2005.03.25
IAM Institute of Advanced Media
『バンクーバーで唯一のインターネット・IT専門学校。』
IAMは、今年設立されたばかりの、バンクーバーで唯一インターネット・ITを専門に教える学校です。長年、教育産業で経験を積まれたディレクターお二人は、(留)学生が何を求めているのか、熟知しています。
学生の役にたちたい、学生が求めているものを提供したい、そんな願いから生まれたのがIAMです。
★IAMは、バンクーバーで唯一、コンピューター・ITを専門に勉強できる学校です。
(Gregさん:Director/学校の代表者。日本で4年、カナダの高校で4年で教鞭をとっていた経験を含め、教育業界で10年以上の経験のあるプロ中のプロです。)
−経歴を教えてください。
僕は、バンクーバーで生まれ育ち、大学卒業後は、日本の埼玉県蕨市で英語を4年間教えていました。バンクーバーに戻ってからは、高校の教師になる為に大学に1年間戻り、それから地元の高校で4年教えました。
その後、しばらくの間、インターナショナルマーケティングと留学生と生涯教育のプログラム開発に携わってました。 1999年に、UBCの国際教育開発の修士課程に入り、修士号取得後は、あるIT関係の学校に、ディレクターとして勤務し、今年2月のIAM設立に至ります。
−IAMを設立することになった経緯を教えてください。
大学院卒業後、IT関係の学校で勤め始めた時から、バンクーバーではESLにおいてはいい学校が沢山ありますが、IT関係については、残念ながら全然ないと思っていました。何か学生の為にしたい、いい学校を提供したいと言う強い思いがあり、IT関係なら、バンクーバーに今あるものより、もっともっといい学校・プログラムが提供できると確信したんです。9月から11月からは、このコンセプトをもっと発展させて、細かい点を詰めていったんです。12月からは、改築や、施設を完成させるのに、時間をさき、1月のオープンハウス(お披露目パーティー)に向けて必死でやりました。(実は、オープンハウスの前の晩ぎりぎりになってやっと完成したんです。)
−IAMの特徴を教えてください。
第一の特徴は、IAMが、実務経験を生徒がきちんと積める環境を提供している点です。例えば、プラクティカムやインターンシップを売りにしている学校はたくさんありますが、きちんとフォローアップをしている学校は少ないんです。ほとんどの学校は、生徒をクライアントに紹介して、それでインターンシップは終わりだと思っています。結局、そんな状況では、生徒はよい経験を得られません。IAMでは、それを改善して、生徒が最大限にインターンシップの経験をいかせる環境を提供しようと強く考え、プラックティカムをカリキュラムの1部にしました。
次の特徴は、IAMが、バンクーバーで唯一、インターネット関係の総合的な学習ができる学校だということです。インターネット関連という時、僕らは単純なウェブデザインから、もっとインターネットビジネスのマーケティング、またサーチエンジンでより引っかかりやすくするなどの分野まで含んでいるものを指します。いくつかインターネット、グラフィックデザイン、ウェブデザインのプログラムをもっている数校学校がありますが、総合的にEビジネスの分野まで教えているところは、IAMだけです。
というわけで、IAMのフルタイムのプログラムでは、インターネット関連の総合的学習、そして質の高いプラクティカム・インターンシップの経験を提供しています。もちろん、卒業後は、この業界でかなりいい仕事を得ることも夢ではありません。
最後の特徴としては、IAMは、IAMWEBSというウェブ製作会社をもっていることです。今まで、企業家が自分の会社のウェブサイトを作ってもらいたいと思った時に、はっきりとどこでやればいいというところがなかったんですね。ウェブデザインは、最近では恐ろしいほど値段が高く設定してあるので、いわゆる駆け出しの企業家には、手が届かないんですね。そこで、僕達は、「IAMWEBS」という会社を作って、クライアントが、リーズナブルな値段でサービスをうけられるようにしました。ウェブサイトは、IAMの学生がで作成します。これは、3ターム目のカリキュラムの一貫で、学生が、実際のクライアントと接しながら、教師の監視下で、ウェブサイト作成を手がけます。こうして、学生は、実務経験が積め(授業料は安く設定)、また実際のクライアントは、安価で高質のサービスが受けられるというわけです。
★僕の役割は、ビジネスの全体像を学生にわからせること!全体像が見えたら、どのようなウェブサイトが必要なのか見えてくるんだ。
(John 先生/若く見えますが、もう15年もコンピューター関係、Eビジネスを教えています。)
−経歴を教えてください。
まず、UBCで経済学の学位をとり、現在は、オーストラリアのディーカン大学でMBAコースを受講している最中です。
あと、エレクトリックコマースのサーティフィケートをBCITでとったんだ。今は、BCITで E-Businessの主任講師をしてるんだ。BCITでは、5年ももう教えているんだ。全部あわせたらもう15年も教えてるんだよ。僕はいくつかって?10歳の時から教えいたんだ。じゃないと僕の年齢が、、、。(照れていました。)
-IAMでは、何を教えていらっしゃるんですか?
僕は、テクノロジーの面では、あまり強くないんだよね。僕の、ここでの役割っていうのは、テクノロジー関係で強い人をどうビジネスの面で使えるようにするかって事かな? 例えば、Photoshopを専門にやってる人、データーベースを専門にやってる人、皆ある1つの分野ではすごく強いが、ビジネスの全体像が見えてない人が多いんだ。例えば、今やっていることの1つ1つがどうビジネスに影響するか。他の例では、どこかの会社の為のウェブデザインをするとするよね。デザインがどうとか、色がどうとかっていうのは、本当に小さな部分なんだよね。まあ全体の10%くらいかな?それより、きちんとしたストラテジー(戦略)をもってなくてはダメなんだ。例えば、どうしてオンラインに進出するのか、このビジネスで何を得ようとしているのか、もし何か売るんならクレジットカードでの支払いを受け付けるのか、どのようにサーチエンジンにのせるのか、どのようにオンライン上でマーケティングするのか、バナーはどうするのか、直接Eメールで宣伝はするのか、もし何か問題がおきたらどうするのか、などなど、よく考えないといけないことがあるんだよ。クライアント(お客さん)は、単にウェブサイトを作ってもらえればいいと思っているが、そんな単純ではないんだね。だから、僕の役割は、こういった細かいビジネスサイドをつめていくことなんだね。僕は、BCIT以外にもいくつか私立のカレッジで教えたことがあるんだけど、テクノロジーの技術に関しては高いレベルのものを提供している学校はあっても、このビジネスにつなげる部分を、あんまり教えている学校はないんだ。もちろん、このことに8-10ヶ月も費やす必要はないんだけど、ただ全体像を見る訓練をしないといけないんだよね。
−学生にどのようなことを求めていますか?
やる気かな。集中して、時間と労力をさいてほしいな。もちろん、私立の学校に来る生徒っていうのは、もちろんもともとやる気がかなりあるんだけどね、っていうのは、自分の意志で学校に来てるんだからね。
★常に学生の皆さんのことを気遣っています。
(Fumiyoさん:日本人カウンセラー)
−日本人カウンセラーとして、気をつけていることはどんなことですか?
特に日本人留学生が、一番気にされるのが、英語での授業についていけるのかということだと思います。入学の際に、インタビュー形式の試験をしたり、筆記のテストをして、英語の能力はきちんと確認しているのですが、入学されてからも、問題なくついていけているのか、常に気を配っています。
−現在、通われている日本人の学生を見て、どうですか?
やはり、コンピューターって聞くと、難しいことをやるんじゃないかっていうイメージがあり、まして英語なので、皆さん入学の際に、どこまで基礎知識がないとダメか気にされるようですが、実際授業が始まってみると、皆さん楽しく勉強されていますね。
講師の経験が豊富なので、生徒が困る点、間違える点がわかるようなんですね。私も英語でコミュニケーションがとれるといっても、所詮英語が母国語ではないので、学生の気持ちも手にとるようにわかります。 もちろん、お手伝いできることがあったら、できる限りお手伝いしたいし、何か問題があったら解決するよう、全力でお手伝いしたいと思っています。
★学校と授業の風景
★将来は、自分の会社を発展させ、自分のウェブサイトを創ることかな?
(Sarahさん/カナダ人学生:韓国とカナダ間で貿易のビジネスをやっています。)
−どうしてIAMで勉強されようと思ったのか教えてください。
まず、私は、やっぱりコンピュータースキルがまだ充分ではないと思ったからです。もちろん少しは、大学でもコンピューターの勉強をしたんですけどね。だから、もう少しコンピューターの勉強をしたいと思ったのと、将来的にはオンライン・インターネットビジネスをやりたいと思っているからです。またこの学校は新しくオープンしたばかりで、私が本当にやりたいと思っていることを教えてくれるので。
他の理由として、私は、Gregのことを個人的に10年くらい知っているんです。 というのは、私の高校の時の先生だったんです。GREGは、最高にいい先生だったので、IAMに決めたんです。今とっているのは、パートタイムのコースなので、とても短期間だし、私のスケジュールにぴったりなんですね。私は、実は今韓国で働いていて、バンクーバーには休暇で帰ってきてるんですね。なので、今2週間の集中コースをとって、習得したいスキルを身につけて韓国に戻ろうという計画です。オフィスコンピュータースキルを今勉強していて、他にもPhotoshopなど私のビジネスに必要なものを学んでいます。
−何のビジネスをしていらっしゃるんですか?
私は、わんちゃんの洋服を売ってるんです。韓国で買って、カナダに輸入しています。今は、基本的なコンピュータースキルを勉強していますが、将来的には自分のウェブサイトも作れたらと思っています。
−IAMのどのようなところが気に入っていますか?
少人数制で、先生が1人1人のペースに合わせて授業を進めてくれるところかしら。たまに、遅れをとってしまうけど、そうするとGregが止まって、皆がちゃんとついてきているか確認してくれるところですね。
★こんなに簡単に、ウェブサイトが作れるなんて感激です!
(Sachieさん/3月末には帰国です。帰国後就職活動をされるそうです)
−どうしてIAMで勉強されようと思ったのか教えてください。
この前は、ビジネスの学校に6ヶ月通っていて、マネージメント、貿易などを勉強していました。そこで、MSOffice等勉強したんですが、私はもともと全然コンピューターダメで、少しできるようになったのですが、もう少しやってみようと思っていた時に、IAMを見つけました。 IAMがパートタイムのコースがあったのでここにしました。
−何のビジネスをしていらっしゃるんですか?
クラスは楽しいですよ。今はPhotoshop を勉強してます。先週までは、Excel, Word, Accessを勉強して、また自分のホームページを作成したんですね。こんなに簡単にホームページが作れてしまうなんて感激でした。
−IAMのどのようなところが気に入っていますか?
1人1人コンピューターがあるので、自分のペースでできるのと、先生もその場で直してくれるので、間違えれば間違えるだけ覚える感じですかね。結構、マンツーマンのように教えてもらえます。
<取材後記>
この学校は、本当に学生のニーズを把握して、それにきちんを応えているという印象を受けました。学校を設立するはいいが、設立者の思想が強く現れている学校が多い中、ここのディレクターは、教育産業での経験が長く、豊富な為、学生が何を望んでいるのか、学生の要望に応えるにはどうしたらいいのか、本当によく研究していると思いました。また、実際のプロダクションスタジオのような教室を作ったりなど、ちょっとした内装の部分まで気を配っていて、素晴らしいと思いました。
この学校の創立者であり、経営者であるGregさんは、過去にも語学学校経営や日本滞在の経験があります。そこで、日本人や韓国人生徒が、どのような面で苦労するのか、どのようなケアーを必要としているのか、肌で感じてきています。その結果、留学生が、カナダ人と一緒に勉強しても、留学生が引けをとらず、勉強できる環境を提供してくださいます。
インターンシップが、教師の監視下でできるのも、IAMの特徴です。これは、本当の意味での実務経験を得るのに、最高の環境でしょう。コンピューター技術は、これからの時代、なくては就職の時に困ります。IAMに行けば、基礎レベル、それからプロレベルまで、カバーしているので、自分の今のレベルにぴったりのクラスが見つかるでしょう。IAMSに通う生徒は、カナダ人や日本などからの留学生です。もちろん、みなさん真剣にPC技術向上に努めていらっしゃいます。
レポート Jpcanada.com取材班(Kitarou)
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