保険

最終更新日:2023/08/01

カナダでは日本と違い、まずはファミリードクター（かかりつけ医）の診察を受けてから、総合病院や専門医へ行く医療システムとなっています。ファミリードクターがいない留学生や短期滞在者は「ウォークインクリニック」と呼ばれる予約なしで診てもらえる医療機関に行くことになります。

「ウォークインクリニック」で治療の必要性が判断されると、症状に応じて薬の処方箋（prescription）、専門医（specialist）に診てもらうための紹介状（referral）がもらえます。処方箋をもらった場合には、近くの薬局で該当の薬を購入します。

「ウォークインクリニック」に行く際は、海外旅行保険、その他ご自身で加入している保険証とパスポートなどのIDを持参します。日本語対応クリニックでは、主要な海外旅行保険に対応しています。

「Japanese, please.」と伝えれば、日本人スタッフが対応してくれるので、少しでも具合が悪い場合は、臆せず電話してみましょう。

ウォークインクリニックは、病気の診察と薬の処方箋を出す程度。
大怪我をした場合や緊急を要する症状は911へ、または総合病院の緊急外来（Emergency）に駆け込みましょう。

日系、外資系の保険会社に関わらず日本発行の保険は日本人のニーズに合わせて設計されています。
日本出発までに加入することが条件で、補償内容は傷害・疾病の治療費用、救援費用、賠償責任補償、携行品損害など総合的です。
日本語での24時間サポート、日本語通訳などのサービスが充実しています。

カナダの保険会社ではカナダのビジター（ワーホリ）/留学生用に旅行保険を提供しています。
カナダ到着後にも加入可能です。
補償内容はシンプルですが、保険料の選択の幅が広いのが特徴です。
保険金請求手続きは英語となりますが、保険会社によっては一部キャッシュレス・サービスもあります。

一定条件を満たせばBC州政府の健康保険、MSP（Medical Services Plan）に加入できます。

2020年1月から基本保険料は無料に！(ただし留学生は月額75ドル) 詳細は州政府のウェブサイトをご参照ください。
申込から発効まで待機期間が約3ヶ月あるため、その間は民間保険の加入を州政府は勧めています。

MSPの加入手続きについて日本語で説明されています。
https://canago-visa.com/mps/

カナダの歯科治療は非常に高く、1回の治療で10万円を超えることもあります。
一部の日本発行の保険以外は一般的な歯科治療は補償されません。。。
日本で完治させておくか、日本の健康保険の海外適用を確認することも一案です。