2002.07.22
Western Town College (WTC), ESL School
『プログラムのフレキシビリティーさと専門コースの質には定評ありの学校
』
トロントにも同様のESLプログラムを持ち、さらにバンクーバーではビジネススクール編入も可能なユニークな学校。総合英語取得と専門コースの質の高さを誇り、プログラムを自由に変更できる、など魅力満載のWTC ESL Schoolを取材してきました。
★英語プラス専門を、という方にお勧め。ワーホリの方にも選択肢が豊富な学校です。
(Akiさん:Asia Marketing Manager/アジア系の学生のマーケティングと日本人の生徒さんのカウンセリングも行います)
−WTC ESL スクールのプログラムについて教えて下さい。
「 基本的に、フルタイムのESL プログラムは14レベルに別
れていて、午前中に文法、スピーキング、発音、午後に会話、リーディング、リスニング、ライティング、ボキャブラリーというカリキュラムが組まれています。その他にはパートタイムでTOEIC、TOEFL,
ESL特別コース、フルタイムのTYC(幼児英語教育)、TESOLといった専門コースもあります。これら全てのプログラムはトロント校でも同様に受講できます。そして専門コースでは、バンクーバー校にビジネススクールがあり、こちらも人気になっています。」
−これらのプログラムは非常にフレキシブルだそうですね。
「 はい。WTCのプログラムは、各コースのレベルに達すれば毎月専門コースに編入のチャンスがあります。例えば、最初はESLフルタイムを6ヶ月で申し込んでいたとします。その後3ヶ月経ってESLはもう飽きたのでTOEICと特別
コースを受けたい、といった場合も自由に変更できて、しかも料金は残金を新コースに充当できるので1ドルも無駄
にはなりません。もちろん、フルタイムのESLからTESOL, TYCといったフルタイムのコースにも変更可能です。また、トロント校とのキャンパス移動もできますよ。トロント校にはビジネススクール以外はバンクーバーと全て同じプログラムが揃っていますので、金曜日までバンクーバーで受講して、週末で移動、月曜からトロントで、ということも可能なんです。教材やレベルもそのまま移動できますからどちらも行ってみたい方には特にお勧めです。そしてもちろん、バンクーバーではビジネススクールへの移動もできます。」
−幼児英語教育というのはあまり聞きませんね。
「 そうですね、TESOLはどちらかというと大人向けの英語教師養成講座で、TYCは子供向け、というところです。バンクーバーではWTCを含めてもTYCのプログラムを持っている学校は3校ほどしかないですね。しかしWTCは他の幼児英語教育のプログラムと比べても短期間でのディプロマ取得が可能ですので(バンクーバー:5週間、トロント:4週間)、ワーホリの方で英語を勉強した後、短い時間で何かを習得したい、と思われる方などにぴったりです。おかげ様で、毎日お問い合わせを頂く人気コースになっています。内容はかなりハードになりますが、今は丁度日本の小学校で開始された英語教育の波に乗れる資格ですので、まさに必要性が高く受講しがいのあるコースだと思います。」
−TESOL, TOEICコースについてもお願いします。
「 TESOLは先程も申し上げましたように、大人向けの英語教師養成講座です。こちらもTYC同様にフルタイムのプログラムになりまして、12週間でディプロマを取得します。この前このTESOLプログラムの卒業生が、日本の英語学校の面
接を受けたそうなんですが、あっさり受かったと連絡がありました。やはりこのプログラムで得たプレゼンテーションの経験が、面
接でのデモンストレーションに役立ったそうです。これまた偶然ですが、その彼女のトレーナーというのがトロント校のTESOL卒業生だと聞いてびっくりしています。TOEICコースはパートタイムのコースですが、こちらは短期でスコアアップが狙えるとの評判を頂いております。もちろんその分かなり厳しい内容になっていますが、日本の企業ではもはやTOEICのスコア無しでは就職活動もままならない、という状況ですので生徒さんにはWTCのプログラムで高得点を目指してがんばって欲しいと思います。」
−学生さんへのサポートはどのようにしていますか?
「
生徒さんのリクエストに応じて、基本的な就職活動の仕方からアカデミックなこと、生活に関することまでお手伝いします。中には40回もカウンセリングに見えた方もいますし、毎日泣いてこられる方もいます。地方にいる生徒さんとはメールでやりとりをしています。日本に出張の時には既に卒業されて日本で活躍している生徒さんと会うのが楽しみです。アカデミックのカウンセリングの時に気をつけていることは、生徒さんの将来像を引き出して、それに近づけるようなカリキュラムを組んであげることです。」
★プログラムも自由に変えられるし、どのクラスも先生が本当に的確に丁寧に僕たちの質問に答えてくれます。
(Susumuさん:学生ビザ/ESLのフルタイムを終えて選択クラスを取り出しました。)
−カナダに来たきっかけやこの学校を選んだ理由を教えて下さい。
「 一度旅行でバンクーバーに来たことがありました。僕は元来アウトドア派なので、その時にカナダは自然が豊富ということですっかり魅了されました。またアメリカと比べると治安が良いし、お金の面
でも安いですし、英語も綺麗なので長期で留学するのならカナダだ!という感じでした。この学校を選んだのはTOEICの前評判を聞いていたから、というのが一点です。今はTOEICの高得点は日本の企業ではなくてはならないものですし。2点目はビジネススクールに行くことを頭に入れていたことです。最初からビジネススクールは難しいと思っていたので、WTCならESLで慣らして十分な英語力がついたらすぐビジネスのクラスに変更可能ですし、ESLの間もプログラムをかなりフレキシブルに選択できるので僕にぴったりだと思いました。
」
−Susumuさんはどのようなコースを今はとっているのですか?
「最初はESLだけのフルタイムだったのですが、それはそれで満足したのと、TOEICの点数を上げるためにコースを変更しました。今は午前中にTOEICクラス、午後にESLの特別
コースをとっています。」
−TOEICコースの内容などを教えてください。
「 受講前から聞いていた通り、かなり厳しいです。とてもインテンシブで、問題量
も朝っぱらから大量に解きます(笑)。バインダーにびっしり詰まった問題を一ヶ月に1冊きっちりとこなします。厳しいけど、先生が本当に良くて疑問を的確に解決してくれるんです。先月は友達が200点アップしたそうで、ぼくも1ヶ月で100点アップしました。ホームワークも難しいけどいっぱいでます。特に難しい問題は先生でもよく読まないと間違える程だそうです。クラスの中では問題を解いて先生がユーモアを含めて解説してくれます。ネイティブ独特の発音の説明なんかも丁寧に指導してくれますね。」
−ESL特別
コースというのはどのようなものですか?
「 パワートーク、ターゲットリスニングという2つのコースから成り立っていて、前者はとにかく喋る。その名の通
り話しまくるという感じです。トピックも明日はアボーション(妊娠中絶)で、今日帰った後もそのディベートのために自分の意見をまとめておかなければなりません。今日のトピックは“アートとは?”というもので、抽象的でなかなか難しいのですが、先生がこれまたうまい具合に僕達のいいたいことを引き出してくれたり、いろんな知識を盛り込んでくれたりして楽しいです。ターゲットリスニングというのは、まずその時のテーマについて、ボキャブラリーや知識を学んだりみんなで話し合った後に、センテンスやパラグラフをテープで聞き取るものです。そして2回目のリスニングではより正確に単語、文章を聞き取る訓練で穴埋め問題などを解きます。まさに、そのテーマにターゲットをあてて聞き取りを強化する、というものですね。僕は個人的にもこの特別
コースがとても気に入っていて、クラスも最大でもパワートークは8人に設定されているし、このコースをとって当りだ!と思っています。」
−今後はどうされますか?
「 WTCのESLスクールが終わった後はそのままWTCのビジネススクールでディプロマを取るつもりです。そしてTOEICの高得点とディプロマを日本の就職に役立てたいです。また違う言語にも挑戦したいんです。カナダではスパニッシュやフランス語がとても役立つし、韓国語もいいですね。特に日本に帰ってから韓国語はかなり活用できそうなので、英語と平行して他の言語にも目を向けてみたいです。」
★教える側としても、みんな仲が良くて家族のように接することのできる雰囲気が大好きです。
(Lisa先生:Instructor/ESL担当、日本が大好きなとてもチャーミングな先生です)
−日本で英語を教えた経験もあるそうですね?
「 はい、ウィニペグ郊外の学校で国際関係を学んでTESOLの資格をとった後、移民の方に英語を教えていたのですが、その後日本で3年くらい英会話学校で教えていました。私は日本のカルチャーも大好きですが、何より生徒の熱心さにも感動していました。皆さん、本当に英語を学ぶ意思が強くて、教える側としても教師冥利に尽きる、といった感じでした。」
−このプログラムの優れているところは何でしょう。
「 やはり、いろんな国の生徒と会えること、そして色んなカナディアンの先生と会える楽しさですね。沢山先生がいるんですけど、みーんな違うんですよ!だから、似たような興味を持った人と必ずめぐり合えるし、お互いをもっと良く知る為のアクティビティーも充実していて私もこれが本当に楽しみなんです。自分のクラス以外の生徒とも仲良くなれるチャンスもいっぱいありますから。クラスもとてもフレンドリーで雰囲気がいいんですよ。生徒が気兼ねなく自由にディスカッションをしたり、質問をしたりできる。良い意味で生徒と先生の垣根がないんですね。いつでもHi!って挨拶するし、そうですね、みんな家族みたいです。」
−みんなと仲良くなったら名前を覚えるのが大変そうですね(笑)。
「そうなんですよ、私は顔を覚えるのは得意なんだけど名前がなかなか覚えられない時があるから、生徒がジョークで、“Hi Lisa,今日は私の名前覚えてる?”みたいに言ったりしてからかわれますよ! 」
−教えていて一番難しいことはやはり、やる気のない生徒さんを対処する時?
「そういう生徒さんもいないとはいえないけど、そんなときはジョークで、“え?ホームワークしてなかったの??うっそー!そんなにやりたくないのぉ〜?”みたいな感じでちょっとからかったりしてるんです。ハードに押さえつけるわけではなくて、もっとこちら側に生徒が来やすいようにうまく誘導するという感じですね。でもこれが一番難しいことじゃないですね。教えるということ自体、エネルギーを消耗しますよね。私の持っているパワーを生徒に全部あげるわけだから、教え終わった後は殆どもぬけの殻みたいになります。これが一番大変なことかな。例えその日あまり調子がよくなくても、クラスにいったらぱっと切り替えてパフォームしなければならないけど、今では切り替えなくちゃ!という感じではなく自然とそうなるようになりました。もちろん、生徒からもエネルギーバックをしてもらえることが大いに役立っているんですよ。」
−ESLの生徒にとっての利点は何でしょう。
「それは全てのスキルがカバーされることですね。午前中と午後で、会話、文法、読み書き、リスニング、発音、語彙、としっかりカリキュラムが組まれていますから。そして先程もいった雰囲気の良さ。プラス、いろいろな教わり方で学べる機会があることですね。午前と午後では先生が変わって金曜日は10種類から選べる選択授業でまたさらに違う2人の先生がいるので、色々な教え方、話し方、考えた方に出会えます。教材やレッスンのアイディアの違いなども体験できるので非常にバラエティーに富んでいるんです。金曜日のアクティビティーも楽しいですよ。
」
★学校の風景・最新鋭の設備
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フレンドリーな雰囲気の中での授業。
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各クラスにはホームルームティーチャーを配置。
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生徒のカウンセリング中
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コンピュータルーム
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幼児英語教育コースのクラスルーム
子供向けの教材が並べられています
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かなりハードな問題がぎっしり詰まっているテキスト。
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ラウンジで先生とちょっとおしゃべり。
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先生も参加するアクティビティーのお知らせ
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WTCのT−シャツの前で。兄姉ののようなSusumuさんと
Lisa先生
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★国籍豊かなクラスの雰囲気を大切にしクラスの英語をクラス外で実際に生かせられるシステムになっています。
(Anitaさん:Assistant Director/ディレクター、カウンセラー、またインストラクターでもある多忙な方ですが落ち着いた雰囲気が生徒さんからの人気の理由です)
−WTCのプログラムではどのように英語を習得していくのでしょうか?
「丁寧に組まれたカリキュラムに基づいた総合的な英語学習と、それらをサポートする放課後の無料レッスンやアクティビティで実践の英語を身につけて頂きます。放課後のレッスンはどのコースの生徒でも参加でき、会話を中心としたものなので、おしゃべり感覚で気軽に受けられるのが特徴です。毎週木曜日はコーヒートークというものがあって、先生と一緒にスターバックスなどに行っておしゃべりをします。また、英語個人相談というものもありますので、例えばワーキングホリデーの生徒さんは英語の履歴書のチェックやインタビューのリハーサルをしてもらったりできます。毎週火曜のムービーナイト、週末にシアトルやバンクーバー近郊のショートトリップも企画されて、生徒さんがクラスで習った英語を実際に生活の中で使えるように配慮されています。」
−WTCのプログラムは選択肢が多く、コースの移動も可能と聞きましたが、その他にもフレキシブルな面
はありますか?
「 そうですね。ここWTCのESLスクールでは生徒は自由にカリキュラムを変更することができます。TESOL, TOEIC, TYCや、ESLも特別
コースを自由に選択できるシステムになっていますので、生徒さんの要望にかなり応える事ができます。また、ホリデー制度というものがあります。これは月単位
でホリデーを取得でき、その分のクラスを保留してあげられますので、この制度を利用してカナダを旅行したり、家庭教師をつけたり、アメリカに行ったりしてリフレッシュできるんです。もちろんホリデーが終わった時に元のコースに戻れますし、レベルが合えば違うコースを取ることもできます。また、バンクーバー校とトロント校間をほぼ同じカリキュラム、テキスト、スケジュールで無料で編入することもできます。トロント校は年間平均日本人15%以下という状況なので、日本人の生徒さんには特にお勧めですよ。」
−WTCが目指すゴールというものは何でしょう?
「 集中的な英語学習ができる、生徒中心のプログラムというものを目指し続けています。生徒さんには積極的に授業に参加することを大いに勧めています。積極的であればそれだけ英語を習得、記憶するのも早いと思うんです。でも、アカデミックに凝り固まるのではなく、フレンドリーな雰囲気も大切にしています。このテーマを維持する為に、私達もきちんと認められた教師でなければいけません。少なくても大学卒業の資格を持ち、英語か言語学の学位
を持っていてインターナショナルの経験のある教師が大半です。そして全ての教師はTESOLの資格を持っています。しかしそれだけではWTCのポリシーである、フレンドリーな雰囲気の中での総合英語学習を教えることはできません。ですから、教師にはクリエイティビティーを重視させます。基本的にはカリキュラム化された教材に沿って教えますが、クラス内のアクティビティーなどを自分で考えて生徒により楽しく、そして効果
的に習得してもらえるような工夫を奨励しています。そのおかげで生徒さんもどんどん向上心が芽生えますし、レベルアップにもつながります。そのようにレベルアップを望まれる方達にはテストを受けてもらってチャンスを最大限に生かせるようにしています。
」
<取材後記>
WTC, ESL Schoolは前々からTOEICとTYC(幼児英語教育)のプログラムの充実さに定評がありましたが、今回取材をして今一度これらのプログラム人気ぶりに圧巻しました。そして何よりもESLを含めた全プログラムを自由に変更できるシステムは、集中的に英語プラス何か専門を学びたいという人には適しているように思います。
その他のWTCのユニークなところは、バンクーバー校とトロント校の行き来も自由にできるということでしょう。ビジネススクール以外のプログラムはレベル、教材、カレンダーに至るまで両校とも同一のものを使用しているのでバンクーバーもトロントも行きたい!という方には簡単に編入ができるのが魅力ですね。
先生方の、英語の教え方だけではなくフレンドリーな雰囲気作りのために積極的に自分のアイディアを採用して生徒さんの意欲を高めよう、という意気込みも感じました。そしてESLにはそれぞれのレベルにホームルームティーチャーがいるという点も、生徒を第一に考えサポートしよう、という印象を受けました。
ワーキングホリデー、留学に関係なく、最初から全てを決めてしまうのはちょっと、という方でも気軽にプログラム変更のできるWTCなら安心して申し込めそうですよ。
レポート Jpcanada.com取材班(saki)
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