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2010.12.24

Language Studies International (LSI), Vancouver

『世界各国から学生が集まる、アットホームな学校』
世界最大規模の大きさを誇る私立語学学校グループ、LSI(Language Studies International)。バンクーバー校は程よい大きさでアットホームな雰囲気にあふれています。今回はおすすめのケンブリッジ英検対策プログラムと、一般英語コースを中心に取材しました。

「アカデミックかつ、あたたかくフレンドリーな学校」

Christopherさん(ディレクター):ESL教育に長年携わり、教師としての経験も豊富。ケンブリッジ・プログラムのスーパーバイザーでもあり、スピーキング・テストの担当をしています。
貴校の歴史を教えてください。

「LSIのメイン・キャンパスとなるロンドン校は、1965年に創立されました。その後幅広く発展をとげ、現在は世界中に16キャンパスを展開しています。バンクーバー校は1993年に開校されました。創立以来現在に至る40年以上もの間、創立者とその家族により運営され続けています。」

バンクーバー校はどのような校風ですか。

「私達は常にフレンドリーで歓迎的な雰囲気で学生と接しています。安心できる環境こそが、学生の英語留学を有意義なものにすると信じているからです。学生達とのダイレクトな交流は彼らにホーム・フィーリングを与え、私達に守られた家族の一員のように感じてもらえるはずです。私の自宅にスタッフや学生達をよんでホームパーティーをすることも多いですよ。ここ4週間で3回もパーティーを開きました。私は学生達にとって『優しい親戚のおじさん』みたいなものですね。

当校には毎月80人から160人の学生が学んでいます。この数は大き過ぎないちょうど良いサイズなので、学生全員を知ることができます。学生をコーチすることも私の役目ですから、彼らの顔だけではなく、一人一人のことをよく知ることはとても大切です。カウンセリング時には私の教師としての長年の経験も、きっと学生達の役に立っていると思っています。」

語学習得への鍵とは何だと思われますか。

「最も効果的な学習方は、習得したい言語の環境の中に身を置くことです。その国の文化を学びながら現地の人々とコミュニケーションをとることが一番の近道になります。まさに英語で言う”Immersion”ですね。その考えのもとにLSIでは英語以外にも、ドイツではドイツ語、フランスではフランス語、スペインなどではスペイン語も教えています。また、総合的な学習体験を提供するために、ホームステイやアクティビティーにも力をいれて、教室の外でも英語の習得ができる環境を整えています。

ケンブリッジ英検対策プログラムがおすすめとのことですが、どんな学生に適したプログラムですか。

「このプログラムは中・上級以上のレベルを持つ学生向きで、真剣にコミュニケーション・スキルを伸ばしたい学生におすすめですね。しかしカリキュラムはハードで、誰にでもついて来れるプログラムではありません。プログラムを教える方もヘトヘトになるほどです。ですからやる気があり、きちんとした学習習慣を持っていることが絶対条件ですね。

受講前には、海外からでもできるプリ・テストをしてもらっています。そのテストを採点した上で学生一人一人をカウンセリングし、どこをどう頑張るべきかアドバイスしています。受講に必要な英語力がない場合は、先に一般英語コースや、ケンブリッジ英検対策プログラムの準備コース(10〜12週間)を受講してもらいます。英検対策プログラムのトライアル・レッスンは受け付けていませんが、プリ・テストとカウンセリングは無料です。また、準備コースを先に受講することで、ケンブリッジ英検対策プログラムがどんなプログラムなのかをあらかじめ知ることができます。本当に自分に向いているかを確かめるのに試してみるといいですね。

ケンブリッジ英検対策プログラム終了時に取得するサーティフィケートには、学生の英語能力が具体的に記されているので、大学入試や就職など、さまざまな目的に使うことができます

ケンブリッジは難しい試験ではありますが、当校の対策プログラムで学べば、英語力が飛躍的にアップします。現在このプログラムを受けている学生にアンケートをとったところ、全員が『今まで受けた中で最高のプログラム』と答えているんですよ。」


「常にインターナショナルな環境づくりをしています。」

Naokoさん(マーケティング・マネージャー):LSIロンドン校でも勤務経験があり、現在はバンクーバー校とトロント校のプロモーションを任されています。日本語でのカウンセリングも担当しています。
この学校の特徴とはなんでしょう。

「第一に、非常に国際色が豊かな点があげられます。なぜなら、世界中でマーケティングが行えるよう、各地にオフィスを設置しているためです。そのため各国から生徒が集まるので、国籍に偏りが出るということがありません。バランスの良い多文化環境の中で様々な文化に触れ、世界中から集まるクラスメートと常に英語オンリーでコミュニケーションをとることができます。日本、サウジアラビア、ブラジル、韓国、スイス、ドイツ、トルコ、スペイン、コロンビア、フランス、メキシコ、イタリア、ハンガリー、ルクセンブルク、カナダ、ベネズエラ、チリ、中国、ベルギー、台湾、スロベニア、スロバキア、エクアドル、チェコなどからの学生と友達になれますよ。

第二に講師の質があげられます。全ての講師が大学卒業資格とTESLサーティフィケートを保持し、英語を教える資格を持っています。経験豊かで、当校で10年以上勤務している講師が多いのも特徴です。」

ESLプログラムについて教えてください。

「はい。当校の一般英語コースには、週20レッスンの『スタンダード20』と週30レッスンの『インテンシブ30』があります。スタンダード20では、文法、語彙、発音、スピーキング、リスニング、ライティングを学び、日常の様々な場面でのコミュニケーション・スキルを身につけることができます。テキストは教科書以外にも新聞や雑誌など多彩な教材を使用し、ロール・プレイングなどの実践的なレッスンも行います。

インテンシブ30は、午前中はスタンダード20と同じ授業を行います。午後は会話と文化を中心にした授業内容です。午前中に行ったレッスンの応用として、ディスカッションやディベートなどをし、話し方や発音の向上を目指します。1週間からの受講が可能です。

これに加え、24週間以上学びたい学生のために『ISY30』というプログラムも開講しています。こちらはオプションとして、プログラムにビジネス英語や試験対策コース(TOEFL/TOEIC/FCE/CAE)を組み込むことができるので、さらにフレキシブルに英語を学ぶことができます。当校の80%の学生がインテンシブ30あるいはISY30を受講しています。」

読者にメッセージをどうぞ。

「LSIでは学生の目的にあわせてお選びいただける様々なプログラムを提供しています。また、学生がくつろいで学べるように、アクティビティーはもちろん、ホームステイやホテル、寮などの質の高い宿泊施設もご用意しています。LSIで皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。」


学校の様子

学校はこのビルの一階 教室 授業の様子
休憩時間もみんな一緒! レセプション 陽気な学生達

「当校のケンブリッジ英検対策プログラムは、学生の英語力を総合的に伸ばします。」

Lindaさん(英語講師):ケンブリッジ英検対策プログラムを担当。LSIで教鞭をとるようになって15年になるベテラン先生です。
ケンブリッジ英検対策プログラムの概要を教えてください。

「このプログラムは、3ヶ月でケンブリッジ英検に合格するだけの力を養う、集中講座です。リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの全てのスキルを総合的に学びます。文法が占める割合も大きいですね。朝はリーディング/ライティングと文法、午後は別の講師とリスニングとスピーキングという、フルタイムの授業構成です。ライティングには特に力を入れていて、正式な書き方から、カジュアルな書き方、記事、レポート、レビュー、手紙など12の異なるライティング・スタイルを教えています。

教材はケンブリッジの専門書を2冊使用しています。3か月で2冊を終えるということはチャレンジですよ。毎日1〜2時間の宿題と毎週のライティング課題も出ますしね。まるで登山のように試練の多いプログラムです。でも頂点にたどり着いた時の充実感は素晴らしいはず。試験に合格するしないに関わらず、このプログラムを通して学ぶことは非常に多く、大きな成果が得られます。通常のESLプログラムとは比べものにならないくらい内容の濃いプログラムですね。

学生はみんな、『ケンブリッジ英検に合格する』という同じゴールの元に3か月間一緒に勉強に励みますので、とても団結力のあるチームになります。まるで兄弟のように仲が良いですね。」

このプログラムを取る前に学生がするべきことは何ですか。

「しっかりした英語の基礎を作っておかないといけませんね。それから学生にはいつも、リーディングをたくさんするように薦めています。ケンブリッジ英検のリーディング問題は難しいので、普段からたくさんの読み物を読んで訓練しておく必要があるんです。スピードと正確さをもって読み答えができるように、読解力を身につけてください。試験では普段から母国語でもたくさん読書をする人の方が成功しています。」

英語講師として喜びを覚えるのはどんな時ですか。

「それはもう、毎日です!この仕事を通してたくさんの素晴らしい学生との出会いがありました。英語講師をしていると学生からいろいろな文化や考え方を学べるので、その場に居ながらにして世界中を旅しているような気分になれます。学生と接しているうちに、人間は皆同じで、世界は繋がっている、私も学生も地球ファミリーの一員なんだ、ということに気づかされましたね。」


アクティビティーの様子

みんな集まればこんなに
インターナショナル!
バーベキュー・パーティー サッカー

「いろんな国籍の友達ができる学校」

Yukiさん:インテンシブ30(9:00〜4:00までの一般英語コース)を受講中。
この学校を選ばれた理由を教えてください。

「LSIは留学エージェントにすすめられました。私はがつがつ勉強するよりも、会話を楽しめる雰囲気の良い学校を探していたので、あまり大き過ぎず友達のたくさんできるこの学校が気に入っています。」

今日はどんな勉強をしましたか?

「午前中の文法の授業では過去形を勉強しました。最初にプリントを見ながら先生から文法の使い方の説明を受け、そのあとパートナーとその文法を使った会話をしていきます。先生は歩きながらみんなの会話をチェックして、間違ってる所を訂正してくれます。文法の時間でも会話が多く持てるのが良いですね。午後の会話の授業は毎日トピックが変わりますが、今日は自分の部屋の様子をパートナーに口頭で描写する、ということをしました。それを相手を変えて1時間半ずっと繰り返すので、かなりの練習になったと思います。」

この学校のどんなところが好きですか。

「フレンドリーなところですね。雰囲気がとても良いです。全体の学生数も少なめなので、他のクラスの子達もみんな友達で仲がいいんですよ。クラスには12〜13人いますが、先生が全員に話す機会をくれるので多くは感じないです。

それと国際色が豊かで、日本人が少ないところも良いと思います。この学校でヨーロッパ系の友達もたくさんできましたし、親友もできました!お互い英語が母国語じゃないので間違いもありますが、伝えようという気持ちがあればちゃんと伝わるんですね。この学校にはアクティビティーもたくさんあるので、参加するとすぐに友達ができるんですよ。」

英語を上達させるためにしている努力などあったら教えてください。

「私、すっごく努力してます(笑)。カナダに来る前にできるだけのことはしてきたつもりです。

実は以前イギリスに4か月ほど留学したことがあったのですが、その時は学校でも日本人同士で固まってしまって、思ったより英語を上達させることができず、とっても後悔したんです。それで日本に帰ってからは英会話学校に通い、家ではずっと英語のラジオを聴き、英語で独り言を言うようにしていました。そうしたら英語のリズムがつかめるようになってきたんです。その他にも、『フルハウス』のDVDを借りてきて、最初は日本語で、次に英語で見て、分からない単語は調べるということをよくしていました。それでかなりイディオムを覚えたんですよ。キャッチボールの様な英会話ができるようになりたいので、これからもずっと勉強を続けていきたいです。」


「どの学生とも顔見知りです!」

Kimikoさん(レジストラー):マーケティング・ディレクターのNaokoさんとは柔道を通して知り合ったお友達だそうです。いつも笑顔で親切な対応をしてくれます。
Kimikoさんはどういったお仕事を担当されていますか。

「主に学生の入学手続きなどの事務を担当しています。カウンセリングを通して、学生一人一人に最も適したプログラムをお勧めしたり、LSIの他都市への転校手続きもしています。オープン・ドア・ポリシーで、いつでも学生が相談に来れるような雰囲気を心掛けています。小さな学校なので学生みんなと仲良くなれて、とっても楽しいですよ。」

入学手続きをとる前にレベル・チェックができるそうですね。

「はい、当校のウェブサイトでLSIのオンライン・テストを無料で受けることができます。テストはこちらで採点し、それをもとにいろいろなアドバイスをしています。一般英語プログラムは初級レベルからクラスがありますので、入学前の準備勉強は必要ではありませんが、自分のレベルを知る目安にもなりますし、カナダに来る前に苦手な所を知っておくと、これからの勉強も効率的にできると思います。

入学初日は当校で改めて文法とスピーキングのレベル・テストを行い、最も適したレベルに入っていただいています。」

トライアル・レッスンについて。

「一般英語クラスのトライアル・レッスンを毎週行っています。詳しくは、下記リンクよりお気軽にお問合せください。」


<取材後記>

その名のとおり、とても国際的な語学学校、Language Studies International (LSI)。

取材に伺ったこの日は、ケンブリッジ英検の試験日にあたり、たくさんの学生が5時間にもわたる長くハードな試験を受けていました。それでも休憩時間にラウンジに出てきた学生達は、流暢な英語で談笑し、リラックスした様子。誰かが鼻歌で歌いだしたクリスマス・ソングが、瞬く間にその場にいた学生みんなによる大合唱になるほどでした!その陽気で和気あいあいとした様子から、この学校が学生達にとってまさにアットホームな場所であることがうかがい知れました。

ディレクターのChristopherさんは、常日頃から学生達に異文化や国際情勢を理解することの大切さを伝えていらっしゃるそうです。学生には常にお互いの国について話し合い、理解を深め合っていって欲しいとお話されていました。その願いに答えるかのように、この学校の学生達はとても仲良しです。昼休みはみんなで誘い合って、互いの国の料理を食べに行くのだとか。大人数でレストランに繰り出し、互いの食文化を紹介し合い、一緒に食す・・・とても素敵な文化交流ではないでしょうか。

一般英語プログラム受講資格は16歳以上と他校より若めで、50歳以上の方のためにデザインされた特別プログラムもあるので、幅広い年齢層が楽しみながら学べる学校だと思いました。

レポート Jpcanda.com取材班(Piccolo)
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