毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報
Gregさん(ディレクター):ITからヘルス・ケアまで、幅広い分野での専門教育に携わり15年。日本人学生への理解が深く、「困った時は全力で助けてくれる。」と、多くの卒業生からも慕われ続けています。
「当校はカルガリーのヘルスケア専門学校Alberta Business Education Services のバンクーバー校です。カルガリーでは、現在9つの医療関連の専門プログラムを提供しており、年間500人から600人の卒業生を様々な医療機関に送り出しています。
バンクーバーでは初め、提携校であったランガラ・カレッジをとおしてヘルス・ケア・アシスタント(HCA/RCA)プログラムを提供してきましたが、プログラムが好評を得ていたため更なる発展を目指して独立し、2006年にPacific Coast Community Collegeを開校しました。
現在では約40件の医療施設と提携を結んでおり、これらの医療施設での実践トレーニングに力を入れています。卒業後もそのままそこで就職する学生も多いですね。
プログラムは業界とのダイレクトなネットワークをもとに常にアップデートされ、業界で必要とされているスキルや条件を満たす内容になっています。」
「ヘルス・ケア・アシスタントは、看護士のしない患者やクライアントの身の回りのケアを一手に引き受ける、大切な役目を担った介護者です。仕事の内容は主に、食事の給仕や着替え、排泄の介助などになります。就職先は、老人ホームや心身障害者などの養護ホーム、グループ・ホーム、緩和ケア病棟、介護つきホームなどですね。
以前はResident Care Aide(RCA)と呼ばれおり、呼び名が変わりヘルス・ケア・アシスタント(HCA)となりましたが、仕事の内容は同じです。」
「ヘルス・ケア・アシスタント・プログラム終了後は、その1つ上のステップとなる、”Acute Care Aide” を受講することができます。こちらは病気の患者を治療するレジスタード・ナースのヘルプに携わりたい人のためのプログラムです。あくまでナースの補佐であって患者に直接治療を施すことはできませんが、ヘルス・ケア・アシスタントに比べ、より医療に近い現場で患者/クライアントをケアできるようになります。
受講には、ヘルス・ケア・アシスタント・プログラム終了後に、医療施設で600時間(約6ヶ月)の就業経験を積むことが義務づけられています。プラクティカム込みのサーティフィケート・プログラムです。
また、”Care of the Client with Diabetes”(糖尿病患者のケア)、”Foot Care”、”Safe Medication Delivery & Administration”のコースのみを単独で受講したい人のためのプログラム、”Skills Enhancement(HCA/RCA)”もあります。こちらも受講には、ヘルス・ケア・アシスタントやコミュニティー・ヘルス・ケアワーカー等のプログラムを先に終了する必要があります。
”Zoo Technology”も始めました。動物園や水族館でZooKeeper(飼育係)として働きたい人のためのプログラムです。6ヶ月間の通信教育プログラムで、サーティフィケートが取得できます。最後の4週間はプラクティカムとしてカナダの動物園や水族館で実際に働くことができるので、貴重な経験ができますね。通信教育はフレキシブルなので、6ヶ月間通してカナダで受講しても良いですし、日本からの受講も可能です。例えば最初の5ヶ月間は日本で働きながら受講して、最後の1ヶ月間だけをカナダで過ごしプラクティカムを受ければ、留学費用が少なくて済むというメリットもありますね。」
「授業についていくには中上級レベルの英語力は必要です。入学試験として英語のテストとインタビューを受けていただいていますが、コミュニケーション・スキルに問題がなければ大丈夫でしょう。これまでは地元の学生がほとんどでしたが、これからは留学生も積極的に受け入れていきたいと考えています。そこで9月からは、英語が母国語ではないに人のためのヘルス・ケア・アシスタント準備プログラムとして、”Essential English for Health Care”も新しく開講することにしました。医療用語はもちろんのこと、リスニングやスピーキング等のコミュニケーション・スキル、リーディング、ライティングの他に、カナダの医療システムについても学べるのでおすすめです。もちろんこのプログラムだけを単独で取ることも可能です。」
レセプション | バーベキューができる広いテラス | 講義の様子 |
「27週間のディプロマ・プログラムのカリキュラムは、講義と医療施設でのトレーニング、そして最後のプラクティカムで構成されています。講義では、コミュニケーション&ヘルスケア・システム、体の構造&パーソナル・ケア、クライアントの観察、高齢者の病気、家族のケア、末期患者のケア、栄養、精神病や認知症のクライアントのケア、ホームケア、就活スキルなどを幅広くカバーします。
プログラムの特徴は、講義と医療施設での実践的なトレーニングが同時に行われることです。老人ホームやグループ・ホーム、病棟など、いくつもの医療施設でトレーニングをしますので、様々なニーズの患者/クライアントの介護が経験できます。私はトレーニング中は常に学生達に付き添い、1人1人に細かい指導をしています。
他校のプログラムは大半が講義で占められていて、実践に費やす時間がとても短いので、当校の学生達がこのトレーニングから学ぶことはとても大きいと思いますよ。どんなに教科書を丸暗記しても、医療現場では、教科書どおりにいかないことがたくさんあります。『教科書と違う!』とか、『こんなことは教科書には書いてなかった!』ということばかり起きるんですよね。けれども私達はどんな時も状況を正しく見極め、ケース・バイ・ケースで患者/クライアントに最も適切なケアをする必要があります。そのために必要な判断力は、繰り返しの実践の中で自信と共に養われるものなのです。当校が実践に力を入れているのは、そのためですね。」
「辛抱強く、思いやりがあり、冷静で、クライアントを尊重できる人が理想的な人材なのは確かです。けれどもそんな完璧な人はどこにもいません(笑)。それでも大丈夫です!私達はカウンセリングをとおして各学生のパーソナリティーを分析し、様々な状況での対応の仕方を個別にコーチしています。人の役に立ちたいという気持ちさえあれば、誰でも素晴らしいヘルス・ケア・アシスタントへと成長できると思いますよ。」
「カナダはとてもマルチ・カルチュアルなので、英語以外の言語を話すヘルス・ケア・アシスタントの需要はとても高いんです。実際に多くのヘルス・ケア・アシスタントが様々なバックグラウンドを持った人たちですよ。留学生はウエルカムです!」
医療施設に行く前に まずは校内で実践練習。 |
いろいろな道具も揃っています。 | 講義で使う、乳児の人形 |
「カスタマー・サービスと、学生が受けるパーソナル・アテンションですね。利益のみを優先する学校がたくさんある中で、当校では、利益よりも学生をハッピーにすることに専念しています。当たり前のことの様に聞こえるかもしれませんが、学生は「数字」ではなく、1人1人それぞれに違う悩みや問題を抱える「人間」です。私達はそんな彼らにいつでもできる限りのことをして、心からこの学校にして良かった、と思ってもらえる様に、心を込めてサポートをしています。」
「ええ、喜んで!この7月から当校では、最新のテクノロジーを導入して授業を進めていくことになりました。これまでのホワイト・ボードはスマート・ボード(コンピューターに接続された電子黒板)に変わり、学生は重い教科書を何冊も持つ代わりに、1人一台ずつipadを持つことになります。スマート・ボードの画面はそのまま学生のipadに投影されるので、学生はこれまでの様にノートをとる必要がなくなり、その分講師の話に集中して授業を受けれるようになると考えられています。また、Youtubeを使ったビデオ教材も見れるようになるので、よりインタラクティブで効果的な授業を行うことができるでしょう。もう今からみんなでわくわくしてますよ!」
「はい。当校では学生が卒業後すぐに就職できるように、在学中から卒業後まで、常にチーム一体となってサポートをしています。プログラムにはジョブ・サーチ・スキルのコースを盛り込んでいますし、卒業後も毎週参加できるジョブ・クラブ・ミーティングを提供しています。履歴書やカバーレターの書き方を指導したり、面接の練習をしたり、またそれをビデオで撮影したりもしますね。そのかいもあり、当校の卒業生の95%以上が、プログラム終了後3ヶ月以内にヘルス・ケア関連の分野に就職をしています。高齢化の進む現代においては、今後もヘルス・ケア・アシスタントの需要は高まる一方です。」
本物そっくりに作られた ナーシング・ホームの部屋 |
講義にはスマート・ボードを導入。 | PCCCのアイドル犬、 チョコちゃん。 |
「はい。私は長いことハウス・キーピングの仕事をしていたのでその延長で、ヘルス・ケア・アシスタントの資格を取りたいとずっと思っていました。学校選びには時間をかけましたよ。いろいろな学校のカリキュラムや学生が受けられるサポートを細かく比較して、実践的な授業を提供しているこの学校が一番気に入りました。他校では5〜6ヶ月間ずっと教科書を使った講義のみの所もあるのですが、ここではプログラムが始まってすぐに医療機関でのトレーニングが始まるので、講義で習ったことを常にオンタイムで実践できます。」
「実践重視の授業内容は期待通りのものでしたね。先生方も、本当に尊敬できる素晴らしい方達でした。特に医療施設でのトレーニングは、先生がつきっきりでついていてくれて、医療道具の扱い方や、やるべき事ややってはいけない事を一つ一つ丁寧に教えてくれたので、多くのことを学べました。学生には絶対に勝手なことはさせず、全員が全てを理解して完璧な動きができるように、徹底的に細かい指導をしてくれましたね。トレーニングは学生8人の小さなグループで受けるので、質問もしやすかったですよ。
大きな医療施設から、ホーム・ケア・センター、グループ・ホーム等、様々な医療施設を経験できたのも良かったです。
私は事故で脳に損傷を負った人のグループ・ホームでもトレーニングを受けました。1つのエリアだけではなく、様々な異なるニーズを持った患者/クライアントをケアできたことは貴重な経験になりました。」
「プログラムの最後にあるプラクティカムですね。プラクティカム期間中は派遣先の担当指導医師がいろいろ教えてくれますが、トレーニングの時とは違って担任の先生が傍にいないので、いつでも何でも質問ができる雰囲気ではありません。最初は心細かったし、緊張しましたね。でも、自分で判断をして正しく動く、という訓練は絶対不可欠なものなので、とても良い経験になりました。」
「はい。実は今日これから面接なんです!
この学校でしっかり実践を積んできたから、いつでも現場で働ける自信があります。大好きな仕事なので頑張ります!」
「僕はこの学校で、一生忘れられない素晴らしい経験をしました。特に、トレーニングやプラクティカムで訪れた医療施設の患者さんやホームの方達と、言葉の壁を越えて良い関係を築けたのがとても嬉しかったですね。彼らから本当にたくさんのことを学びました。このプログラムを通してお年寄りや身体障害者と接するうち、コミュニケーションのとり方や大切さを学べたと思います。」
「PCCCは、留学生にとってもとても居心地の良い学校です。講義と平行でトレーニングが行われるので、英語が母国語ではない人にもわかりやすいと思います。
先生方もとても親切で、いつも生徒がきちんと理解しているかを確かめながら授業を進めてくれたので、質問がしづらいと感じたこともありませんでした。日本でも同様のプログラムを受講したことがありますが、PCCCではより多くの知識とスキルを身につけられたと思います。
いつも暖かくサポートしてくださった先生方やスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。」
高齢化社会が進み、需要の高まる一方のヘルス・ケア・アシスタント。
PCCCでは、献身的な講師陣による、質の高いHCA/RCAトディプロマ・プログラムを提供しています。カリキュラムには様々な医療施設でのトレーニングとプラクティカムが組み込まれ、実践に費やす時間が他校に比べ圧倒的に長いのが特徴です。
学生1人1人に目が届く少人数のクラス設定なので、細かい所まで丁寧に指導が受けられ、卒業時にはいつでもプロのヘルス・ケア・アシスタントとして働けるだけの充分な知識とスキルが身につけられます。
医療英語プログラムも開講され、英語が母国語ではない人のためのサポートも万全。
留学生にも安心しておすすめできる学校です。