2006.11.03
Gastown Business College - INC IST
『価値のあるインターンシップ(企業就業体験)を!- INCIST プログラム』
質の高いインターンシップを提供するインターンシップ専門学校。クラスは定員になり次第締め切るので、いつもウェイティングリストがあるという人気校。今回は、19期生の日本人学生3名からお話を伺いました!
★インターン派遣率100%、50%レクチャー、50%インターンで、実践英語を学び、価値のある企業体験ができる学校です!
(Kareeさん:インターンシップコーディネーター、キャリアカウンセリング、雇用カウンセリング歴22年のINCISTプログラム最強スタッフ)
―INCISTプログラムのインターンシップは、他校のインターンシップと比べだいぶ異なると伺いましたが、どう異なるのですか?
「はい、当校のインターンシッププログラムは、『価値のある企業体験』を掲げています。なので、インターンに行って、コピー取りだけだったり、自分の受講している学校の受付だったり、ホテルのベットメーキングだったりということは絶対にありません。
また、当校のプログラムは、トレーニングレコードというシステムがあり、インターン先でのトレーニングを記録に残します。また何度もエバリュエーション(評価)をする機会が、学生と受入れ企業側に与えられ、私を含め、ミーティングを行います。そして、当校のインターンシップでは、学生1人1人が、WCB(労災保険)に加入しているので、何かの時にも安心です。
現在に至るまで、インターンシップ派遣率100%を誇ります。12週間プログラムは、学校が紹介するインターン先に面接に行ったり、24週間プログラムのように、生徒自身が見つけてくる場合もあります。24週間プログラムはご自分でリサーチし決めた会社に、ご自身でインターンを申し込みます。(その際の過程は下記にて説明)また、インターン先には、インターン生1人しか派遣しませんので、インターン先で学生同士で固まってしまうということはありません。学生がカナダ人同僚の間に入り込みやすい環境を設定します。」
―INCISTプログラムの概要を教えてください。
「はい、12週間、24週間どちらのプログラムを受講されても、50%レクチャー、50%インターンシップで、法律にのっとり必要なビザを取得します。レクチャーでは、基本的に理論を勉強することはありません。実践で使えることをどんどん学んでいきます。日本語発想の英語から英語らしい表現への切り替え、人間関係を円滑にし人脈を作る為の英語、職場で問題が起きた時の英語での対処方法といった実践英語を学びます。この他に、ビジネスマナー、プレゼンテーションスキルなども並行してトレーニングします。
また、『自分を売り込む』ということに重点を置いた授業もあります。インターン先を自分で探すのに、コールドコ―リングという電話のかけ方のトレーニングをします。各学生100社以上に電話をかけ、その中から面接までこぎつけるのです。約30%の学生が、この方法を使い、自力でインターン先を決めています。また、自分を売り込むには、レジメの内容も大切になりますよね。レジメの書き方の授業ももちろん行います。」
―Kareeさんは、インターンシップコーディネーターという肩書きをお持ちですが、実際には、どのようなことをされるのですか?
「はい、まず、学生が当校のプログラムに申し込まれた際の面接を担当し、入学を許可するか否かの判断を下します。面接は、バンクーバーにいらっしゃる方は対面で、海外にいらっしゃる方はウェブカメラを通してして行います。判断の基準は、もちろんある程度の英語コミュニケーション能力は必要ではありますが、それよりも学生が夢を持っているか、どのようなことをやりたいか、どのようなスキルを持っているかといった点を重視します。
次にインターン先を決定するにあたり、学生のスキル、何ができるかなどを見極めます。興味のある企業、業界を研究し、どのようなスキルが要求されるかなど情報を集めるお手伝いをします。言わば、『今現在の自分』から『なりたい自分』になる、道しるべのお手伝いをしているのです。そして、インターン先が実際に決定すると、学生と一緒に企業に出向き、正式な契約書を交わします。このときの学生の表情を見る度に、この仕事をしていて良かったと思いますね。
そしてインターンが始まると、何度か企業に出向き、学生、企業のスーパーバイザー、私との3人で、ミーティングをし、学生、企業側がともに満足しているか、どのようなことを学生がしているかなどチェックをし、お互いに評価をしあいます。 学生がインターンに満足している、ハッピーであることが、とても重要なので、場合によってはインターン先を途中で変えることもあります。
この他にも、インターンシップ先を確保するのに、企業と連絡を取ったり、ビジネスミーティングに参加したりしています。」
―学生を見ていていかがですか?
「やはり、夢、情熱を持って頑張っている学生が成功すると思いますね。中には、フォーカスしすぎて、逆に自分の能力を制限してしまうケースがありますが、こういった場合は,、もっとオープンに色々な可能性に目を向けることが成功の秘訣かと思います。また、私達スタッフは、ガイドというかお手伝い役に過ぎないんです。才能、やりたいことを聞き、オプション(選択肢)を示したりするだけで、実際に行動をおこし、決めるのは、学生なのです。なので、自分でどんどん動いていく行動力と、やる気が大切ですね。学生の成功する姿を見ると、本当にやりがいを覚えますね。」
★インターン中は、ミスを恐れずに何にでもチャレンジすることが大切だと思います!
(Tsutomuさん:インターンシップ生/2005年5月からカナダに滞在)
―どうしてこのプログラムを?
「はい、私は去年5月にカナダに来てから、色々ESL学校で勉強していました。1年経ってまだ自分の英語力に満足がいかないと思ったのと、英語環境で働いてみたいというのとで、このINCISTプログラムを選びました。」
―このプログラムを取ってみていかがですか?
「とてもよい経験になったと思います。初め、インターンシップ先を見つけるのにあたり、100社以上コールドコーリングといって電話をかけました。インタビューまでこぎつけた時は、とても嬉しかったですね。
今は、GPS製品を作る会社でインターンシップをしています。社員が100名以上という規模の会社です。最初は、出荷前に製品を検査する部門にいましたが、現在は会計部門です。インターンシップには、とても満足しています。実を言うと、インターンシップ開始前は、インターンシップに関して、あまり期待していなかったんです。というのも、インターナショナル学生で、言葉の壁もあり、あまり任せてもらえないだろうなーと思っていました。それが、今は毎月の請求書と利用経歴を見ながら、請求書の調査などをやらせてもらっています。また、英語環境なので、英語に触れる機会もたくさんあります。ちょっとしたことでも、『あーこういうふうに言うんだ』などと、勉強になりますね。」
―このプログラムは、どのような人に向いていると思いますか?また、アドバイスなどありますか?
「自分のやりたいことが明白な人に向いていると思います。どのようなことを体験したいか決まっていると、なお良いと思います。インターン中は、ミスを恐れずに何にでもチャレンジすることが大切だと思います。また、自分の仕事が終わったら、積極的に他にできることがないか聞いて、行動するのも大切ですね。」
★インターンシップ先では、ミーティングに参加したり、チームの一員として扱ってもらっています!
(Shingoさん:インターンシップ生、水中ポロが得意で、体育会系、スポーツ系のキャリアを目指している。)
―コールドコーリングをたくさんしたそうですね?
「はい、100社以上に電話をかけましたね。相手方の対応も様々で、冷たく『今採用していないわよ。』といわれたことも多々ありました。逆に、『レジメ送って。どんなポジションを探しているの?』と親切な対応を受けたり、また、日本人だとわかると日本のことについて色々おしゃべりが始まったりと色々でしたね。結局、BCサッカー協会という、サッカーをカナダ全土に広めたり、トレーニングプログラムを作成したり、審判のスタンダードを決めたりといった機関のBC州オフィスでのインターンシップをしています。」
―インターンシップをしてみていかがですか?
「はい、職場では、基本的にデータ―入力、コピーなどをしていますが、なんと言ってもチームの一員として扱ってもらえていることに、とても感謝しています。何でも一緒に僕を交えてくれます。例えば、社内ミーティングにも参加でき、その場で意見を求められることもあります。また、ミーティングに参加することで、今職場で何が起こっているのか、これからの方針が何なのかがわかり、自分が任せられていることにおいても、何のためにやっているのか、自分がどのようにかかわっているのかがよくわかるので、良いと思います。
職場で、びっくりしたのが、プロフェッショナルなのでしっかりやる所はきちんとやるのですが、よくジョークを言い合ったり、じゃれあったり、日本の職場と比べて、とてもカジュアルだと思いました。」
―エバリュエーション(評価)があるそうですが、どのように行われるのですか?
「はい、一回目は、INCISTのインターンシップコーディネーターと、インターンシップ先のスーパーバイザーと僕の3人で、インターンシップがどのように進んでいるか話し合いました。仕事内容などお互いに納得のもと、このまま続けていくことを同意しました。2回目からは、毎週フィードバックシートに記入しています。僕は、何をやったか、どう思っているか、満足度はどうかなどを記入し、スーパーバイザーは、僕の仕事振りを見てのコメントを記入します。Great
Job!といった誉め言葉と、『何を任されても最後まできちんとやり抜いている』といったコメントをもらい、忙しいのによく見ているなーと思いました。」
★僕の英語教師としての経験をもとに、ビジネスコミュニケ―ションの分野を主に担当しています!
(Ryanさん:教師、ESL教師としての経験をもとに、Business Communicatonの分野担当、日本に4年滞在歴あり、今日はドラエモンのネクタイで登場!)
―経歴を教えてください。
「はい、僕は、日本の有名英会話学校で、英語を4年間教えていました。何も知らずに日本に行ったのですが、文化、食べ物、ライフスタイルなど全て気に入り、4年も滞在してしまいました!(笑) ちなみに、今日のネクタイはドラエモンで、僕が日本を去る時にお土産として頂いたものなんです。カナダに帰国してからは、INCISTで勤務しています。僕の英語教師としての経験をもとに、ビジネスコミュニケ―ションの分野を主に担当しています。レジメの書き方、問題が起きた時の解決方法、フィードバックをどのようにするか、また学生のリクエストに応え、発音、イディオムなども教えています。」
―この仕事をしていていかがですか?
「とても気に入っています。日本で英語を教えていたのとは、だいぶ違い、今は、生きていく上でのレッスン(ライフレッスン)、コンセプト、日々の生活またキャリアで使えることを教えているので、よりやりがいを覚えます。また、学生の成長する過程(もちろんその過程で成長するにあたるつらさ、痛みも含め)に立ち会うことができることにおいては、とても光栄に思っています。」
★学校と授業の風景
★自分が教えることが、学生の成功につながり、学生の人生を変えているんだと強く信じ、毎日教えています!
(Stephen先生:シニア教師、とても情熱的な、でも優しい先生。)
―経歴を教えてください。
「はい、HRDCというカナダ政府系の職業関係機関で、5年以上、仕事の探し方プログラムを担当していました。カナダ人に限らず、移民、新移民の方々に、正しいレジメの書き方、コールドコーリングの仕方など、仕事探しで苦労をしている人対象に教えていました。BC州での仕事探しプログラムインストラクターとしての資格もあります。INCISTプログラムを担当するようになって2年少しになります。その前は、10年ほどマネージメントに関与していました。リクルート、インタビュー、採用、解雇、などなど色々な面での経験、知識を得ましたね。」
―INCISTの講師の仕事をしていていかがですか?
「はい、おかげさまでとても充実した毎日を送っています。教えるというのは、はっきり言って簡単な仕事ではないと思います。教えることを心から愛し、情熱を持っていなければ続けられない仕事です。学生から何の見返りも期待せず、自分がしていること、教えることが、学生の明るい将来、学生の成功につながり、学生の人生を変えているんだと強く信じ毎日教えています。」
―今日の授業では、どのようなことをしましたか?
「はい、今日は、MY FUTUREという題でプレゼンテーションをしました。自分の将来といっても、普段考えない人がほとんどだと思います。何をしたいかなど、日々の生活に流され、考えるチャンスなんて、プレゼンテーションでもなければ、ないのではないでしょうか。
INCISTでは、何度もプレゼンテーションの課題があるのですが、今回は6回目で、学生の英語、構成、ロジックの流れなどとても上手になっていっているのが、手にとってわかりました。また、笑いをはさんだり、学生自身楽しんでやっていることも伝わってきましたね。」
★希望の日系企業でのインターンシップをしています!
(Yasushiさん:学生、カナダ滞在歴1年3ヶ月))
―どうして、INCISTプログラムを受講されようと思ったのですか?
「そうですね、日本では、会社から外資系の企業に派遣されていました。英語が話せなくても、問題なく毎日勤務できますが、やはり英語が話せないとその先を目指すのは厳しいと思いました。そこで、留学を決意したのです。ESLの学校に通い、英語力もかなりついたので、ディプロマが取れるビジネススクールに行こうと思ったのですが、期間と費用を比べたら、INCISTの方が良いと思い、このプログラム受講を決めました。」
―インターンシップ先について教えてください。
「はい、私は、もともと日系企業でのインターンシップを希望していました。よって、英語環境というのにこだわりはありませんでした。おそらく、日本の外資系で勤務していた時と、似た環境を求めていたのでしょう。インターン先は、日本人3名、英語のネイティブスピーカー7名といった感じですが、日本語が話せる人がほとんどですね。
今のインターン先では、事務アシスタントのような仕事をしています。日本で働いていたときに、インターン生を受け入れていたことがあり、そのことを思い出しながら、インターンなんて暇だろうな―と思っていました。それが、財務の人が1ヶ月ホリデーを取ったのにあたり、こんなことやらせてもらっちゃっていいのかな?みたいなことまで任されています。データ―入力や、パーチェスオーダー、見積書などの書類作成です。」
―インターンシップの経験はいかがですか?
「はい、将来経験として活かしたいと思います。今、カナダにワーキングホリデーで戻ってこようか、日本で就職しようか考え中です。カナダに来て、英語力はすごく伸びましたね。このインターンシップに関しては、普通のビジネススクールのインターンより、ずっと良いと思います。」
★学生の成功は学校の成功だと強く信じ、最大限のケア―を提供したいと考えています。
(Keikoさん:マーケター)
―経歴を教えてください。
「はい、もともと問題のある家庭、家族にカウンセリングなどを提供する政府の機関に勤めていました。そのカウンセリングの経験を活かし、その後エージェンシーにて、専門学校担当のカウンセラーとして2年ほど勤務しました。そして現在のINCISTプログラムマーケターに至ります。」
―日本人留学生を見ていて、INCISTプログラムで成功する学生とは、どのような方でしょうか?
「はい、正直に申し上げて夢のある方だと思います。英語力が、コンピューター能力がどうこうというよりも、将来の夢を持っている方ですね。やはり、オーラとでも言うんでしょうか、輝きが違いますね。また、自分の与えられた仕事をしたから、終わりではなく、『他にすることないですか?』といったように、気配りのできる方は強いですね。
日本人、韓国人留学生について申し上げるなら、大学3年次を終え、就職活動の前に1年カナダに留学し、INCISTプログラムを受けられる方が、よくいらっしゃいますが、出身国に戻られ、一流大手に就職される方が多いですね。経歴からしたら、難しいような方でも、INCISTプログラムを通して培った人脈のせいか、自分の売り込み方を磨いたせいか、多くの方がすばらしい就職先を得られています。」
―INCISTプログラムは、満員とよく伺いますが、、、。
「はい、おかげさまでそうなんです。でも、クラスを増やして対応すればいいのかもしれませんが、当校は、それをしないのです。というのも、学校の提供するプログラム内容からして、1人1人の学生のケア―をしっかりすることが、当校が重きを置いている点だからです。週一回のミーティングでは、スタッフ全員参加で、学生1人1人のことを話しています。時には夜8時までということもあります。連結した1つのチームとして、学生と接していくことを大事に思っているからです。また、学生の成功は学校の成功だと強く信じ、最大限のケア―を提供したいと考えています。」
<取材後記>
バンクーバーで評判のインターンシッププログラム専門学校の取材に、行ってきました。 外観、受付からして、いわゆる普通の学校という印象が、スタッフと話し始めた瞬間にガラッと変わりました。1人目のスタッフ、2人目と進み、この学校は違うなーと思いながら、学生インタビューと続きます。そして先生。インタービューに答えていただいた皆さん、とても情熱的なのです!自分のポジションに誇りを持ち、自分のしていることが学生の人生を変えているという強い信念のもと、仕事をされています。また、なんと言っても皆さん自分の仕事が大好きなのです!こういったスタッフ、先生に囲まれ、毎日過ごすと、生徒の態度、姿勢も自然とポジティブなものに変わってくると思います。
インタビューにご協力いただいた3名の日本人学生も、皆インターンシップ先にとても満足されているようでした。同期生で仲良しなのに、もちろん英語で会話をされていました。日本語から離れすぎたせいか、日本語でのインタービューで、日本語がなかなか出てこないなんて場面もありました。完璧な英語環境で生活されている証でしょう。
学校のしっかりした学生ケア―と質の高いインターンシップとで、この学校は、すぐ満席になってしまいます。ご興味のある方、日本に帰国して胸を張って説明できるインターンシップをされたい方は、是非覗いてみてはいかがでしょうか?
レポート Jpcanada.com取材班(kiki)
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