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2014.05.30

inlingua Vancouver

『スピーキングを伸ばす、独自の英語教授法が人気』
世界最大規模の教育団体であるinlingua(以下インリングア)。
40年間の経験をもとに開発した、独自の英語教授法を提唱しています。スピーキング力の向上に高い効果があると言われるそのインリングア・メソッドについて知るべく、バンクーバー校を取材しました!

『講師とのコミュニケーションから学ぶ、インリングア・メソッド』

Laurieさん(ディレクター・オブ・スタディー):ESL業界での18年の経歴をいかし、カリキュラムの見直しや講師のトレーニングなどを手がけていらっしゃいます。
インリングアとはどの様な学校ですか。

「インリングアは、スイスに本部を持つ世界最大規模の教育団体です。40年以上の経験を基に独自に開発した英語教授法<インリングア・メソッド>が広く支持され、現在世界44カ国に350校あまりの語学学校を展開しています。ここバンクーバーでは、ガスタウン・キャンパス(初級〜中級レベル専用)とグランビル・キャンパス(上級&特別プログラム専用)の2キャンパスを構え、毎年多くの学生に国際色豊かな学習環境を提供しています。」

そのインリングア・メソッドとは、どのような教授法ですか。

「インリングア・メソッドとは、一言で説明すると、講師とのコミュニケーションから学ぶ教授法です。授業中はノートをとることよりも、講師の発する言葉を聞き取ることと、話すことに重点を置いています。教科書を読んで目で覚える学習ではなくて、スピーキングの中から音を捉えて、耳で覚える学習ですね。コミュニケーション能力をつける、大変効果的なメソッドです。」

スピーキングとリスニングに重点をおいたメソッドということですね。

「そのとおりです。ですが、文法を学ばないというわけではありません。流暢に話せるようになるには、文法を理解し、語彙を増やすことは必要不可欠です。それが、長年スピーキングを専門に教えてきた当校がたどり着いた結論なんですね。そのため当校の最新のカリキュラムでは、文法の説明に使う時間をこれまでより長めにとり、ライティングにもフォーカスをあてています。このように、ストラクチャーのある会話中心のクラスで4スキルをバランス良く学ぶことで、より高い会話力を身につけることができるのです。学生達からの反応もとても良いですよ。」

インリングアの英語講師になるには資格が必要ですか。

「はい。大学卒業資格とTESOLの資格は絶対条件です。それに加え、教師としての経験とパッションと、いろいろなレベルを教えることができるフレキシブルさとクリエィティビティーが必要ですね。社交的で、世話好きで、学生の成長を楽しめる人を雇っています。当校の講師はみんなそんな講師ですよ。また、インリングアでは、授業の内容と質に一貫性を持たせるため、全講師が8時間半のトレーニングを受ける決まりになっています。」

講師が自分のアイデアで教材を付け足したり、アクティビティーを授業に取れ入れたりすることは可能ですか。

「ええ、もちろんです。インリングア・メソッドはフレキシブルで、決して厳格なものではありません。講師は1人1人その人のスタイルがあるものですし、校舎外で授業をしたり、ビデオクリップを見たりと、学生の興味を引き出すものがあれば持ちこみウエルカムです。教科書からばかりでは学べないし、なにより勉強は楽しくなくちゃね!」


ガスタウン・キャンパスの様子

ガスタウン・キャンパスの外観 モダンな校内 オレンジに光る階段
奇麗なWC! レセプション・エリア 学生で賑わうラウンジ

「友達の輪が広がる、楽しいアクティビティーが盛りだくさん!」

Izumiさん(アジア・マーケティング・ディレクター):学生からの信頼が厚く、カウンセリングに訪れる学生が後を絶たないスタッフです。
フルタイム・プログラムのスケジュールが変わったそうですが、そのメリットを教えてください。

「はい。これまでは全レベルが同様に、午前中はスピーキング中心の総合英語クラスで、午後が選択クラス、というスケジュールだったのですが、この度、レベルごとに、総合英語クラスと選択クラスの比率を変えました。語学の学習ではレベルごとに力をいれるべき事が変わってきますので、それに対応できるシステムになったと思います。特にビギナー・レベルでは、スピーキングの練習ができる総合英語のクラスが午後の1限目までに延長されたので、集中的に耳を慣らすことができるようになりましたね。

また、どのレベルも金曜日の授業は12時までにして、午後はこれまで以上にアクティビティーに力を入れることになりました。大学の教授やジャーナリストによるワークショップ等シリアスなものから、ブレイクダンス講座などの楽しめるもの、または観光、旅行など、バラエティーに富んだ様々なアクティビティーをご用意しています。この間のビーチ・バーベキューでは、300人近くもの参加者がいたんですよ!アクティビティーは自由参加ですが、ガスタウンとグランビルの両キャンパス合同なので、自分とは違うキャンパスの学生達と交流が持てる良い機会です。友達の輪も広がりますので、ぜひ参加してみてください。

それとこれは余談ですが、ガスタウンキャンパスでは、講師による学生の宿題&自習ヘルプを始めました。月曜から木曜日までの放課後3時〜4時です。こちらの方も無料ですのでご利用いただければ、と思います。」

ワーキング・ホリデーの学生には、どんなプログラムがおすすめですか。

「午後の選択授業の1つである、”English for Work”がおすすめです。仕事の探し方、面接の練習、レジュメの作り方、カスタマー・サービス、実践英語などを、4週間で学べる人気クラスです。中級レベルから受講できますよ。」

新しいプログラムも加わったそうですね。

「はい。新しく、大学やカレッジへの進学をサポートする、パスウエイ・プログラムを開講しました。UPP(University Preparation Program)という12週間のプログラムで、アカデミック・リーディングからエッセイやリポートの書き方、リサーチの仕方、ノートの取り方など、大学やカレッジで必要なスキルを身につけます。インリングアらしくディスカッションも多いので、スピーキング力もつきますね。実際にSFUやUBCの講義を受ける体験もできるんですよ。

このプログラムの特徴は、プログラム終了後に提携校にストレートに入学できることです。他校のパスウエイ・プログラムによく見られるような、留学生用の特別コースへの入学ではなく、初めから大学の正規のコースへの入学が許可されます。それだけ当校のカリキュラムの質の高さが認められているということですね。

UPPは、学生の英語力をもう1つ上のレベルに引き上げるプログラムなので、進学を考えていない方でも、当校のレベル4Bや、IELTSやケンブリッジなどのテスト・プログラムが終わった方には、受講を強くおすすめしています。

それから今回ご紹介したいのが、13歳から17歳のティーンエージャーを対象としたサマーキャンプです。期間は8月11日〜24日の2週間で、宿泊費や食費、授業料が込みになったパッケージでご提供しています。場所はバンクーバー北方の山地に位置するスコーミッシュ(Squamish)という所で、テントではなく、設備の整った施設での寝泊りになりますので安心ですよね。午前中には英語の授業があり、午後はアクティビティーを盛りだくさんご用意しています。ロッキーやバンフ、オカナガンなどへの旅行も組み込まれているんですよ。生徒さんは2週間ずっと寝起きを共にするので、みんな仲良くなって、一生の思い出になるのではないでしょうか。」

学生寮が増えたと聞きました。

「そうなんです。大人気のため、これまでの学生寮のすぐ近くに、もう一軒学生寮をご用意しました!インリングア専用の学生ハウスです。学校から1ゾーン内の静かな住宅街にあり、内装もとても綺麗なんですよ。パティオでみんなでパーティーをしたりして、楽しんで共同生活ができると思います。人数制限があるので、お申し込みはお早めに!」


グランビル・キャンパスの様子

グランビル・キャンパス外観 落ち着いた雰囲気の校内 教室
コンピューター・エリア 授業の様子 趣のあるレンガの壁

『教科書に頼らず、スピーキングに重点を置いた楽しい授業』

Chrisさん(英語講師):フルタイム・プログラムの2B(中級レベル)を担当されています。
インリングアで教鞭をとられて何年になりますか。

「もう4年になります。インリングアのフィロソフィーと教授法がとても気に入っているんです。目で覚えるのではなく、耳で覚えるという学び方は、日本で教科書を使って勉強してきた生徒にとっては楽ではないかもしれない。だけど、黒板に教師が書いたものを見ているだけで英語が上達するとは思えないし、ましてや僕の顔をずっと見ているだけの授業が楽しいだろうとも思えないんですよね(笑)。だから授業中は生徒同士で話す機会をたくさん与えて、充分なスピーキングの練習をさせています。」

インリングア・メソッドに基づいた授業の1日の流れを教えていただけますか。

「はい。毎日の授業は、Present、Practice、Produceの3Pを基本とした流れで行います。まずPresentでは、講師がその日の文法や構文、単語などを説明します。この時に教科書を使いますが、授業はあくまでも会話中心で、教材はそれを補助する役割です。
次のPracticeでは、Presentされた構文や単語を実際に会話に取り入れ、スピーキングの練習をします。そして最後のProduceでは、その日学んだことをロールプレイやプレゼンテーションで活かします。この3ステップを毎日続けることで、飛躍的にスピーキングの力がつきますよ。全くのビギナーだった生徒が、4〜5ヵ月後には見違えるように自信を持って話せるようになっています。」

授業ではどのようなトピックを扱いますか。

「1日1ユニットのペースで授業をすすめているのですが、ユニットごとにトピックがあり、どれも実生活で使える実用的なトピックばかりです。例えば今日の授業は<ホテルの予約>がトピックなので、そのテーマに沿って文法や単語を学んでいきます。午前中は予約の入れ方や確認の仕方、アップグレードの頼み方などを学んで、午後にはクレームの入れ方を教える予定です。生徒に人気なトピックは、<社会のルール>かな。ディスカッションをすると盛り上がるんですよ。」

インリングアの教材はとても評判が良いですね。

「はい。インリングアが独自に開発したものなのですが、本当に良くできていますね。卒業時に買って帰る生徒もいるほどです。自習/復習ができるように作られていて、CDまでついているので、前日に聞いてくれば次の日の授業の理解度が全く変わってきますよ。毎日の宿題ももちろん、この教科書から出しています。学校に通うだけでは語学は習得できませんから、真剣にやりたいのであれば、予習復習は絶対にしてほしいですね。」

読者のみなさんにメッセージをどうぞ。

「私は、生徒の学習を楽しくやりがいのあるものにすることが、教師の義務だと考えています。教師が熱心なら、それは絶対に生徒にも伝わり、生徒はその熱意に答えてくれるものです。この学校の教師は皆そういった思いを共有しているので、みなさんに素晴らしい学習環境を提供できることでしょう。」


学生寮&アクティビティー

学生寮共同スペース キッチン カヤックに挑戦!

恒例のBBQ

300人がビーチに大集合! 強いインリングア・サッカーチーム

『陽気なクラスメート達と学生寮も、インリングアの魅力!』

Hayatoさん(学生):フルタイム・プログラムを受講中。
この学校はどのように選びましたか。

「日本でエージェントの主催する留学説明会に行ったり、自分なりにいろいろ調べたりして、一番良さそうなインリングアに決めました。この学校には学生寮があるので、楽しく英語が学べそうだなと思ったんです。
実際今その学生寮で暮らしていますが、各国の料理を作ってみんなで食べたりして、他国籍の学生との交流を楽しんでいます。」

インリングア・メソッドの授業はどうですか?

「最初はすごく怖かったですね(笑)。先生が何を言っているのかちっとも分からなかったです。教科書を使った授業なら、書いてあることを見れば何をやっているのかがだいたい分かると思いますが、インリングアの授業では本に頼らずに会話から学んでいくので、日本の授業とは全く違うというか。。。話せなくてもとにかく話さないといけない環境なので、そのおかげでちょっとは英語が出てくるようになって、結果良かったなと思っています。」

授業に慣れるまでには、どれぐらいかかりましたか?

「今でも大変ですけど、一ヶ月ぐらいたった頃からなんとなく、『こんなことを言っているのかな』、と分かるようになってきました。友達にも、『英語が上達したね。』と言われるようになりました。

選択クラスでは、これまでどんなものを取りましたか。

「発音と、グラマーと、フルーエンシー&アキュラシーをとりました。

発音のクラスでは、”th”の発音ができるようになったし、LとRの違いも出せるようになりました。授業中の先生の英語も聞き取りやすくなりましたね。ゲームをしながら楽しく発音練習ができるクラスでした。

グラマーのクラスもすごくためになりましたね。僕は日本人はグラマーは分かると勝手に思い込んでいたのですが、クラスをとってみると分からない文法がたくさんありました。ずっと間違ったまま使っていた文法もあったので、取って良かったですね。

フルーエンシー&アキュラシーは、与えられたテーマに沿ってとにかく話す、といったクラスです。会話の中で間違いがあれば、先生が訂正してくれます。

グラマーのクラス以外はほとんど、なるべくノートはとらずに耳で覚えるスタイルの授業でしたね。」

これまでで一番ためになった授業は?

「やっぱり総合英語の授業が一番ためになるかな。自分のレベルに合ったことが学べるし、先生方も分かりやすく教えてくれます。”このセンテンスを使ってバートナーと話して”という練習をよくやるので、スピーキングが伸びたと思います。それからプレゼンテーションは日本でもやったことがなかったので、とても勉強になりました。」

この学校のどんな所が好きですか。

「この学校にはフレンドリーなブラジル人がたくさんいて、入学したてでまだ緊張していた時に、ずいぶん彼らに助けられました。一緒にいてすごく楽しいですね。この学校に通っていると友達がたくさんできるし、遊んでいる時間も英会話の練習になるので、自分にとって最初の学校にして良かったなと思っています。」


<取材後記>

今回お邪魔したのは、スピーキングに効果的な独自の教授法を提唱する、インリングアのバンクーバー校です。
モダンなガスタウン・キャンパスと、レンガの壁が落ち着いた雰囲気のグランビル・キャンパスで、国際色豊かな学習環境を提供しています。
教科書には頼らずに講師とのコミュニケーションから学ぶ授業は、日本の授業とは違うため勇気がいるかもしれません。けれども英語の学習は耳を慣らした者勝ち!思い切ってそういった環境にわが身を置いてみれば、きっと英語は上達するでしょう。

この取材で特に印象に残ったのは、学生達の笑顔。
取材中、隣のデスクで、スタッフのIzumiさんにカウンセリングを受けている学生さんがいましたが、楽しくリラックスしている様子で、絶えず笑い声が聞こえてきました。
アクティビティーの写真を見ても、楽しくてしかたがないという感じの学生達のはちきれそうな笑顔がいっぱい!この場に載せきれないのが残念です。

友達をたくさん作って、明るく楽しい英語学習ができそうな語学学校です。

レポート Jpcanada.com取材班(Mimi)
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