毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報
「ELSは、アメリカ・ニュージャージーに本部を置く、ランゲージ・センター・グループです。55年以上の歴史があり、アメリカを始め世界14カ国に60校以上のネットワークを誇ります。カナダではバンクーバーとトロントにキャンパスを構え、質の高い語学教育を提供しています。
当校の特徴は、カレッジや大学進学を目指す学生のために開発された、アカデミック英語プログラムです。規定レベルを終了するとTOEFL免除で提携校に進学できます。提携校の数はアメリカを中心に650校あり、当校に通う約50%もの学生が、進学を目的に勉強しています。
総合的に英語力を向上させる優れたカリキュラムなので、進学目的がなくても、英語を使う仕事に就きたいと考えている方にも最適なプログラムです。」
「カナダ国内のパートナー・スクールは現在16校あります。提携校が増えるのに伴い、進学率も上がってきていますね。ダグラス・カレッジで最初の2年を学び、その後UBCやSFUなどの大学への編入を希望される方が多いです。
当校は進学目的の方も多いので、進学カウンセリングの専門スタッフがフルタイムで在勤しています。カナダの提携校に限らず、アメリカの提携校への進学のお手伝いもしています。」
「はい。以前はフルタイムのプログラムはアカデミック英語だけだったのですが、新しく一般英語のプログラムが加わりました。リーディング/ライティングの課題がとても多いアカデミック英語プログラムに比べ、一般英語は宿題の量が少なく、会話の授業が1コマ多い内容になっています。どちらもビギナーから受講ができますが(全12レベル)、進学を考えている方や、仕事のために正しい英語を身につけたい方にはアカデミック英語をおすすめしています。」
「テキストは当校独自のものを使っています。本部のアカデミックチームがカリキュラムと平行して定期的に改善、アップデートをしている、ELS自慢の教材です!レベルごとに、文法/会話用の教材が1冊と、リーディング/ライティング用の教材が1冊あるほか、単語帳もついてきます。」
「そうなんです。社会や大学に出た卒業生に<自分の英語には何が一番足りないか>ということを調査したところ、<ボキャブラリー>と答えた方が一番多かったんですね。
そこで、<この単語を知っていれば、世の中で使われている英語の約80%が理解できるだろう>と言われている、頻出の2000語を載せた単語帳を作ったんです。当校ではその全ての単語を、レベル109を修了するまでに覚えていただく、というカリキュラムを組んでいます。ボキャブラリーは、自分で学ぼうと思えば学べるけれどなかなかやらないものなので、強制的に覚えていただいて英語力の向上を図ります。」
「はい、もちろんです!ELSにはしっかり勉強をするアカデミックな学校のイメージがあるので、アクティビティーはあまり盛んではないように思われることがあるのですが、フルタイムのアクティビティー・コーディネーターがいて、週に2回〜4回イベントを企画しています。毎週火曜日の放課後には、無料のカンバセーション・クラブもあるんですよ。世界各国からの学生と友達になるチャンスなので、ぜひ参加していただきたいですね。」
グランビルの駅前にある学校
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学校外観 | エントランス |
「アカデミック英語プログラムの学生には、総合的に高い英語力がつきますね。スピーキング/リスニング/リーディング/ライティングのどのスキルも上達しますが、特に語彙が豊富で、文章の組み立てが上手になります。当校の一般英語プログラムの学生に比べても、アカデミック英語の学生の英語力はより高いと言えるでしょう。
私には移民の友人が何人かいますが、彼らは普通の語学学校のESLプログラムで学んだため、コミュニケーション・スキルはあっても、仕事を得るのが困難なようです。就職に求められる充分なライティングのスキルがないので、できる仕事が限られてしまうんですね。
その点、当校のアカデミック英語の学生達は、進学や就職にいかせる高いライティング・スキルを持っています。学生達はそういった評判を聞いてこの学校を選ぶのですから、高い学習意欲を持った人が多く集まっているのも確かですね。大学を母国ですでに卒業していて、ビジネスや法律、医療などの知識を持っている学生も多く、各分野で英語を使えるようになるためにアカデミック英語を受講しています。」
「たくさんありますが、つい最近、講師の喜びというものをしみじみ感じる出来事がありました。
一般英語プログラムの中級レベルを終えたばかりの日本人学生の話です。
彼女は日本語の本さえ読まないほどの、本嫌いでした。それが、リーディングのクラスでハリー・ポッターなどの本を読ませるうち、学校の課題以外の本も自分の意思で読むようになったんです。
そして、『私はずっと本が嫌いだったけれど、これからは英語でも読んでいきたい。』と言ってくれたんですね。
私が何かをしたというのではなく、おそらく彼女自身が英語を読んで理解できるレベルに到達し、そのタイミングに良い本に出会って、モチベーションが上がったということなのでしょうが、それでも、本嫌いだった生徒が読む楽しさに目覚めてくれたことが、私には本当に誇らしく、嬉しかったんです。英語だけではなく、ライフ・スキルまで教えることができる講師であり続けたいと、心から思いましたね。」
授業風景 | レセプション | ラウンジ |
「はい。中学生の時から海外に留学がしたいと思っていて、高校を卒業してすぐにここに来ました。この学校を選んだのも、カナダの大学へ進学する目的があったからです。」
「そうですね。特に日本人とサウジアラビア人は進学する人が多かったですね。この学校はグレードの評価がすごく厳しいので、ただプログラムを取れば自動的に大学進学資格がもらえると言う感じではないんです。しっかり勉強させて、ちゃんと大学にいけるだけの英語力をつけさせるので、厳しいけど本当に英語力が鍛えられます。」
「リサーチ・ペーパーの授業ですね。自分の興味のある分野でトピックを決めて、1ヶ月かけて資料を集め、それを最終的に7ページぐらいのレポートにして、プレゼンテーションをするクラスです。私は<世界遺産の保存>と<観光業が国にあたえるエコノミー・インパクト>というトピックを選びました。
アカデミック英語の上級レベルは、このクラスに合格しないと卒業できないのですっごく大変だったけど、大学に行く前にこのクラスがとれて、本当に良かったですね。トピックの選び方とか、資料の集め方、著作権のことなんかもみんな教えてもらえたので、本当にためになりました。何も知らないまま大学に行ってたら大変なことになっていたと思います。」
「この学校の進学専門カウンセラーが、私に見合った学校を紹介してくれました。私は最初はどの大学に行くかも決めていなかったし、何が勉強したいのかも具体的には考えていなかったんですけど、ある時から4年制のプログラムでツーリズムが学びたいな、と思うようになったんですね。それでカウンセラーに相談したら、最初の2年間はキャピラノ大学のインターナショナル・スチューデント用のクラスで学んで、必要な単位が取れたら大学に編入する、という段階をふんでいく方法を教えてくれました。」
「はい。ELSは国際的なので、いろんな国の友達ができます。私もここでたくさんの友達ができました。英語オンリー・ポリシーもしっかり守られているので、英語が上達します。徹底的に英語が学びたいなら、ELSはすごくいい学校だと思います。」
みんなの憧れロッキーで。 | ビーチ・バレー | スノー・チューブ |
「はい。私は本当にやらざるを得ない状況にならないとやらない性格で(笑)、楽しむことにフォーカスした学校に行ってしまうときっと勉強しないので、しっかり学ぶ環境の学校を希望していたんですね。なのでエージェントに、『真剣に勉強したい人にはELSがお勧め』と言われて、『ここしかない!』と思いました。私は進学が目的ではないですが、ちゃんとした英語を習得したい!っていう気持ちが強かったので、迷いはありませんでした。」
「定評どおりですよ!クラスの半数くらいの人が進学を目指しているし、生半可な気持ちで通ってる人が少ないので、周りの人達に触発されて、モチベーションが高く保てます。同じ環境に長くいるとついだらけてしまいますが、この学校ではそれがないですね。
期末テスト以外にも小テストやクイズが定期的にあって、その全てが採点されるので、常に手を抜けないと言うか、自分の中で糸を張ってるような状態です。大変ですが、先生方も真面目に向き合ってくれるし、そうやって自分を追い詰めて集中して学習すると、すごく力がつきますよね。学ぶことにフォーカスできる時間って本当に貴重なんだなって思います。」
「はい。まず午前中は、文法とスピーキングの練習をするSSPというクラスがあります。その次は、ボキャブラリーのクラスとラボ・クラスですね。午後には、リーディング/ライティングや発音などのスキル強化クラスがあります。
ボキャブラリーのクラスでは、ゲームをしたりしながら単語を習得していくのですが、すごく楽しいですね。この学校ではボキャブラリーにとても力を入れていて、レベルごとに必須の課題もあるんです。その課題が全部終わらなければ次のレベルに上がれないので、語彙力がすごくつきますね。」
「LTC(Language Technology Center)と呼ばれるラボで、コンピューターを使って自習する時間のことです。語彙/文法/発音/リスニングなどスキル別の練習問題のメニューがあって、その中から自分の弱点を選んで学習することができます。どの練習問題も、各レベルの授業内容にリンクした内容になっているので、授業の復習をしたり、個々が必要とするスキルを学べるんです。先生は1人1人の学生の学習の様子をチェックしていて、いろいろアドバイスをしてくれます。
このラボはランチタイムもオープンしていて、学生が自由に自習できるようになっています。この時も先生が1人ついてくれていて、例えばクラスで分からなかったことを教えてもらったり、書いたレジュメの訂正をお願いしたりできます。ビデオがたくさん置いてあるのでそれを見て楽しむ人もいますし、本の貸し出しもしているので、みんなけっこうラボを活用していますね。」
「ニューヨークで、本格的なヨガを学びたいです。実は英語を習得したいと思ったのも、その夢のためなんです。ELSのおかげで、自分の目標をが達成できそうです!」
厳しくがっつり学べる学校として有名な、ELS Language Cetersのバンクーバー校にお邪魔しました。
進学率の高さが特徴で、その実績と提携校の多さから、多くの学生が、大学に進学するためにELSを選んでいると言っても過言ではありません。
アカデミック英語プログラムは、総合的に英語力が向上するうえにライティング力を養うため、英語を使った仕事がしたい人にもおすすめです。
インタビューした卒業生のYuiさんはこの日、大学での初めての講義を受けてこられていました。「難しくはなかったですか?」と聞いてみた所、「今のところ大丈夫です。楽しいです!」と堂々たる返事!さすがELSで鍛えられただけのことはあるな、と思いました。
新しく加わった一般英語プログラムも、アカデミック英語よりはライティングの占める時間が少ないものの、真剣に英語を習得しようという強い意志をもって受講している学生が多いそうです。
「学ぶことにフォーカスできる時間って本当に貴重なんだなって思います。」と語ってくれたReikoさんの言葉が、深く印象に残った取材でした。