「当校では、スケジュールとクラスを自由に選べる完全選択制の授業システムを提供しています。スピーキングとリスニングを重視するコミュニケーション・プログラム、読み書きを重視するアカデミック・プログラム、TOEFL、TOEIC、ケンブリッジなどの試験対策プログラム、ビジネス・プログラム、そして一般教養や舞台・視覚芸術系のヒューマニティー・プログラムの5つの分野で、実に60以上の多種多様なプログラムを揃えています。学生は毎月その中から各自のスケジュールやレベル、ニーズ、興味にそったクラスを選択して組み合わせ、自分だけのカリキュラムを作るのです。クラスごとに教師とクラスメートが変わりますので、1ヶ月で30-40人の人と知り合えることになります。
スケジュールは、週に27時間授業を受けるフルタイム・インテンシブ、21時間のフルタイム、15時間(午前のみ)と12時間(午後のみ)のパート・タイムがあります。1セッションである4週間ごとにプログラムの変更ができますので、毎月最終週には全学生が教師と一対一の面談し、次の月のクラスを決めていきます。
10年ほど前までは、日本からの留学生は、ほとんどみなさんがイングリッシュ・コミュニケーション(ILSCの最も基本的な英語クラスで、英語初級者から受けられる)のクラスを受講していました。ところが最近では、カナダに来た時点ですでに中級程度の英語レベルを持っている方が多いので、受講できるクラスの幅も広がり、皆さんコミュニケーション以外にも実に様々なクラスを受講されています。ウェブ・デザインやジャーナリズム、アート、ヨガ、映画を作るクラスなど、面白いクラスがたくさんありますよ。今までの、英語のクラスで英語を学ぶ語学留学から、英語を使って興味のある分野を学び、その中で英語力を高めていくという、よりオリジナリティーのある語学留学ができるようになったと思います。卒業時にもらえる修了書には、在学中に受講した全てのクラスが明記されます。」
「英語の勉強には、リラックスした精神状態が大切です。ですから当校では、ロゴや校舎内の色も暖かみのあるオレンジや緑を使い、アットホームな環境作りをスタッフみんなで作り上げていくようにしています。
当校は学生数から言えば大規模な学校ですが、フレンドリーな雰囲気に溢れているんですよ。バンクーバーには4つのキャンパスがあり、学生はクラスによってキャンパスを移動するので、ダウンタウンを歩いていると、移動中の学生や教師、スタッフにたくさん会います。道のあちこちで声を掛け合って談笑する光景はまさに、インターナショナル・コミュニティーです。私がこの学校で一番好きなところは、そんな風にみんながILSCのコミュニティーを作り、誰もがその一員である事を実感できるところですね。世界中のILSCの生徒と繋がれるフェイスブックやツィッターも人気です。」
「韓国、ヨーロッパ、ブラジル、サウジアラビアなど33カ国からの生徒が集まり、非常にインターナショナルな環境です。国籍制限をしていて、どの国籍も30%を超えないようにストップをかけています。日本人は11%と少なめです。」
「なんと言っても、60種類以上ある選択クラスですね。午前はビジネスで午後はヨガのクラスなどと、他校ではできないユニークな組み合わせができます。毎月プログラムを変更できるので、自由にいろいろな挑戦をすることができますね。自分の興味のある分野を勉強すると、英語の上達はとても早いものです。好きなことを学びながら英語力を伸ばせば、英語の勉強はもっと楽しくなると思いますよ。
フレキシブルにプログラムやキャンパスを変更できる制度も大きな魅力だと思います。トロントやモントリオール、インドニューデリーやサンフランシスコ等、自由に他都市のILSCキャンパスへ転校ができます。各校に日本人カウンセラーがいますのでサポートも万全です。プログラムの軸は同じなので、ここで勉強していたことを他校で続ける事も可能ですし、他都市での留学を経験される事で生徒さんの視野も広がると思います。今、サンフランシスコに一ヶ月だけ転校、という形が流行ってるんですよ。他にも面白い留学の過ごし方をしている学生さんがたくさんいます。
又、語学以外にもインターンシップを経験したり、当校の姉妹校であるGreystone Collegeに進学し、International Business Management、Tourism & Hospitality、TESOL等の資格を取るコースを受講することもでき、オプションが多いのも特徴です。最近の傾向としては、まずILSCで英語力を高めてからGreysone Collegeに編入して専門分野で資格を取り、その分野でインターンシップをする学生さんが多いですね。お支払いいただいた授業料は、ILSC分を差し引いた金額が全てカレッジに移動できますので、自分のスピードで勉強を進めていくことが出来ます。この様に自分らしい留学ができるということが当校の最大の特徴ですね。」
「はい。当校は、バンクーバーでCo-op/WEPプログラムを提供する先駆けとなった学校です。1994年の開講から非常に力を入れています。基本的にCo-opは無給で、当校の企業研修部の方で仕事の斡旋をするのに対し、WEPは有給企業研修で、学生さんがご自身で仕事を探す形になります。
Co-opの目的はキャリアの経験を積むことではなく、あくまでカナダでの就業経験を通して英語を学ぶことにあります。学生さんの希望する就職分野を第3希望まで出していただいて、その中から研修先をご紹介させていただいています。ラジオ局、ホテル関係、ボランティア方面等、皆さんいろいろな分野に行かれていますよ。バンクーバー水族舘で生物学の講義をする仕事についた学生さんや、小学校の体育の先生のアシスタントになられた学生さんもいます。ホスト企業は260社以上あり、様々な職種に対応しています。 研修中は毎週レポートの提出がありますのでかなりきついと思いますが、厳しくしている分、企業側からは信頼を受けており、当校の学生なら受け入れる、と好意的なお声をいただいています。」
「メイン・キャンパスであるこのRichardキャンパスでは、1フロアーをまるごと各国のカウンセラー常勤スペースとしています。校内には厳しい英語オンリー・ポリシーがありますが、唯一ここでは母国語でカウンセラーに何でも相談していただけます。学生さんが100%勉強に打ち込める環境を提供するのが私達のモットーですので、不安があればそれをこちらで取り除き、貴重な留学期間を楽しく有意義に過ごしていただきたいと思っています。」
Richardキャンパスは 黄色のビル |
暖かい色調の校内 | ガラス張りの明るい教室 |
教室 | レセプション | 授業の様子 |
「はい。"People & Places Through Time"は、歴史に残る人物や文明が、今日の社会に与えた影響を学ぶプログラムです。例えば今日は古代ギリシャについて学びましたし、次は古代エジプトについて学ぶことになっています。人物はガンジーからチェ・ゲバラまで、様々なジャンルの人物にスポットをあてています。歴史の好きな人にもそうでない人にも楽しめる授業だと思いますよ。
"Global Social Issues"は、社会問題について学びみんなで話し合う、討論とプレゼンテーション中心のプログラムです。私が最も情熱を持って教えているクラスですね。人種差別やドラッグ、戦争や人権問題に関わる難しい問題も扱いますので、討論が熱を帯びる事もしばしば。生徒は夢中になって話すので、話が途切れる事がありません。生まれ育った文化的環境や、宗教、政治的背景によって学生の意見は様々で、とても興味深いものです。私自身、このクラスで学生から学ぶ事がたくさんあります。自分とは違うものの見方をする人と意見の交換をすることは、素晴しい経験になります。
日本人は最初はシャイな人が多いですが、クラスの回を重ねるごとにどんどん自分の意見を発表し、クラスに積極的に参加できるようになっていきます。このクラスでは、社会問題に関する知識や語彙が得られるだけではなく、プレゼンテーションを通して自己表現力も豊かになりますよ。世界各国からの学生の考え方に触れられるこの授業は、国際的な企業に就職したい学生にも、貴重な経験になると思います。国際人にとって、国による考え方の違いに触れる事はとても重要な事ですからね。私は毎朝起きると、今日もこの仕事ができることをとても幸せに感じます。やりがいのある、素晴しい仕事だと思います。」
「当校は大規模な学校ですが、部署が細かく分かれていて相談できる場所が明確なので、1300人以上の学生さんがいても一人一人に行き届いたケアが提供できていると思います。授業や英語力に関する悩みにはアカデミック・チームが対応してくれますし、インターンシップはインターンシップ部署のアドバイザーが学生一人一人にカウンセリングをします。アクティビティーももちろんその専門部署が担当します。小さな学校だとカウンセラーが全てに対応しなくてはいけませんが、当校では私どもカウンセラーが窓口になり、学生さんの悩みや問題によって的確な部署にその後の対応を委ねるので、その道の専門家によるプロフェッショナルなケアが提供できます。学生さんにとってもスタッフにとっても対応部署が明確であることはとても良いことだと思います。
また、連絡網のシステムがしっかりしているので、部署間のコミュニケーションもとてもよく取れています。例えば3日間お休みをしている学生さんがいるとします。すると担任の教師からカウンセラーチームにレターが入ります。私達はそこでただちにその学生さんにコンタクトをとり、事情を聞くなどの対応を行います。同じように、校内で母国語を話した学生さんがいると、まずは受付に、次に受付からカウンセラーチームに忠告伝達が入り、ただちにこちらで警告書を出して処分をする、といった風に生徒一人一人へ目が行き届いています。大きな学校だと生徒のケアが粗雑になりがちと思われがちかもしれませんが、当校では学生さんに安心していただける環境が整っていると思います。」
「学生さんを中心に学校を運営しようというILSCのポリシーです。当校では、学生さんの声に耳を傾け、できるだけ多くの要望に応えようという理念を掲げています。これは、学生のニーズに応えられる学校を作りたい、という校長のビジョンがもとになっています。例えば、靴を買ったらそれに合う帽子やベルトも選べるデパートの様のような、トータルで学生さんの留学生活をコーディネートできる環境作りを目指しています。
ここで学生さんから受けるプログラムに関する相談事は、カリキュラムを管轄しているディレクターに伝え、ディレクターはその学生の声を元に新しいカリキュラムを作ったり、教師の指導にあたります。学生のニーズに応えてプログラムを改善したり、新しいプログラムを開講していった結果、現在の多種多様なプログラムを提供できるようになりました。」
「ILSCは、この学校で留学をしていた友達に勧められました。選択できるクラスがたくさんあるので、自分の取りたいプログラムが必ず見つかる学校だと思います。僕は専攻がマーケティングなので、将来のキャリアも考えて、今はビジネス系のプログラムをとっています。英語で専門分野のことを学ぶと英語力が伸びる、とは本当だなと実感しています。とても楽しいです。」
「コミュニケーション・イングリッシュも良かったですが、僕は特に前回とったビジネス・イングリッシュのクラスがとても為になりました。電話のかけ方や履歴書の書き方など、実際に日常生活で役立つ英語を学べました。どのクラスも、先生方は楽しくて気さくな方ばかりです。」
「マーケティング方面でインターンシップをする予定です。その後はアメリカ横断の夢を叶えたいと思います。」
清潔に保たれた校舎 | 校内の様子 | アクティビティーに使われる コモン・ルーム |
アクティビティーはほぼ毎日 | コンピューター・ルーム | 各国カウンセラー 常勤オフィス |
「高校の時に一度この学校で短期留学をしていて、その時とてもよい経験をしたので、今回また語学留学をしようと決めた時、迷わずこの学校を選びました。」
「フレンドリーな雰囲気と、とても国際的なのでいろんな国籍の友達がたくさんできる事だと思います。私はここで親友を得ることができました。プログラムが豊富なので、飽きずに勉強できる所も良いです。」
「こちらに来てまだ3ヶ月ですが、こないだ受けたテストではもうすでにここに来る前よりスコアが上がっていたので、手ごたえを感じています。就職にも有利になるので、頑張ってもっと上げようと思います。」
「コミュニケーション・クラスは、課外アクティビティーがたくさんあって面白かったです。基本英語が学べるので、入学して最初にとるクラスとしておすすめです。ここで英語力を総合的に高めてから、専門分野のクラスを選択する人が多いようです。」
「アカデミック・クラスを受講しようと思っています。バンクーバー以外の地域も経験したいので、今後はILSCのトロント校で勉強を続ける予定です。」
この学校の最大の特徴は、フレキシブルな選択制授業とプログラムの多種多様さ(その数なんと60以上!)。申し込み時点では、スケジュールのみを選択し、具体的なクラス選択は学校が始まってからで良いというシステムも、大規模なILSCだからこそできることでしょう。
他にも充実したインターンシップ・プログラムや、姉妹校であるグレイストーンカレッジでの専門プログラム、他都市キャンパスへの転校が自由にできるシステムなど、学生のニーズに幅広く応えられる選択支があります。
しかし、今回の取材で記者が最も魅力を感じたのは、教師やスタッフの方々の、忙しさを感じさせない、親切で落ち着いた対応でした。1300人もの生徒が通う大規模校でありながら、それを全く感じさせない丁寧な対応です。どなたも親しみやすく、大きなカウンセラー・オフィスにも気軽に入っていける雰囲気がありました。一人一人の生徒を大切に、充分に時間をかけたカウンセリングときめ細かなケアを提供する・・・スタッフの、学生へのそんな真摯な姿勢がこの学校を成功に導いたのではないでしょうか。
人気の秘訣の1つには、生徒を第一に考えて接してくれるスタッフの存在があるのではないか、と考えさせられた取材でした。