毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報
2010.09.03

Arlington Language School

『アクセントが劇的に矯正できる!知る人ぞ知る発音&スピーキングの専門校』
英語の伸び悩みを抱えている人の駆け込み寺的存在であるArlington Language School(以下アーリントン)。発音、スピーキング、リスニング、ライティングの4プログラムを専門的に教える小さな語学学校です。広告はほとんど出さず、学生は大半が口コミや卒業生からの紹介。丁寧に開発された独自のカリキュラムとユニークな教授法、カリスマ講師による徹底した語学訓練で、今までの英語の癖が矯正できます。

「鏡、レコーダー、ボーン・プロップの3道具に加え、優れた教材と少人数制のクラス編成で確実な発音トレーニング。」

Wayneさん(ディレクター):長年の英語教師の経験を生かしアーリントンを設立。なんと映画界での経歴もあり。Wayneさんの誠実な人柄を慕って集まる学生も多い。
この学校の特徴を教えてください。

「当校は、発音、スピーキング、リスニング、ライティングをそれぞれ個別に、集中的に学べる学校です。総合英語を教えるESL校とは違い、多岐多様にプログラムを広げることはせず、この4コースに的を絞り専門的に教えています。専門分野を極めることで徹底した語学訓練が提供でき、参加率の非常に高い授業になっています。また、専門プログラムには珍しく、どのクラスにもレベル分けがあるのも特徴です。授業は1時間半のカリキュラムで、組み合わせ次第でパートタイムにもフルタイムにもアレンジできます。プログラム受講には中級以上の英語力が必要です。

もう1つの特徴は少人数のクラス・サイズです。バンクーバーには、大規模な良い学校がたくさんありますが、多くの学生が、教師からのフィードバックや修正がその場でもらえる、少人数の授業を求めていると思います。大人数のクラスでは時間の関係上、生徒の一人一人にきめ細かな指導をすることは不可能だからです。そんな学生のニーズに応えられる様に、当校では2−8人の少人数クラスを設定し、全ての生徒が充分に練習、質問、発言できる環境にこだわっています。当校では生徒が話すたび、書くたびに間違いをその場で訂正し、上達へ導くことを約束しています。

また、全ての講師が言語学学位もしくは教員免許と5年以上の教師経験があるプロフェッショナルで、学校ライセンス取得時には、講師陣の質を問う項目で市から100%の採点を受けました。クオリティーには細心の注意を払って、自信をもって最高のカリキュラムを提供しています。」

発音クラスの人気はどこから来ていると思われますか。

「独自の教材で、他校にはないユニークな授業展開をしているからではないでしょうか。アーリントンでは、当校のランゲージ・スペシャリストによって開発された、非常に完成度の高い優れた教材を使っています。3ヶ月でイントネーションやリダクション、リンキング(単語と単語の連結)のルール、アクセント、音節の強弱、リズム、チャンキング(ネイティブ・スピーカーが日常会話で使う短い決まり文句)など、基本のルールを全てカバーするように作られています。

また、他校とは違い、宿題と授業の両方でレコーダーを使い、癖を徹底的に直していきます。ただ一語一語発音の練習をして終わるのではなく、それを様々な状況に応じた文章に引用して練習します。専門家による徹底的な発音矯正トレーニングなので、どこよりも幅広く丁寧に学べ、自分の発音がきれいになっていくのを実感できるはずです。

それに加え、当校は、鏡とボーン・プロップ(Bone Prop)を授業に取り入れた、北米で唯一の学校です。ボーン・プロップとはイギリスから輸入している小さな骨形のマウスピースで、俳優が役で必要なアクセントを身につけるために使う小道具です。例えばアメリカの俳優が、イギリスやサウスアフリカやスコットランドのアクセントを体で覚える為にこれを前歯に挟んで母音の発声練習をするのに使います。家で本を読む時にも毎日これを使って声に出して読むと、6ヶ月ほどで違いがわかるようになります。当校での勉強が終わってからも練習を続けて欲しいですね。」

スピーキング・クラスはとてもユニークな内容だと聞きました。

「はい。習った文法を使って文章を作るだけの話し方では、ぎこちない、外国人の話す英語になってしまいます。時と場所、相手によって適切な話し方をできるようになってこそ初めて流暢な英語だと言えるのです。日本語に何通りもの丁寧語があるのと同じですね。そこで当校のスピーキング・クラスでは、英語の社会的ルールに則った話し方を教えています。見知らぬ人、友達、同年代、年配、同僚、上司との話し方の違いや、形式的な礼儀、頼み、謝罪の仕方等を学ぶ事で、英語での対人関係もスムーズになります。

また、表現を豊かにし、会話にリズム感を与えるイディオムやチャンクにも力を入れています。どんなに単語や文法を勉強しても、これらの言い回しを知らないと英語がうまく聞き取れませんからね。ボイスレコーダーを使用し、正確に発音できるまで繰り返し練習します。講師は、生徒が同じ間違いを繰り返さない様に徹底的な指導をしています。」


学校の様子

発音クラスの道具:教科書、鏡、
レコーダー、ボーン・プロップ
先生と近距離で学べるのは
少人数クラスの魅力
DVDを借りることもできます

「発音は絶対にきれいになります!」

Nikさん(英語講師):Head Teacherでもあるアーリントンのカリスマ先生。スピーディーで矯正のたくさん入るこの先生の授業は大人気!優しく厳しく面白い授業に引きつけられ、リピーターが続出だそうです。
発音クラスの授業内容を教えてください。

「はい。発音のクラスではまず、口の中の筋肉の使い方を再訓練します。舌は人間の体で最も強い筋肉の1つです。ずっと同じ言語を話していると、舌がその言語に特有のある一定の動きに慣れてしまって、その動き方しかできなくなってしまいます。そこで、唇と舌の動きを英語のネイティブスピーカーと同じ動きが出来るように、鏡を使って口の動きや舌のポジションを確認しながらボイスレコーダーを使って発音練習したり、ボーン・プロップを使って正しい動きをトレーニングします。

顎の動きをどこでストップするかで口から出る音は全く変わってくるので、そういったことも教えています。生徒には大きな違いには聞こえなくても、ネイティブスピーカーには、全く違う意味の言葉に聞こえてしまって誤解を招く事があるので発音は重要なんです。その他にも、カタカナ英語ではなく自然な英語の発音になる発声練習、リンキングや短縮形を使ってスムーズに話す練習、イントネーションの使い分けもカバーします。

宿題もほとんどがボイスレコーダーに録音する形です。新しく習ったイディオムを使ったロールプレイを録音し、次の日の授業でそれを訂正してゆきます。生徒が録音した宿題は全てファイルに残しておき、CDに焼いてあげることもできるので、日本に帰ってからもそれを聴きながら勉強を続けることができますよ。」

大人になるとアクセントは直せないもの、と諦めている人も多いと思いますが、大人にでも直せるものですか。

「もちろん直せます!この学校の生徒は20代から40代が多いですが、プログラムを受講後はみんな飛躍的に発音が奇麗になっています。英語独特の音の出し方を学び、練習すれば良いのです。

言語の習得は楽器の習得ととてもよく似ています。楽器の場合は脳と指を、言語の場合は脳と口を使うトレーニングです。ピアノの本をいくら読んでも、良い先生に習っても、練習をしなければ実際に弾けるようにはなりませんね。それと同じように、英語も繰り返し使って体で覚えなければならないのです。そのためには、「反復練習とその継続」が何よりも大切です。練習抜きに語学をものにすることはできません。」

リスニング・クラスはどういった授業ですか。

「リスニングは大人数のクラスで聴いて書き取りをする、といった他校の授業とはかなり違った授業内容です。会話や発音を盛り込んだ、少人数で取り組めるような形のカリキュラムになっています。単に聞くだけでは英語は話せるようにはなりませんからね。

授業では映画の一部から状況表現を学んだり、歌詞から文化を学んだりします。 言葉の裏のニュアンスや、言外の意味も理解する力を養えますよ。 ドキュメンタリーも教材で良く使います。TOEICも授業に含まれていて、理解力を試す問題をこなして語学力をアップさせます。

DVDクラブもあるので、家でも楽しみながらリスニング力を高めるといいですね。卒業生も借りに来てますよ。」

講師の立場から見たこの学校の良さとは?

「少人数のクラスというのがとてもいいですね。生徒一人一人と会話ができるので、ベストな環境です。それからなんと言っても人が良い!スタッフも同僚の講師も一緒に働けて嬉しいと思える人達です。みんな仲が良くて、学校の雰囲気がとても良いですね。僕は他の学校から仕事のオファーを受ける事があっても断っています。こんなに快適で気持ちよく働ける職場は他にないと思うから!」


「ライティングとコープ・プログラムで英語がさらに上達します。」

Tomokoさん(カウンセラー):ゆっくり穏やかな話し方をされるTomokoさん。留学業界での経験が豊富です。
この学校にはどんな学生が多いですか。

「ほとんどの方が、一般のESL校から弱点を克服する為に当校に移って来る学生さんです。ESL校で学んだ後、特定の分野を上達させるという明確な目的を持ってクラスを受講されています。トライアルをした学生さんの多くが即決で入学を決めています。友達の紹介で来られる方が大半で、リピーターがとても多いです。午前だけ、午後だけの勉強も可能なので、ワーキングホリデーの方はパートタイムで働きながら発音のクラスを取られる方が多いですね。当校で勉強した後は、キャリア・カレッジに進学するか、就職をする人がほとんどです。真剣に英語を伸ばしたい方、自分に何が必要かをはっきりと知っていて、目的意識の高い学生さん達です。」

Tomokoさんのお勧めプログラムは?

「当校は発音とスピーキングで知られている学校ですが、実はライティング・クラスにも根強い人気があります。語学の勉強は中級レベルくらいまでは上達が早いものですが、上級レベルへの壁を感じることが多いものですよね。そんな時にこのクラスを受講すると、語彙も増えますし表現力がつきます。ブレーンストーミング効果で、 頭の中で考えるスピードが速くなり、いらないものをはじくという訓練ができるので、総合的に英語力がアップしますよ。リスニングやリーディングの要約も盛り込まれた素晴しいカリキュラムなのでお勧めです。こちらも少人数クラスなので、教師は授業中に生徒が書いた文章をその場で添削し、きめ細かに間違いの説明をしていきます。生徒はそれをもとに訂正して書き直しますので、短時間でかなりの量を書くことになりますね。短期間で上達を実感できるクラスだと思います。

また、どのクラスも、コープ・プログラムという形で受講すると、学生ビザに付随してワーク・ビザがもらえます。クラスを受講した期間と同じ期間カナダで働けますので、そちらの方もお勧めです。当校で学んだことを職場で活かすことで、英語がさらに身につくはずです。興味のある方はお問い合わせ下さい。」

学校の雰囲気はいかがですか?

「落ち着いていてリラックスした雰囲気ですね。小さな学校なので、学生さんの顔と名前はみんな覚えています。生徒さんとの距離が近いので、勉強以外の悩み相談を受けることも多いです。和気あいあいとした感じですね。先生方はフレンドリーで、授業中以外でもラウンジで会話をしている生徒の間違いを直してくれます。生徒一人一人の事を良く覚えていて、卒業生が遊びに来ると、『君の弱点はどうなった?』とか、『ちゃんとあの練習続けてる?』等と話しかけてくれるんですよ。」


学校の様子

少人数クラスで
きめ細かな指導
一言も聞き逃さず訂正する為に
講師も真剣
リスニング・クラスの様子
鏡を見ながら口の
開き方をチェック
ボーン・プロップを使った
発声練習
レコーダーに録音しながら
一語一語正確に発音

「授業で習った事全てが為になっています!」 

Marikoさん:リスニング、ライティング、スピーキング、発音の全てのプログラムを受講された卒業生。今でも頻繁に学校に遊びに来ているそうです。
この学校を選ばれた理由を教えてください。

「トライアル・レッスンを受けてみてとても良かったので、当時通っていた語学学校をやめてアーリントンに移ってきました。前の学校も良い学校でしたが、1クラス16人も生徒がいて授業中に話す機会がなく、1クラスで全てを総合的に学ぶ典型的なESLカリキュラムだったので、何を勉強しているのかが曖昧で上達が実感できませんでした。アーリントンでは自分の苦手なことを集中的に学べるので、無駄がなく上達が早いです。ワーキングホリデーで来ているので6ヶ月間しか勉強できなかったのが残念です。」

発音クラスを受講されていかがでしたか。

「私の発音はこのクラスを受講する前と後では劇的に変わったと思います!発音にはルールがあるということを始めて知りました。母音と母音の間にTが入るとDサウンドになるとか、最後のTはほとんど発音しないとか、丁寧に一つ一つ教えていただきました。イントネーションも習いますし、早口言葉の練習や、LとR、SとZ等似ている音の違いも学びました。例えば法律を意味する”Law"は、ずっと『ロー』と発音すると思っていたんですが、正しくは『ラアー』に近い音だという事を知り、今までの自分の発音を、意識してゼロから矯正しました。嬉しかったことは、発音のクラスをとってリスニングもすごく上達したことです。リンキングを学んだおかげで、驚くほど聞き取れるようになりました

ボーン・プロップを使ってきれいな母音の出し方の練習もしました。最初は話しにくいんですけど、使った後は筋肉の使い方も覚えていくようでだんだん早く話せるようになります。

また、日本人は全てをはっきり発音してしまう傾向がありますが、省略しても意味の通じる部分はトーンを下げて、文の中の大切な部分だけを強く発音するなど、本当にここでは説明しきれないほどたくさんのことを学びました。先生に教えてもらう一つ一つのことを意識して話せば、ネイティブ・スピーカーの話し方にすごく近くなります。癖を抜くのはなかなか大変ですが、教科書に同じ音の単語がたくさん並べられていて、何度も繰り返してそれを見ながら発音するうちに、これとこれが続いたらこの音だ、というパターンがわかるようになっていきました。こういう勉強を集中的にしないと癖はなかなか消えないものなので、本当に受講して良かったです。」

スピーキング、リスニング、ライティングのクラスで学んだ事を教えてください。

「どのクラスもそれぞれとてもためになりました。

スピーキングは、日常生活の様々なシチュエーションに合わせて、失礼な断り方や、丁寧な頼み方、見知らぬ人への話し方など、教科書では学べないニュアンスを教えていただきました。基本構文を何度も繰り返し使ったり、宿題を録音して次の日みんなの前で発表したりと、この学校の教え方は一般的な語学学校とは違います。『カナダ人はそんなにゆっくり言わない』、『こことここをリンキングしてこんな風に早く言うんだ。』等と、とにかく先生が細かく訂正を入れてくれるので、驚きでした。

前の学校の授業は高校の延長のような感じだったので物足りなく思うことがありましが、この学校では毎回のクラスで得るものが多く、一昨日より昨日、昨日より今日といった感じに、日ごとに英語力が伸びていっているのが実感できました。また少人数グループでの授業なので話す機会が多くとても充実していました。同じ時間学校に通っていても、大きなクラスで勉強するよりずっと上達が早いと思います。

リスニングは曜日によって映画やCD、TOEFL等の教材が用意されていて、楽しく勉強できました。宿題は毎回4-5分のCDを聞いて問題を解くものです。発音やリンキングも教えてもらえるので、聞き取り力がぐんと伸びました。先生が生徒一人一人の長所と短所を良く分かっていて、『苦手な所はこうすれば伸びるよ』と教えてくれるし、長所は上手く引き出してモチベーションを上げてくれます。このクラスも間違った所は一つ一つ全て直してもらえました。他校では訂正してもらえることはほとんどなかったので、今までずっとあってると思って使っていた言葉が実は間違っていたと分かった事もたくさんありました。

ライティング・コースでは毎日1ページのエッセイを書きました。宿題が多くて大変でしたが、長い文章が書けるようになってくるとスピーキングでも内容を膨らませる事ができるようになってきて、英会話が楽しくなってきました。スピーキングをやればリスニング力も伸びるし、ライティングをやればスピーキングが伸びる、というように繋がっているものだから、結果として総合的に力がついたと思います。」

今後はどんな事がしてみたいですか。

「日本では作業療法士として患者さんのリハビリテーション治療をしていたので、カナダの現場を見てみたいです。カナダの医療制度は進んでいるそうなので、その勉強が出来ればいいなと思っています。」


<取材後記>

数多くのESLがあるバンクーバー。似たようなプログラムを提供する学校が多い中、アーリントンは専門性をはっきりと持った異色の語学学校と言えるでしょう。独自に開発された教材を見せていただきましたが、ここでお見せできないのが残念なほど充実した内容で、一生使える教科書になりそうです。さすが「発音・スピーキングの専門校」と呼ばれるだけあると、頷けました。

また、インタビューにご協力いただいた皆さんの対応からは、本当に生徒の上達のみに重点を置いた校風であるように感じました。

余計な広告や飾りつけはせず一見地味に見える学校ですが、その教材やカリキュラムの充実さ、教師の質の高さには信頼を置ける学校です。まさに質で勝負のこの学校、口コミで集まる学生、リピートされる学生が後を絶ちません。

一生懸命話しても英語が伝わらない、相手の言っていることが聞き取れないと悩んでいる方、また本格的なネイティブ・スピーカーの発音を身につけて、英語力に磨きをかけたい方にお勧めしたい学校です。

レポート Jpcanda.com取材班(Ryoko)
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