書いて提出すると、担当講師が添削をしてくれるというものです。この添削を担当する講師は本を出版している作家なので、グラマーのチェックだけではなくて、趣旨がきちんと述べられているか、文がまとまっているか等といったことも見てくれます。」

ビジネス・コミュニケーション・ディプロマ・プログラムについて教えてください。

「こちらのフルタイム・プログラムは、その名の通りビジネスの場に必要なコミュニケーション能力を養うカリキュラムになっています。セッションAとセッションBのそれぞれ4週間の2部構成になっています。どちらかのセッション1つだけ受講されるとサーティフィケート、両方のセッションを受講されるとディプロマが取得できます。

セッションAの“Job Hunting & Business Writing”では、面接の練習、カバーレターの書き方、仕事の探し方、企業へのコールド・コールなど、仕事を探すテクニックや自分の長所を見つけてアピールするコツなどを学んでいきます。また、仕事を見つけた後のスキルとして、ビジネスレターの書き方、電話応対の仕方、カスタマーサービス等も学びます。

セッションBの“Event Planning & Marketing”では、イベント会場の見つけ方、予算の立て方、スポンサーの探し方、マーケティング方法等を学びます。実践を踏まえたプログラムで、実際にイベントのスポンサーになってもらうよう企業に交渉して、イベントのチケットを作って学校内外で売り、イベントを実行するところまで経験していただきます。みんなで一つのイベントを作り上げていくので、チームワークも養われますね。バーベキュー・パーティーや登山アクティビティー、ミニ・オリンピックなど、今までいろいろなイベントが行われてきました。スポンサーとの交渉次第で、イベント用に豪華な景品をいただくこともあるんですよ。交渉時に、『君の交渉力はすごい。』と評価され、レストランのマネージャー・ポジションのオファーをもらった学生もいます。」

インターンシップ・プログラムもあるそうですね。

「はい。ビジネス・プログラムで英語力を上げてからは、実際にカナダで就業経験を積むことができます。インターンシップ先は当校で斡旋いたします。過去には貿易、ホテル、アカウント関係などで働いた学生もいます。最短8週間からお申し込みいただけます。」


ビジネス・コースの様子

イベントのプラニングは真剣 ビジネス・ハンティング・フェアにも参加 Tim Hortonsでインターンシップ

「この学校に来て英語で話すことが楽しくなりました!」

Satoeさん:3ヶ月ほどプライベート・レッスンを受けた後、ECDを受講中。
ブリタニアで学ばれるようになった経緯を教えてください。

「はい。私は他の学校に通っていたのですが、スピーキングに自信がないため、クラスで話すことが怖くなっていました。このままではいけないと思っていた時に友達がこの学校を紹介してくれて、午前中は前の学校を続けながら、午後にブリタニアでプライベートレッスンを受けるようになったんです。会話にフォーカスしたプライベートレッスンを2〜3か月受けるうちに、だんだん英会話への緊張がほどけていったので、フルタイムのECDを受講することにしました。」

ECDを受講されていかがですか?

「話すことが楽しくなりました。前の学校ではクラスごとに教室を移動してクラスメートも毎時間変わるので友達が作りにくかったんですが、この学校はずっと同じクラスメートと一緒に勉強しているので会話する時間も増えたし、みんなと仲良くなります。前は英語で話すのが億劫だったんですが、今は間違ってても関係なく、もっとみんなと話したい!と思えるようになりました。それがこの学校に来て一番大きな変化だと思います。

学生数が少ないので先生方は一人一人の会話を良く聞いてくれますし、間違っている所を黒板に書いて訂正してくれます。自分も同じような間違いをするので、みんな人の間違いも一生懸命書きとめています。お互いの間違いからも学べるので、そういう教え方をしてくれるのがとてもありがたいですね。それに、前の学校では終了時間が来ればたとえ何かのと途中でもはい、終わりっていうかんじだったんですが、ここでは時間オーバーしてまで教えてくれます。そのため授業が長引くこともありますが、生徒も熱心に授業を受けているので誰も教室から出ようとしないんですよ。」

先生方の印象はいかがですか。

「どの先生も本当に優しくて丁寧に教えてくれます。私はワーホリで来ているので今職探しをしているのですが、履歴書を見てもらえるか先生に頼んでみた所、わざわざその履歴書を持って帰って、ご自宅で間違いを直してくれた上でワードに打ち直してくれたことがありました。きれいに書き直された履歴書が、先生からメールで送られて来てびっくり!私はビジネス・コースをとってるわけではないのに、こんなにしてくれるの!?と感激で泣きそうになりました。本当に、授業料で払ったもの以上のことをしていただいています。もっと早くここに来ればよかったです。」

今回の留学を活かして今後どんな仕事がしてみたいですか。

「日本ではアパレル業界で生産管理の仕事をしていたので、帰国後は海外生産を担当したいと思っています。ここで英語力を身につけて、直接工場と交渉できるようになりたいです。ファッションの知識を深めて日本での仕事につなげて生きたいです。」


「イベント・プラニングから実行まで、一通り経験できて自信がついた!」

Ricardoさん:ブラジルからの留学生。ビジネス・コミュニケーションを受講中。
この学校を選ばれた理由は?

「僕は自然が好きなので、ハイキングやアウトドア・スポーツを楽しめるバンクーバーに来ました。ブリタニアはブラジルでスクール・エージェントに紹介してもらった学校の一つです。英語の勉強と仕事の両方ができるのが気に入りこの学校に決めました。最初にECDで英語力を上げてからビジネス・コミュニケーションでビジネス英語を学び、その後はインターンシップ・プログラムで英語で仕事を経験する、とステップを踏んでいけるシステムが良いですね。」

ブリタニアのどんな所が好きですか。

「いろいろな文化を持った人と交流できるところが好きです。フレキシブルな所も気に入っています。ロケーションもいいですね。毎日ガスタウンに通ってくるのは楽しいです。先生方も親切でアウトゴーイングです。」

ビジネス・コミュニケーションのクラスではどんなことを勉強していますか。

「イベントをプランして実行するという授業では、オーガナイズからチケットの販売まで全てを経験できました。お金を出して参加してもらうイベントなので、みんなに楽しんでもらえるイベントを工夫しないといけません。ハプニングが起きれば解決策を考えないといけないし、当日間近になってイベントを変更することもあったりして責任が重く、最後まで気が抜けない。でもその分、イベントを成功させた時の充実感はとても大きなものでした。僕達のグループではホッケー観戦のチケットを53枚も売ったんですよ。この学校の全学生は36人なので、校外の人にも売れたということです。期待以上に大成功でした!

このクラスはとても面白いクラスで、僕は本当に楽しんで受講しています。理論と実践の両方を学べるのでためになりますね。理論は大切ですが実践はまた別物なので、両方を学んで始めて自信に繋がると思います。」

今後のご予定は?

「このプログラムを終了後はインターンシップ・プログラムで、カスタマー・サービス関係の仕事がしたいと思います。ブラジルに帰ったらここで養った英語力とビジネス・スキルを、エンジニアリングのキャリアに活かしたいです。」


<取材後記>

ブリタニアのスピーキング強化プログラムが、全く新しいカリキュラムになりました。一月36名限定という思い切った少人数制で、よりきめ細かな矯正が期待できそうです。また、リラックスした環境の中で伸び伸びと会話ができるこのプログラムなら、英会話の楽しさを知り、自信を養うこともできるのではないでしょうか。

無料で受けれる様々な学習サポートも大きな魅力です。放課後もフリー・レッスン等で一緒に勉強しよう!という活気に溢れています。

小規模校なので講師、スタッフと学生の距離が近く、みなさんとても仲良し。毎週金曜日のアクティビティーにはほぼ全員が参加し、週末も講師が率先してパーティーを開くなどして、とてもアットホームです。

授業だけではなく、自習も頑張りたい学生にお勧めの学校です。

レポート Jpcanda.com取材班(Mimi)
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