2002.03.07

English Bay College

『ホームステイファミリーを自分で選べる学校』

イングリッシュ・ベイ・カレッジはカナダのバンクーバーのダウンタウンに2つ校舎を持つ比較的新しい語学学校です。ホームステイファミリーをインターネットで調べて申し込みができるなど、独自のユニークなオンラインサービスも提供しているという話を聞き、早速インタビューしてきました。

−プログラムの概要を教えてください。
「イングリッシュ・ベイ・カレッジのプログラムは初級から中級までのESLと上級者向けのプログラム（英語の教授法を学ぶTESL Diploma、インターネットとビジネスを学ぶe-business、発音について集中的に学ぶExpert Pronunciationの3プログラム）、あと最終段階としてのCorprate Internshipの主に5つのプログラムから成っています。」

−基礎コースであるESLについて詳しく教えてください。
「ESLは5レベルに分かれており、入学時のプレイスメントテストでレベル分けを行います。月曜から木曜の全日と金曜の午前中は担任の先生についてレベル毎のカリキュラムを行い、金曜日の午後はアクティビティーを行っています。毎月学校のカリキュラムに基づいて作成させたテストを受けてもらい、それぞれの生徒の進度を発音、イントネーション、文法、リンキング、語彙、イディオムの6つにわけて数値化します。このテストの結果 は、私達の学校のホームページ上の各生徒用にカスタマイズされたページで、テスト後翌週に確認することが出来ます。この毎月のテストを通 じて改善されている分野と弱点とをすぐに把握することが出来ます。また、熱心な生徒には普通 の授業以外に、学校のプログラムに基づいたソフトを使ってコンピューター上で勉強することもできます。」

−生徒さんに人気のあるTESL Diplomaのコースについて教えて下さい。
「TESL Diplomaのプログラムは約1ヶ月間の100時間コースと約3ヶ月間の300時間コースの２つがあります。100時間のプログラムは1ヶ月のインテンシブな授業を通 じてディプロマが取得できるということで、期間も短く費用も多額ではないのでとても人気があります。100時間のコースではTESLの基礎を勉強します。先生になりたい人だけでなく、人前でプレゼンテーションをする技術を身につけるためにも役立つコースです。300時間のコースでは真剣に先生になることを考えている人のためのコースです。2ヶ月目は発音を集中して学び、3ヶ月目はいままで学んできたことを総合的にプラクティカムを通 じて実践する期間です。100時間のコースでも300時間のコースでも、生徒はバンクーバーにあるラテン・センターという中南米の生徒を中心に英語を教えている機関で実際に教えることでプラクティカムを行います。 」

★困ったことがあればすぐに相談してください！全力でお世話します。
（Ayakoさん：Japanese Coordinator/アメリカでの留学経験があるので、留学生のカウンセリングを担当できます）

−イングリッシュ・ベイ・カレッジの雰囲気などを教えて下さい。
「

−日本人の生徒さんにとってイングリッシュ・ベイ・カレッジのよいところとは何ですか？
「まず、ESLのプログラムでは比較的新しい学校であって日本人にはそれほど知られていないので、日本人の割合がとても少ないということが挙げられます。年間を通 じて日本人生徒の割合は7-9％くらいです。ですので、日本語を話す機会も非常に少なく、英語の学習に集中出来ると思います。またTESLのプログラムでは1ヶ月でディプロマがとれるのがとても魅力的だと思います。せっかくカナダに来たけど、なにも身につけないでただ滞在しただけで帰国するのはもったいないですよね。留学をなんらかの形に残すのに最適のプログラムだと思います。英語の能力は高くても、人前で上手に英語を話せない人が多いのですが、先生になる気がなくても人前で論理的に話すことができるようになるようにコースがデザインされています。TESLのプログラム でオリジナルなのは、実際に英語を学んでいる人を教える機会があるということです。自分の学校のなかだけで閉じているわけではなく、ラテンセンターとい学校外の機関で教えることがカリキュラムに含まれています。また、留学生活の中で色々不安なことがあると思うので、日本語で相談できる人がいるというのは強みだと思います。自分も留学経験があるので、親身に相談に乗ることができます。」

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★全然日本語を話さない理想的な生活をしています。
（Nobueさん：ESLレベル1/ワーキングホリデーでバンクーバーに来て1ヶ月です）

−カナダに来たきっかけやこの学校を選んだ理由を教えて下さい。
「日本にいるときにワーキングホリデーに行きたいなと思っていました。ワーキングホリデーに行くことができる国のなかで英語のアクセントが一番きれいなのがカナダだと聞いていたので、カナダに行くことに決めました。イングリッシュ・ベイ・カレッジのことを知ったのは、日本のエージェントで紹介してもらったからです。英語学校はずっと調べていたのですが、大きくなく、日本人がいなくて、日本で知られていない学校がいいかなと思ってエージェントに相談したところイングリッシュ・ベイ・カレッジを紹介してもらって決めました。留学の本に載っているような学校は日本人が多いだろうと思ってなるべくさけたいと思っていました。」

−授業のようすはどうですか？
「担任の先生がとてもいい人で嬉しいです。ちょっとずつですがボキャブラリーも増えてきて上達しているような気がします。この学校の先生方は若くて陽気な方が多いです。授業の中で英語を使ったゲームをやったりしているのですが、とても楽しんで学ぶことが出来ます。クラスの人数は8人程度で、とても少人数です。バンクーバー自体の印象もとてもよくて、落ち着いて勉強しています。」

−ホームステイや学校以外の生活はどうですか？
「ホームステイは結構勝手にできるお家で、自分にとても合っているように思っています。家族もとても優しくて、満足しています。また子供が男の子2人いるのですが、いつもサッカーなどをして遊んでいます。学校でも日本語は全然話さないし家では全部英語なので、全然日本語をしゃべらない理想的な生活をしています。」

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★英語を学ぶ最良の方法は英語に完全につかった生活をすることです。
（Jodie先生：Instructor ESL Level4/もともとはサイエンスの専攻でしたが、ESL先生であったお友達に影響されてESLのインストラクターになったそうです）　

−以前韓国と台湾で教えられていたそうですが、海外で教えていてどんな印象を持ちましたか？
「とにかく異国の生活は全てが違うということです。そしてその文化の違いがとても興味深かったです。海外で生活したことを通 して、人間や文化はここまで多様性があるのだということを知って、目が覚めたような体験をしました。また異文化で仕事をしたことで忍耐や洞察力も身についたと思います。」

−イングリッシュ・ベイ・カレッジで教えていて何がもっとも気に入っていますか？
「この学校ではクラスに色々な国から来た生徒がまじっていることが素晴らしいと思っています。いろいろな異文化の習慣のことを聞くのも個人的にとても楽しいですが、生徒同士でその情報を交換し合ったりしてお互いの国の文化を深く知ることができるのも素晴らしいと思っています。今のクラスは6人で、沢山お互いのことを知る機会もあるし、英語の学習にはいいのですが、もう数人他の国からの生徒がいると、興味深い話ができるのではと思っています。」

−留学して英語を学ぶことの意義は何ですか？
「個人的に私は、英語を学ぶ最良の方法は英語に完全につかった生活をすることだと思っています。英語しか使わない生活をするためには、留学するというのはやはり最速の手段だと思っています。自分の生徒にはクラブ活動に参加することなどを通 じて必ずネイティブスピーカーの友達を作るように奨励しています。そして自分の国の生徒とあまり時間を費やさないようにアドバイスしています。留学をして英語を学ぶことの意義は、やはりネイティブスピーカーに囲まれることや、その人たちと充分な会話の練習ができることにあると思います。日本にいても、ネイティブスピーカーに出会うのは難しいし、さらにその人たちと充分な会話の練習をすることは難しいでしょう。留学してきて、真剣に勉強して英語だけをしゃべる環境をつくって頑張る生徒は。信じられないほど早く英語を身につけるのですよ。」

−生徒に自分の授業で何を学んで欲しいですか？
「語学を学ぶことは、本当は楽しいことだということを知って欲しいと思っています。言葉をきちんと使ってどんどんコミュニケーションを図っていくということを学ぶと、その楽しさがより増していくと思っています。また、わからないことがあったら、すぐ回りの人に聞いたり、聞けなくてもこういう意味だろうなと推測できるようなスキルを授業を通 じて身に付けてもらいたいと思っています。」

★英語の先生になる勉強をしているのでそれに携わった仕事を帰国後に探そうと思っています。
（Emikoさん：TESL 300時間コース/別 の学校のESLを途中で休学してイングリッシュ・ベイ・カレッジのTESLを受講）　

−留学を決めた経緯を教えて下さい。
「仕事で英会話教室の受付をやっていたのですが、英語があまりしゃべれなくて困っていたというのがありました。仕事のことはなんとかできても、日常のことは難しかったので本格的に勉強しようと決めました。カナダに来たのは、働いていた英会話教室の先生が薦めてくれたのと、カナダの英語が一番綺麗だと聞いたのでカナダに来ることにしました。」

−イングリッシュ・ベイ・カレッジに来た理由は何ですか？
「別の学校でESLを勉強していたのですが、英語を教えることを学べるTESLをやりたかったのです。英会話学校にいた時に、消極的な生徒は先生に質問が出来なくて、受付にいる私に質問してくる人がいたのですが、私自身が教えることができなくて困った経験が何度もあったので教えることを学びたいと思っていました。こちらの留学センターで紹介してもらったのがきっかけです。プレイスメントテストに合格して無事コースに入ることが出来ました。」

−ラテンセンターでの実際の授業はどうですか？
「やはり毎回きちんとした授業をしなくてはいけないので緊張します。今は14-15人くらいのクラスを教えています。メキシコの人が多いので、とても陽気でこちらの失敗を笑って許してくれるというのもあって、教えていて楽しいというのもあります。次は何を準備していこうかなとか考えているのも楽しいです。ただ、クラスやカリキュラムをコントロールしていくのがとても難しいなと感じています。」

−プログラム終ったらどうされる予定ですか？
「残っているESLのプログラムがあるので、それを終えたら日本に帰る予定です。帰国したら、就職活動をしようと思っています。せっかく先生の勉強をしているのでそれに携わった仕事がいいですね。特に初心者とか子供を教えるクラスに興味を持っています。英語学校も楽しかったので、そういう方面 でも探してみようと思っています。塾とかを開くのもいいかもしれないですね。」

★イングリッシュ・ベイ・カレッジはパーソナルなことまでケアできる学校です。
（Darci先生：TESL Instructor/元々はコンピューターの学校で先生をしていたのですが、留学生を教えることに興味をもって先生になったそうです）　

−なぜカナダ人の学生を教えるよりも留学生を教えることが好きなのですか？
「留学生と知り合って色々生徒から異文化を教えてもらうことで、移動しないのに旅行する経験ができるからです。生徒から色々な国の習慣や食生活、文化の違い、言葉、生徒の個人的な経験などを教えてもらっています。航空券を買ったりホテルを予約する必要はないのに旅行しているようで、私にとっていいことばかりなのです。」

−イングリッシュ・ベイ・カレッジの特徴を教えて下さい。
「この学校はとてもコミュニケーションがよくとれているところが長所だと思います。アドミニストレーションの側では生徒に対して細心のケアをしています。成績が上がるように、プログラムを工夫したり、問題がある生徒がいたら時間をたっぷりつかって問題解決にあたっています。また講師陣も生徒に対していつでも連絡がとれるように、電話番号と電子メールアドレスを教えています。生徒には、学校が終って国に帰っていったあとでも、推薦状が必要だったり、仕事の相談などがあれば、どんどん気軽に連絡をしてくださいと話してあります。とてもパーソナルなことまでケアできる学校だと思っています。」

−今教えているコースについて教えて下さい。
「今は30日の100時間TESLコースを教えています。とてもインテンシブなコースです。このコースを通 じて、生徒は教えることはどういうことかという基礎的な知識を得ます。大規模なクラスから少人数のチューターまで、色々な規模のクラスを運営するための教授法や教授技術を実際に教えていく経験を積んで具体的に学んでいきます。300時間のコースも教えています。1ヶ月目は基礎、2ヶ月目は発音、3ヶ月目で経験を沢山つんで教えられるようになるとても有益なプログラムです。」

−TESLのコースを取ろうとしている生徒にアドバイスをお願いします。
「学ぶこともとても楽しいことには違いないですが、このコースを通 じて教えることもとても楽しいことだということを生徒に実感して欲しいと思っています。教えることに興味があって情熱をもっている人には最適のコースだと思っています。教えることは人生において長い期間仕事としてやっていくことができるので、とても有用なスキルです。また生徒の人生に良い影響を与えて変えていくことができるというのも教えることの醍醐味です。」

ガスタウン校舎の廊下。	授業中。ビデオを真剣に鑑賞。	プレゼンテーション中 。
ESLの授業。 みんなでテーブルを囲みます。	学校のアイドルマギー。 生徒さんが大好きです。	Student of the Monthの掲示。
アクティビティーのスケジュール。 盛りだくさんです。	ダイニングルームのように 暖かい雰囲気の教室。	ガスタウン校のビル。

HudsonHouseはバンクーバー発祥の地ガスタウン内に残る赤レンガ造りの建物です。建物には由来の説明書きのプレートが設置されています。	エレベーターで2階に上がるとすぐそこに受付が。アットホームな雰囲気は変わっていません。	本物のガス暖炉。目の前には大きなソファが設置されていて、生徒たちのお気に入りの場所になっています。
海側に窓が面した教室の1つ。レンガがそのまま壁になっているおもしろい造り。窓からの眺めは最高です。	バンクーバーの港を見下ろす。アジアとの貿易の玄関口として、タンカー、クレーン、貨物列車などすべてがそろう。	カナダプレイス国際会議場と、アラスカクルーズ船の停泊地を眺める。後ろにはノースショアの山々。
ガスタウン側の教室を廊下から眺める。古い木が使用されている。	ホールに設置されたたくさんのPCエリアは、授業が終わったあとでも生徒さんが残ってメールやインターネットをしていました。	３階ロフトへ直接上っていける階段。３階はこれからオープン予定。