2002.05.17
EJ Canada College
『4つの分野別レベル分けと少人数のクラスで総合的な英語の学習を目指そう』
EJ Canada Collegeはカナダのバンクーバーのダウンタウンにユニークなキャンパスを構える比較的小規模の語学学校です。規模が小さいことによって細かく分野別
のレベル分けがあって、少人数の授業を 行っています。学校全員の人々と知り合うことが出来る親密な雰囲気の秘密を取材しました。
★英語を本格的に勉強したい人にふさわしい、少人数制できめの細かいプログラムを提供しています。
(Jooさん:Marketing Coordinator/日本に8年滞在していたので日本語がとても堪能です)
−EJ
Canada Collegeでのプログラムの概要を教えてください。
「EJ Canada CollegeのESLのプログラムとしては、インテンシブプログラムとフルタイムの2つに分かれています。インテンシブは週30時間、フルタイム22.5時間で、インテンシブのコースでは選択授業を選ぶことができます。ESL以外のキャリアプログラムは専門学校であるMetro
Trainingとの提携関係があり、コンピューター関係のプログラム、ホスピタリティー関係のプログラム、ヒューマンリソース・福祉関係のプログラムの大きく3つに分かれています。EJ
Canada CollegeでのESLのレベルを全て終えた段階、またはTOEIC600点以上、TOEFL450点以上の英語力のある生徒さん向けです。」
−基礎コースであるESLプログラムについて詳しく教えてください。
「英語を本気で勉強している人、本当に伸ばしていきたい生徒にとっては会話だけを勉強するのでは十分に英語力は伸びないものです。人に英語でなにかを言われたときに、きちんと答えるにはリスニングの力もいるし、きちんとしたセンテンスを作る力も必要になってきます。もっと複雑な長いセンテンスをつくって自分の意見を表現していくためにはライティングの力も必要になってきます。ですので、EJ
Canada CollegeのESLプログラムでは英語を包括的・全般的に伸ばしていくことを主眼としたカリキュラムを構成しています。グラマー、スピーキングと発音、読解と語彙、会話の4つのエリア毎のレベル分けを行っています。また、生徒さんは毎日最低3人の先生と勉強できるようになっています。少人数のクラス編成で、だいたい6人から10人くらいまでのクラスサイズで、先生の目の行き届くサイズです。また毎月1回、TOEICのテストを行って生徒の英語の進度を客観的に図るようにしています。」
−どのようなホームステイを準備していますか?
「EJ Canada Collegeではホームステイ先は自分達のコーディネーターが自ら厳選しています。というのも、滞在先は学校同様に生徒の留学生活にとってとても大事な1要素だからです。私達のコーディネーターが何度も家庭を訪問して、ビジネスを目的でホームステイをしている家族ではなく、国際文化の交流を深めていきたいと考えている家族を選んでおります。
」
★日本人が少ないことと少人数制であることの条件でEJ
Canada Collegeを見つけました。
( Kaoriさん:Full time 学生 ESLプログラム/
沖縄出身です)
−カナダに留学に来たきっかけを教えて下さい。
「高校を卒業してから留学したいなと思っていました。高校の2年生のときにバンクーバーの郊外にホームステイした経験があったのでまたカナダに行きたいなと考えていました。私は沖縄出身なのですが、沖縄では外国人が多く生活していて日常的に英語が必要なのです。大学で勉強するよりも、海外で追い詰められたほうが勉強して身に付くかなと思ってこちらに来ました。」
−EJ Canada Collegeはどのようにして知りましたか?
「バンクーバーには語学学校がたくさんあるので、ホームステイを頼んだときの会社に学校探しを手伝ってもらいました。日本人が少ないとか少人数制であるといった希望を告げて、ここの学校をみつけました。学校全体でも40人だし、日本人も10人にもならないので、希望どうりの条件が整った学校で本当によかったです。」
−授業の様子など学校の雰囲気を教えて下さい。
「クラスの人数がとても少ないのがとても効果
的で良いと思っています。また4つの分野ごとにレベル分けがあって、自分の弱い分野をきちんとカバーできるのがいいですね。授業も、文法や語彙ばかりではなく会話にも力が入っているという点も気に入っています。また、バンクーバーの語学学校では韓国人が大変多く、時にはほとんどクラスメートが韓国人ということもあると聞きましたが、EJ
Canada Collegeでは全体の規模が大きくないのもあってかそれほどではないのでよかったなと思っています。」
−今後の予定を教えて下さい。
「将来は歯科衛生士になりたいので帰国後は専門学校に行く予定です。歯科衛生士になっても、英語は日常会話程度は出来ないと困るので、必要なことだから継続してがんばりたいです。」
★10校ほどトライアルを受けた中で、EJ
Canada Collegeを選びました。
(Takeshiさん:Intensive
学生 ESLプログラム/ ファームステイを計画中です)
−カナダに留学したきっかけを教えて下さい。
「ワーキングホリデーをしたいと思っていました。カナダは英語のなまりもあまりないしと思って。就職する前に海外での生活を経験してみたかったので、大学が終ってからこちらに来ました。
」
−EJ Canada Collegeはどのようにして知りましたか?
「とりあえずバンクーバーに来てから留学センターに行って、トライアルを10校ぐらいしたのですが、この学校が規模も小さいし、一クラスの人数も一番少なかったし、日本人も少なかったのです。トライアルで見て思ったのは、大規模校だと1クラスが必ず10人以上いて先生が前にいて話しているというスタイルの授業になってしまうことです。それだと、日本でいたときの学校の40人程度でうける授業と大差がないと思いました。4-5人だったらみんなで授業をやっているという感じがあるので気に入っています。今の5つのクラスも3人から6人までで、本当に満足しています。また、完全少人数の学校は高いので、EJ
Canada Collegeの授業料はそういう学校と比べると安いので授業料の面
でも気に入ってこちらに決めました。」
−授業意外の様子など学校の雰囲気はどうですか?
「学校の建物も気に入っています。建物の2階全部で不思議な間取りと綺麗なカラーリングがいいと思います。天井から自然の光が入るのもいいですね。大きなビルのテナントに入っている学校は、会社のようにエレベーターで10階とかに上がらなくてはなりませんが、ここは通
りに面した階段を上がるだけなので学校らしい感じがあると思います。またホームステイ先から1本でこれるバスの停留所の近くにキャンパスがあるで、通
学の弁がよいことも気に入っていますね。」
−これからの予定を教えて下さい。
「EJ Canada Collegeに3ヶ月通
う予定です。学校が終ったら特に具体的には考えていないんですが、ファームステイがしたいなと思っています。ある程度は英語が話せないと困るので、3ヶ月後にある程度までわかるようになっていたいです。
」
★EJ Canada Collegeでは先生とスタッフと生徒を明確な区別
がありません。 みんなで学校を運営しています。
(Steve先生:Instructor/もともとはレストランとジャズクラブを経営していたそうです)
−EJ
Canada Collegeの長所、強みを先生の立場から教えて下さい。
「小さい学校であることがいいと思います。最大で60人程度の規模にしかなりません。先生同士も仲がいいし、生徒同士もすぐ顔見知りになる環境です。生徒は1クラス8人以上になることは夏の時期などを除けばまずありません。先生は生徒ひとりひとりに目をかけてやることができて、生徒の学力が伸びていくのをきちんと実感することができるのです。」
−この長所は生徒にとってどんなメリットがありますか?
「先生とスタッフに一対一で対等に話し合う環境がいつもあるのは素晴らしいと感じます。この学校では先生とスタッフと生徒を明確に区別
して扱ってはいないのです。先生も生徒もスタッフもとても親密で、先生だからといって厚遇されるとか、生徒だからといって軽んじられるとかいうことはありません。海外にやってきてカルチャーショックを受けている生徒にとっては、先生やスタッフからきちんとケアを受けられるとても暖かい雰囲気があります。」
−EJ
Canada Collegeで教えていてもっとも楽しんでることはなんですか?
「生徒が成長していくことを知るのが楽しいです。ずっと低いレベルにいた生徒が、先生の指導や自分の努力を重ねて格闘しながら上のレベルに上がれた時、生徒が自分に自信をつけている姿を目にするのは本当に喜ばしいことです。毎月のTOEIC毎週の小テストなどで生徒の進度をきちんと測っていますので、客観的な進度も把握できるようになっています。また、アクティビティーなどをたくさんとりいれている授業自体も行っていてとても楽しいです。」
−英語オンリーの環境を保つためにどのようなことを行っていますか?
「つい最近、HELP-Harmonious English Leraning
Program-と呼ばれる英語だけを話すことを推奨するゲーム感覚のプログラムを始めました。4人で1つのチームを作って、英語を話していないチームにイエローカードを出すルールです。イエローカードの少ないチームの勝ちというゲーム感覚のプログラムです。他の語学学校では英語以外の言語を話していたら、厳しいペナルティーがあるが、ほとんどの生徒は成人している大人なので、生徒から自主的に楽しんで英語だけを話す環境を作り出してほしいと願ってこのプログラムを作成しました。今のところ実験段階ですが、生徒も楽しんでやっているようです。」
★学校と授業の風景
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アクティビティー等の 告知。
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授業でスキットの練習。
会話がはずみます。
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このクラスでは生徒は6名。
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明るい光が射し込む教室。
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このクラスはなんと生徒が3名。
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こちらは5名。本当に少人数。
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放課後の様子。
みんなで歓談。
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ちょっとした中庭テラス。
夏はBBQもするそうです。
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★生徒の要望をすばやく反映でき、学習能力も上がる小規模・少人数制が自慢です。
(Jenさん:Program
Coordinator Assistant/以前は中国の大連で教えていた経験があります)
−EJ
Canada Collegeのプログラムの特徴を教えて下さい。
「アカデミックプログラムは、グラマー、スピーキングと発音、読解と語彙、会話の4つのエリアに分かれていて、グラマー・スピーキングと発音・読解と語彙の3つの分野ではそれぞれにおいて正確さを重要視しています。間違いをせずに話せることや、間違いのない文章を書けること、文章を正しく理解することを目標にしています。午後の会話のクラスでは豊かな自己表現を、滞りのない速度で行うことを目指しています。同時に量
をこなしていくことも大切な側面です。これらの4つの分野以外に選択授業としてリスニング、パブリックスピーキング、ライティング、TOEICの準備などの特化されたコースを生徒の学習目的に添って選んで学ぶ総合的な英語の学習カリキュラムを組んでいます。これらの選択授業は生徒にどういった内容のものが選択科目としてほしいかを1ヶ月に1度サーベイしてからカリキュラムを作っています。」
−EJ
Canada Collegeの学校としての特徴、もっとも優れている点は何でしょう?
「学校がとても小さくて、皆が仲がよいことが私たちの学校としての長所だと思います。大規模の学校ではビジネスライクになりがちですし、中規模の学校でもなかなか全ての人と知り合うのは難しいと思います。でも、50名程度の学校なら、他のクラスの人やスタッフや先生まですぐに顔見知りになることができますし、本当の意味でのアットホームな雰囲気が生まれると思っています。また、サイズが小さい学校では、生徒からの要望を難なく短期間でカリキュラムに反映させることができます。クラスのレベル分けも生徒の希望が大きく反映されますし、選択授業の要望もきちんとスタッフに伝えることが可能です。」
−EJ
Canada Collegeが目標としていることは何でしょう?
「学校をもう少し大きくして、色々なプログラムをオファーできるようにしたいと思っています。学校を大きくするといっても、200人の生徒を取る学校ではなくて、今の少人数制のまま、他のキャンパスを持つとか、ビジネスコースを準備するとかといった風に、生徒にとっての選択を広くできるようにしたいと思っています。生徒の英語が伸びてきたところでまた別
の何かを提供できる学校になることを目指しています。」
<取材後記>
個性的なカラーリングの壁や中2階がある間取り、天井から差し込む自然光などの暖かい環境のせいか、EJ
Canada Collegeのキャンパスは、一般のESL校が高いビルの1フロアを使い企業のような外観をしているのとは全く違った小さい学校らしい雰囲気があります。Steve先生が言われたように、生徒、先生、スタッフのみんなが学校を動かしているという感覚があり、生徒の役割がとても尊重されていると感じました。
全体の生徒数も夏季意外では常に40-60人程度と日本の義務教育の学校の1-2クラス程度の人数で、全ての人と仲良くなれる大きさです。1クラスの人数は多くても平均8人程度でセミプライベートのように3-5人で授業を受けられることも多いそうです。こういったメリットの割に少人数制の学校よりも授業料が割安なところも生徒にとっては大きなメリットです。
少人数制で効率的な授業を行いつつ、会話だけでなく英語の全ての側面
から力をつけていこうというアプローチが魅力な学校です。少人数のクラスで真面
目に英語の学習をめざしている方におすすめです。
レポート Jpcanada.com取材班(abe)
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