毎週更新!カナダ留学・語学学校・専門学校『生』情報
「はい。海外で看護師をしていた人がカナダで看護師として働くには、CRNE(カナダ看護師資格試験)に合格し、正看護師資格登録をする必要があります。OMNI COLLEGEの”Canadian Nursing Review For Internationally Educated Nurses”は、その資格試験準備プログラムです。
カナダも他の諸外国に漏れず高齢化社会が進み、それに加えベビーブーマー世代の看護師達が定年退職をする時期にさしかかっているので、看護師の需要は高まる一方にあります。また、カナダは移民国なので、英語以外の言葉を母国語とする看護師の需要が高いのは当然のことです。それにも関わらず、他国の看護師資格を持つ人にとって、カナダでの看護師資格取得はとても難しくなっているのが現状です。
そのため当校では、カナダの厳しい基準にそったカリキュラムで、資格試験で求められる知識とスキルをしっかり指導し、資格試験95%以上の合格率を出しています。
また、資格登録に必要な英語レベルが高められたのにも対応して、医療英語クラスENP(English for Nursing Purposes)も新しく開講しました。現在この医療英語クラスと資格試験準備クラス、ワーク・エクスペリエンス(実習)を組み合わせた18ヶ月間のパッケージ・プログラムを提供しています。すでに英語力の基準を満たしている人は、医療英語クラスを省いた12ヶ月間ののアドバンス・プログラムをとることができます。」
「入学条件は、看護師の学位を保持していること、出身国で看護師としての登録がしてあること、当校の英語試験に合格すること、(目安:18ヶ月プログラムではIELTS総合5.5、英語クラスなしのアドバンス・プログラムの受講にはIELTS総合6.5&スピーキング7以上)、過去4年間に、最低1125時間の看護師としての勤務記録があること、の4つです。これらの条件は、BC州の看護師としての登録にも必要です。」
「はい。カナダでの看護師の登録には、カナダの病院や医療ケア施設などでの250時間の実習が義務づけられています。、そこで当校ではナーシング・プログラムに4ヶ月から6ヶ月の実習期間を組み込み、この250時間を満たすことを卒業資格条件としています。
実習先は、各学生が過去の経験やこれからカナダで働くために必要なスキルを考慮しながら自分で決めていきます。全員が実習先を見つけられるよう、当校も1人1人の学生をガイドしてできるだけのサポートをしますが、実習先への講師の同伴はありません。ライセンスをとる前の250時間内はボランティアとして無給で働き、それ以降は有給で働く人が多いですね。
また、当校はEQA(Education Quality Assurance)認定校なので、この250時間の実習を満たすと、学生はPost-Graduation Work Permitに申請することができます。このワークパーミットを使って実習先で続けて働いても良いし、別の医療機関で働くこともできます。このシステムは雇用側にとっても大きなベネフィットなので、これからたくさんの有能な看護師達が雇われることでしょう。」
※私立校のPost Graduation Work Permitプログラムは、2012年8月を持って終了しております。
レセプション | 校内の様子 | 医療関係の求人広告ボード |
「学生にベストなトレーニングを提供し、彼らをしっかり資格取得とカナダでの成功へと導くことです。学生達は家族から離れ、母国を離れ、金銭的にも大きな賭けをしてここに来ているのですから、私達はそういった状況を真摯に受け止め、絶対に彼らの学費を無駄にしない様、最大限のサポートをしています。講師は各学生の弱点に合わせたアドバイスをあげたり、特別課題を渡したりして、1人1人のために最善を尽くしていますね。」
「はい。彼らには医療現場の最新知識がありますし、経験も広範囲に渡り、学生達が各講師から学ぶことは大きいでしょう。就職情報にも敏感で、学生にいろいろ教えてくれていますね。彼らの教えることへの情熱と献身にはいつも感心させられます。
講師陣と学生の距離が近い、という事をうたい文句にしている学校はたくさんあると思いますが、OMNI COLLEGEの講師陣と学生は、特別な信頼関係で結ばれていると思います。当校の学生達は皆プロフェッショナルな看護師達なので、私達スタッフにとっては生徒であると同時に同僚でもあるからです。学生も講師も、お互いの知識を尊重し合い、敬意を持って接していますね。
プログラム・ディレクターのLouise先生は、毎回新しいクラスを受け持つたびに、『なんて素晴らしい生徒達でしょう!過去10年で最高のグループだわ!』と、全クラスを絶賛するんですよ。彼女に言わせるとどの学生も”Exceptional”(格別な、非常に優秀な)ですからね!卒業式でも毎年泣いていますよ(笑)。」
「はい。卒業生達はカナダ中で看護師として活躍しています。ですから卒業生がBC州外で働くことになったと言えば、過去の卒業生ですでにその土地で勤務している学生を紹介しているんですよ。在校していた時期が違っても、カナダのあちこちでOMNI COLLEGEの卒業生達が繋がり、国籍やバックグラウンドの壁を越えて家族のような付き合いをしています。そうやってOMNIファミリーがどんどん大きくなっていくのは幸せなことですね。」
「もちろんです!卒業生はよく遊びに来ますし、何年経ってもずっと連絡をとりあっていますよ。当校恒例のサマー・バーベキューやクリスマス・パーティーでは、卒業生達も集まってきますね。
在校生には、それぞれが目指す分野で働いている卒業生を紹介しています。これからカナダの医療機関での就職を目指す在校生には、貴重な情報が得られる機会です。この様にOMNI COLLEGEの学生は、在学中も卒業後も、互いの専門知識や経験を共有して助け合っています。
また、卒業生にはよく、クラス内でスピーチをしてもらっています。どうどうとした先輩のスピーチに学生達も感化されて、良い刺激と目標になっていると思いますよ。看護師としての経験も浅く、英語も得意ではなかった生徒達が、カナダという新しい土地の医療機関で流暢な英語を話し、トップレベルの看護師として働く様子はとても立派です。彼らは自分の仕事を愛し、職場からもとても大事にされていますよ。
やっぱりOmni Collegeの学生達は、Louise先生の言うように、”Exceptional”ですね!私達は彼らのことを心から誇りに思っています。」
授業の様子 | 医療機材の揃った教室 | 細かな作業も 丁寧に訓練を受けます。 |
英語で看護学の復習をします。 | 講義で使う参考書はこんなに! | 様々な国からの看護師達。 |
「はい。私は南アフリカで看護師の資格を取得し、カナダに移住してから、当校の学生達と同じレジストレーション・プロセスを経てカナダの看護師となりました。英語が母国語の私にとっても、簡単なプロセスではなかったですね。
看護師登録試験は年々難しくなってきているので、当校では常にカリキュラムに手を加え、最新の技術と情報を正しく指導しています。今のカリキュラムは、もう23回も改良しました!これからもずっと、より良いカリキュラムを追求し続けていくでしょうね。看護師というのは、生涯学び続ける職業です。私自身、今でも現役で医療機関で働いているんですよ。」
「ヘルス・ケアについての講義とスキルはもちろんですが、患者の病状を記録する書類の書き方や電話対応の仕方、クリティカル・シンキング(状況をよく踏まえた適切な判断)、また、多文化環境での患者への対応やコミュニケーションのとり方も学びます。(机の上に置かれた分厚い参考書の山を指差しながら)そこに置いてある本は全て、学生達がプログラム受講中に読むものなんですよ。怖がらせたくはないけど、時間がいくらあっても足りないくらいの広いエリアをカバーします(笑)。」
「そうですね、カナダと日本では看護師の役割が似ているので、日本からの看護師は割合に早くカナダのシステムに慣れるようです。
カナダでは、医師が患者を診る前に、看護師が患者から症状を聞くアセスメントというものを行います。医師はこの看護師のフィードバックを元に診察をするので、カナダの看護師はそういった特別な訓練を受けています。他国では、看護師は常に医師の指示にしたがって行動をするので、看護師の役割がもっと限られていることが多いですね。
けれども日本の看護師は、客観的、かつ冷静に状況を判断する目を持っています。きっと日本でとても良い訓練を受けてきているのでしょうね。
彼らにとっての一番のチャレンジは、コミュニケーションではないでしょうか。当校ではそういった学生のためにも、医療英語やコミュニケーションのとり方に力をいれて指導しています。」
「Practical Nurse(準看護師)は病状の安定した患者のみを対応するのに対し、Registered Nurse(正看護師)は、重い病気の患者も扱います。ケアのレベルが変わってくるので、それに伴いトレーニングも違う内容になりますね。Practical Nurseには1年でなれますが、Registered Nurseになるには4年の学士号が必要です。アセスメントができるのもRegistered Nurseのみです。
当校のナーシング・プログラム受講には、自国でのRegistered Nurseの資格が必要です。
ですが、OMNI COLLEGEのプログラムを通して、カナダでのRegistered NurseとPractical Nurseの両方の資格を取得することができます。両方の資格を持っておけばそれだけ就職の幅が広がりますし、カナダの医療システムに慣れるために最初はPractical Nurseとして働き、経験を積んでからRegistered Nurseになる人もいます。」
CELBANプログラムの皆さん | 受講生の看護師資格試験の 合格率は95%以上! |
卒業生達も参加する BBQパーティー |
「CELBANとは、Canadian English Language Benchmarks Assessment for Nursesの訳で、海外で看護師資格を取った人がカナダで看護師登録をする際に受ける、英語能力テストです。カナダのほとんどの医療団体が、このテストで英語の合格基準を定めています。つまりどんなに自国で看護師としての経験が豊富でも、CELBANで基準のスコアを満たしていないと、カナダで看護師として働くことができないということですね。
CELBANではスピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4スキルを別々にテストしますが、IELTSやTOEIC、TOEFLなどの他の英語試験とは違い、出題は全て医療に関する内容になっています。例えばライティングでは『私の夏休み』といった様なエッセイ的なものではなく、ドキュメンテーション(証拠書類・記録)などの、とてもスペシフィックなライティング・スタイルが求められます。日常会話やビジネス英語とは違うので、当校ではほとんどの学生が4週間の試験対策コースを受けてからCELBANを受験していますね。」
「ENP(English for Nursing Purposes)は、スピーキングとライティングを中心に医療英語を学ぶプログラムです。コミュニケーション力をつけるだけではなく、発音とイントネーションにも力を入れています。看護師にとって、患者や医者や同僚に理解される英語を話すことは必須ですからね。
プレゼンテーションは週一回。トピックは、直接医療に関係のある内容のものです。例えば遺伝病を1つ選び、その症状や治療法、死亡率等をまとめたり、コミュニティー・リソースについてリサーチして発表する、といったものです。
学生達はプレゼンテーションが大好きですよ。4〜6人ほどの少人数のクラスなので、緊張せずに話せるのでしょうね。プレゼンテーションはナーシング・プログラムでもするので、ENPクラス内で練習しておくとかなり自信がつくと思います。
ライティングはCELBAN同様、正確なスペルと文法でドキュメンテーションを書く訓練をします。『OOの治療を受ける』『OO薬を処方される』等と、受動態の記録書を書く練習が多いですね。
英語には自信があったのに、ナーシング・プログラムを取ってみたら医療英語が思ったより難しくてつまずいてしまった、と言う学生は多いので、まずはENPで医療英語をしっかりと身につけることが大切ですね。最初にENP、次にCELBAN試験対策コース、そして最後にナーシング・プログラムの順番で受講することをおすすめします。」
「プログラムには満足しています。クラスで行う授業は内容としてはほとんど復習ですが、日本では4年間かけて学んだことを半年という短い期間で学び直さなければいけなかったので、ついていくのに必死でした。けれども試験前対策などは、先生が本当に親身になって対応してくれましたね。先生のおかげでここまでこられたと思っています。」
「カナダの看護師としての登録には250時間の実習が必要なので、今は私立の病院でボランティアとして働いています。リハビリも行う施設なので、急性期の病院でしか働いたことのない私にとっては目新しいことばかりです。まだカナダと日本の違いを見つけられる余裕がありませんが、他の看護師を見ていて、カナダでは休みが多く、時間外労働がほとんどないように思います。これらはカナダで看護師として働くことの一番の利点だと思います。」
「もうすぐ発表されるCRNE(看護師資格試験)結果発表を待って、就職活動を初めます。Skilled Worker での移民申請も同時に行う予定ですが、うまくいかなくて帰国しなければならなくなったとしても、ここで学んだことは日本に帰ってからの看護師としての仕事に役立たせられると自信をもっています。」
※上記記事内にある、私立校のPost Graduation Work Permitプログラムは、2012年8月を持って終了しております。
法律の改定もございますので、最新の情報など下記までお気軽にご相談下さい。
バンクーバーでも数少ないRegisterd Nurse(正看護師)のコースを提供する私立専門学校OMNI COLLEGE。
家族経営の小規模校で、日本を含む海外から来た看護師を暖かく迎えてくれます。
スタッフ&講師陣は常に学生1人1人のバックグランドを把握し、カナダでの資格取得をしっかりサポート。
学生の看護師資格試験の合格率は95%という高さで、安心しておすすめできる学校です。
学生との繋がりを大切にしていることも特徴で、学生は在校中のみならず卒業後もOMNIファミリーのメンバーでいられます。校長のRonさんとナーシング・プログラム・ディレクターのLouiseさんが学生達の話をする様子は、まるで可愛い我が子の話をする親そのもの!
卒業生達の成功談に花を咲かせ、話が尽きることはありませんでした。
EQA認可も受けており、卒業後はPost-Graduation Wok Permitに申請できるので、日本での経験を活かしカナダでも看護師として働きたい方はぜひチャレンジを!