2003.07.25
Dorset College
『提携大学への編入は大学トランスファープログラムにおまかせ!』
大学1,2年次の単位をDorsetで取得し、その後は提携するカナダの公立大学へGO! そんなことが可能です。毎年多くの留学生が提携大学へ編入しています。
★現在Dorset唯一の日本人生徒。提携大学への編入を目指しています。
(Kiichiroさん:生徒/現在大学編入プログラムに在籍中。)
−Dorsetを選んだ理由を教えて下さい。
「日本で英語を学んだあと、公立カレッジ付属のESLで1年半勉強しました。そのままカレッジに進学してビジネスを勉強したかったのですが、そこには日本人がとてもたくさんいたので、英語での会話が上達しているという実感が湧かなかったのです。そのとき、ちょうど中国人のルームメイトからDorsetの情報をもらい、入学を決めました。まず『大学準備プログラム』から入ってアカデミックスキルを勉強しました。そして去年の9月から『大学編入プログラム』の大学過程を取っています。今は3科目取っています。Dorsetで取得した単位をUCCB(University
College of Cape Breton)へ移して編入し、2年次はUCCBで受講する予定です。」
−他の学校と比較して、Dorsetが優れている点は何だとおもいますか。
「Dorsetの大学準備プログラムは、日本人が全くいない環境で、面倒な入学手続きなしで大学課程に進めること。それから公立カレッジに比べて、Dorsetの大学編入プログラムはストレスが少ないこと。大学やカレッジに入ってもカナダ人と方を並べて勉強する自信の無い人や、入る大学にこだわりはないがカナダの大学やカレッジで勉強したい、という人に向いていると思います。ここでは生徒がみな留学生なので、先生やスタッフのサポートも手厚いです。先生に授業の内容で質問があれば、メールを送るとちゃんと返してくれます。」
−大学編入プログラムは生徒各自の時間割が違うと思うのですが、1週間の時間割を例として教えて下さい。
「授業時間は週に12時間です。月曜日は大学英語・社会学・数学の3科目。火曜日・金曜は休みで、水曜は社会学、木曜は大学英語、土曜は数学です。今日の大学英語は、リサーチペーパーの書き方の授業だったので、図書室のインターネットを使って調べ物をしました。」
−大学を卒業後、目指しているものは何ですか。
「家族がビジネスを持っていて、海外にも出かける機会がありますので、大学で勉強したことを生かしてそれを手伝います。」
★大学の講義と同じレベルだけれど、少人数。
(Neil先生:SFUの修士号を持つ、人気の教授。大学準備プログラムと、大学トランスファープログラムの社会学担当。)
−まず大学準備プログラムのクラスについておしえてください。
「一番レベルの高いクラスを教えています。僕が教えるのは、聞き取り能力と読解力を向上させ、リサーチペーパーの書き方など、大学で勉強するときに必要なあらゆるスキルです。様々な科目を使うので、学んだことを大学で応用できます。僕は、SFUで学士号と修士号を取得するあいだ10年ほど学生として過ごしたから、こういったことを教えるのは得意です(笑)。実際にSFUで教えていましたので、カナダの大学が学生に望んでいるレベルも理解しています。」
−それでは、大学編入コースで教えている内容について教えて下さい。
「社会学のIとIIを教えています。数ある難しいテーマの導入部分を学び、社会学とはどんな学問かを知っていきます。このクラスでは、普通の大学の講義と同じレベルの講義を行って、生徒達が基本をしっかりと理解することを目指します。このプログラムが終わったら、次は大学に行ってカナダ人と一緒に授業を受けるわけだからね。僕が教えている社会学は、数学などと違い、全て語彙や概念や文化に基づいているので、留学生にとっては大変な科目の一つなんだ。今日の講義の内容は、1人の人間の社会的現実は、育った社会的環境だけでなく、他人の判断や態度の反映でもある、ということがテーマでした。」
−Dorsetでの授業と、大学での授業の違いをあえてあげるとしたら?
「違いは、クラスが少人数だという点。大学では、特に1年次は、50人から100人の生徒が大講義室で一斉に授業を受けます。そこでもし教授の言っていることや概念がはっきり分からなければ、戸惑ってしまうでしょう。Dorsetでは、僕は生徒の顔が見え、生徒のうなずき方で、彼らが本当に理解しているか、それとも分かり易い例にたとえて説明をするべきか、分かります。概念を説明するときに、多少自分の経験を持ち出して話すこともあります。」
−なるほど。宿題は多いのでしょうか?
「予習として教科書を50ページほど読むことは、授業についていくために大事ですが、宿題は特にありません。読むだけでも大変ですからね。経済学など他の科目では宿題があるはずです。課題としては、3ユニット毎に小テストがあります。」
−小テストはいったいどのような形式のものなのでしょう?
「お見せしましょう。まず選択式の問題。これは簡単に見えて、似たような言葉が並んでいるから留学生には一番難しいんですよ。言葉の意味も似ていますしね。次に○×式、空欄に埋めていくもの、最後に小論文です。実際の大学での小テストも、コースによって変わりますが似たような形式だから、大学に編入しても戸惑うことはないでしょう。」
★留学生のお金と時間を節約し、早く確実に大学への道を導く。
(Martinさん:Dean/貫禄のある校長先生。)
−Dorsetのプログラムの概要を教えてください。
「Dorsetが他の学校と違う点は、留学生に様々な"大学への道"を提供していること。ここバンクーバーキャンパスでは、会話中心のESL、大学準備プログラム、大学編入プログラム、プレ・マスタ−プログラム、インターンシッププログラムがあります。」
−Dorsetの大学編入プログラムについて、教えてください。
「Dorsetでは留学生のための近道として、Dorsetで勉強して、その単位を提携大学に移すことができます。いくつかのカナダの公立大学と提携しており、今年7月にはUCCBのMBAへ5人の生徒を送りました。次のセメスターにも多くの生徒が編入します。カナダの大学ランキングでトップ10にランクされているArcadia大学もありますよ。他に、Kwatlen
University College、UCC(University College of Cariboo)、UCCBなどがあります。通常留学生がカナダの大学に直接入学をすることは、簡単ではありません。TOEFLで要求される点を取れていても、実際の入学までとても長い期間待たなくてはならないのです。」
−単位をDorsetで取得し、それをトランスファーすることの利点はなんですか。
「優秀な生徒は、どこの大学でも受け入れてくれます。でも、大学へ直接入学することが難しい平均的な生徒でも、Dorsetと各大学が提携関係で結ばれていることの恩恵が受けられ、より簡単に大学に入学できるのです。Dorsetは、学生のお金と時間を節約し、大学への道を早く確実なものにします。そして実はもう一つ、大学への道があります。Dorsetの高校を卒業して、カナダの高校卒業資格を得ることです。Dorsetの高校卒業資格は100%大学に受け入れられていますよ。高校とドラマプログラムはニューウエストミンスターキャンパスにあります。」
★学校と授業の風景
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受付の後ろがすぐアドミニストレーションになっているので、声がかけやすいのがいい。
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教室の風景。他の教室では大学の講義が行われているが、ここは静かな雰囲気。
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図書室兼PCルーム。新聞もそろっている。
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生徒用ラウンジ。とっても大きいので生徒が何人でも入りそう。
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ショッピングモールの中にある絶好の立地。反対側にはあのブランチマクドナルド・メイクアップスクールがある。
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ショッピングモールからDorsetの正面入り口に向かう。後ろ側もDorsetの各教室があり、総面積はかなりのもの。
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★短い間だけだけれど、英会話を学んで就職に生かします。
(Kiriaさん:9レベルあるESLプログラムのレベル4。カナダに来て2ヶ月目。)
−Dorsetで学ぶことを決めた理由を教えて下さい。
「メキシコでカレッジを卒業しました。カレッジでは英語を毎日1時間半くらい勉強していましたが、バンクーバーで会話を学ぶことはとても良い機会だと思い、留学を決めました。メキシコに帰国したら、良い仕事に就きたいと思います。専門的な仕事に就きたいわ。Dorsetは、留学フェアで知ったんです。」
−今日は何を勉強したのですか?
「朝は文法を中心に総合的な英語を勉強します。今日は過去完了進行形について、いろんな形で勉強しました。午後は、発音や語彙、特にサイレントワードや会話を練習しました。」
−クラスメイトと担当の先生はどんな方たちですか。
「生徒はアジアから来た人たちが多いです。メキシコからも2人います。皆フレンドリーで、社交的で、集中力もあります。アクティビティもあって、学校生活を楽しんでいます。Stephanieはとっても頭の切れる朝の先生で、文法もとても分かりやすく説明してくれます。午後の先生は面白い。彼女はいつも発音を重要視して、生徒が分かるまで繰り返し発音してくれます。その後で私達も繰り返しその言葉を発音できるようにします。たくさん間違いながらも、私の会話力は上達しているって感じがします。」
−無料でフランス語、TOEFL、歌とダンスのクラスが取れるというのは本当ですか。
「ええ、私はTOEFLクラスを毎週火曜日と木曜日の放課後取っています。今は中級クラス一つで、生徒は10人くらいです。TOEFLを勉強するのは面白いですね。リスニングの教材を聞いて、何を言っているのか集中して聞き取るように努力しています。」
★日本人の生徒さんには日本語でサポートできます。
(Harunaさん:日本語対応スタッフ/アドミニストレーション全般で活躍中。)
−事務手続きをする立場から、Dorsetの特徴について。
「Dorsetでは、生徒のサポートとサービスに力をいれています。生徒の貴重な時間を無駄にしないように、ビザの申請手続きや大学編入の際の書類手続きなども代行しますから、生徒は面倒な書類の手続きのために授業を休む必要がないのです。他の学校ではここまでやっているところはあまりないと思います。何か問題が起こったときは、生徒の相談に乗り、勉強に集中できるようにと努めています。」
−その他に、Dorset独自のサービスはありますか。
「TOEFL、フランス語、歌とダンスのクラスが放課後にあります。やる気のある生徒はだれでも無料で受けられます。それから年間30名の優秀な生徒に最高$1000ドルの奨学金を出して、生徒のやる気を応援しています。さらにDorsetでは、ボランティアの機会を生徒に与えています。カナダの建国記念日には、100名近くの生徒がイベントスタッフのボランティアを体験しました。」
−スタッフとして、学校の印象をおしえてください。
「生徒はすごく元気で、雰囲気はアットホームな感じです。英語と中国語と日本語の他、スペイン語、韓国語、フランス語を話すスタッフがいます。生徒達は先生達とも仲が良くて、楽しんでいるようです。毎月バーベキューやラズベリーピッキング、遊園地などアクティビティがあり、スキートリップやボートクルーズも大盛況でした。昨年のクリスマスには、400名が参加してリッチモンドの豪華な中華レストランで、盛大なクリスマスディナーパーティーが行われました。」
<取材後記>
Dorset Collegeは中国語を話す国々からの留学生が多い学校ですが、カナダ風ショッピングモールの中にあるせいなのか、校内の雰囲気は北米的な明るさがあり興味深い学校です。ショッピングモールへクラスメイトと連れ立って行く生徒さん達の姿も見られ、勉強で疲れた頭を気分転換させるのに最高の立地だと思われます。
カナダの大学は、留学生に高いTOEFLスコアを要求していますが、高い点数を取れたからといって即入学が出来るわけではなく、待っている間に進学をあきらめてしまう留学生も実際にいます。Dorsetの提携大学への編入システムは、エスカレーターに乗るようにスムーズに大学に編入でき、わずらわしい願書の手続き等も学校側のサービスとして提供されていますので、カナダの大学を目指し、お金と時間の節約をしたい人におすすめです。
人気の提携大学の一つ、カナダの東海岸に位置するAcadia大学は、文武両道のカナダ大学ランキングのトップ10の常連です。全ての生徒にラップトップコンピューターが貸し出されており、教授並びに講師達はこれら設備を使い、生徒と教授陣相互間による活気のある授業やディスカッションを行っています。
レポート Jpcanada.com取材班(kiri)
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