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「総合英語のクラスをGlobal English という呼び名にあらため、レベルも8段階に分けられました。これにより、より個々のニーズに対応した英語学習プランを提供できるようになりました。例えば、IELTSやTOEFL試験対策のさらに前の準備段階としての英語知識の基盤を、確実に固めていきたい生徒にも対応し、次の目標に向かってスムーズなレベルアップをはかってもらうことができます。」
「はい、プログラム名称と同じ「Global English」というテキストを採用することにしました。これがとてもお勧めなのです。このテキストは非常にアカデミックにできています。リスニング、スピーキング、ライティング、リーディングの全ての英語力を補うプログラムが、このテキストを軸にして提供されます。高度にアカデミックな教材ということで、大変に思われるかもしれませんが、生徒が楽しんで英語を学ぶこともわたしたちのモットーです。それを実現できる、優秀で経験豊富な講師陣がいるからこそ選ぶことが出来たテキストだと思っています。またこのテキストは、ケンブリッジ英語検定に精通した研究者などによって作られたテキストであるため、 IELTSの出題傾向に良く似た問題を多く含んでいることも、当校の生徒のニーズに大きく応えられる利点です。」
「その通りです。このテキストを軸にして、全部で8つのレベルにきめ細かく分けられたカ リキュラムが用意されています。そして、2週間おきの英語レベル判断テストがありますので、自分が今どのレベルに位置し、次はどのレベルを目指すべきか、常に明確に意識することができます。
中には(実は多くの生徒がそうなのですが)、約半年〜1年間英語を勉強するにあたって、その先の目標や予定を決めかねてはいるけれど、まずは英語を学び始めようという人もいます。IELTSを受験するかもしれないし、ビジネスイングリッシュなど、別の英語力を必要としているかもしれない。そのような生徒でも、このカリキュラムでスタートすれば、月単位で短く区切った目標を設定しながら、その先の英語力をシュミレーションしつつ、1年後に自分がどのようなゴールを目指せるのかを具体的に考えていくことが可能です。その目標プランを、私たち講師やカウンセラーが生徒と共有しながらサポートしていきます。長期間、英語を学び 続けるだけのモチベーションを保つためにも、短期、長期、両方 の目標を具体的にイメージして持つのはとても有効で大切なことですよね。」
「日本から来る学生は特にリスニングが難関のようですね。日本人は目から英語を学んできていることが多いので、それを耳に置き換えられるような繰り返しの訓練を たくさんするといいです。それから、ハイレベルな英語を目指す日本人の人には、批評的なものの考え方(Critical thinking)をする訓練をもっとするといいと思います。これは、アジア圏と欧米圏の根本的な考え方の違いでもあるのですが、Critical thinkingをすることで、英語での会話の幅を広げ、欧米文化を学び、そこに積極的に溶け込むチャンスを作ることができますよ。きっと英語力 の向上に繋がります。」
授業風景 | 全員と会話ができる教室サイズ | とても明るい生徒さんが多いです |
パソコンが並ぶTOEIC教室 | 国際色豊かな生徒が集まる | 大学準備クラス |
「基本の28週間コースは、以前は生徒さんがずっと同じクラスで授業を受けるという形でした。今回の変更後には、基本コースの中に選択クラスが設置 されたことによって、それぞれの生徒さんが自分の苦手な分野を効率的に克服できるようになりました。
例えば、Core Classと呼ばれる午前中のレギュラークラスでは、アセスメントテストで同レベルである生徒さんが集まって学びます。でもそれは、総合力が同じだけで あって、スピー キング、語彙力など、それぞれの苦手分野は異なってきますよね。これをElectivesと呼ばれる基本コースに含まれた選択クラスで学べるよう になったことで、基本コースを受講しているすべての生徒さんが、より効果的にそれぞれの英語の総合力を高めていけるようになりました。」
「はい。なので、生徒さんにとっては、選択によって複数の教師に習える事は、ずっと同じ先生、ずっと同じクラスメイトという事にならないメリットもあるのです。違う話し方、より多くのイントネー ションや表現方法に出会う機会は、多ければ多いほどいいですからね。」
「Plus Classでは、IELTSなどを受験される多くの生徒さんが英語の総合力アップを目指して、自分が強化したい分野を選んで受講しています。これも、選択の自由度 が広いので、苦手克服に最適です。先ほどの基本コースに含まれたElectiveの選択クラスとの組み合わせによって、相乗効果的に苦手分野克服と、各人の目標に必要な課題取得を図ることができるというのが、今回のコース変更のメリットなのです。
このPlus Classに新しく導入されたものとして、ビジネスイングリッシュサティフィケートプログラムというものがあります。こちらは、ビジネスシーンで使える英語を学んでみる4週間から受講できるコースです。例えば、日本に帰ってから就職活動をする際に、カナダで得た英語スコアを提示できるとともに、より実践的な英語知識を持っていられることになります。(3コース受講するとディプロマ取得、対象はレベル5以上の生徒)」
「はい。当校の一番の強みは、経験豊富で優秀な講師陣です。講師の60%がマスター・ディグリーを持つ英語教育の専門家である上、多くの講師がTOEFLあるいはIELTSのオフィシャル試験官です。バンクーバーには20名ほどしかいないIELTSの試験官のうち3名が当校で講師をしています。ですから、IELTSにも出題傾向など、その時々の動向があるのですが、それらの情報をいち早く入手して、授業に活かすなどをして、現在進行形でのIELTS対策を当校の生徒に提供することができています。
試験対策プログラムでは、最新の試験の流れや、高得点の取り方のポイントなどを抑えた授業を受けることができます。月に2回の模擬試験も、試験官に一対一でスピーキングやライティングを添削してもらえるので、自分の弱点を把握することができますね。」
「大きな規模の学校ではないですし、10名以下の少人数クラスでクラスメイト同士もよくコミュニケーションがとれていることが、学校全体にとてもアットホームな雰囲気を作り出しています。ブラジルやメキシコから来る生徒さんたちが陽気なので、ランチタイムなど、教室の外でもおしゃべりをたくさ んして、明るく話しやすい雰囲気を作ってくれていますね。
それでも、生徒さんの国籍が多種多様なため、必然的に共通言語の英語で話すこととなり、イングリッシュオンリーポリシーが自然と浸透し ているんですよ。日本人の生徒さんにも、思い切ってその輪に入って行けば英語上達の近道になるので、私はいつも応援しています。ほとんどの日本人 生徒さんが、最初はその雰囲気にびっくりしているのですが、すぐに打ち解けてたくさん会話のチャンスを作っていますよ。」
クラスでピザパーティーランチ | グラデュエーション(卒業式) | 国際色豊かな生徒層 |
カナダラウンジ | 自然と生徒が集まってくる 1階のラウンジ |
学校入り口 |
「来年の1月からカレッジでビジネスマネジメントを学びたいと思っています。その入学基準をクリアできるIELTSのスコア6.5を目指していま す。学校を決めるにあたり、いろいろな学校でトライアルを受けたのですが、ここでは日本人カウンセリングの方が親身に話を聞いてくれて、自分が必 要としている英語学習コースについて、具体的にいろいろと提案してくれました。その中で、自分が納得いったものを選びました。」
「せっかく勉強できる環境なので、学校の時間以外でも勉強しようと思っています。でも、IELTSのクラスは内容が濃いので、コース以外で勉強の時 間を作るのが大変なくらいです。クラスの人たちは、やはりIELTSのスコア向上を目指しているので、みんな何かしらの具体的な目的を持っているようで す。だから、みんなやる気があるというか、勉強をしようという雰囲気がすごくあります。」
「はい、前にトロントでESLに通っていたときは、本当に勉強だけという感じでした。でも、他のこともした方がバランスがとれて、勉強も効率的にで きるように思ったんです。だから、あえて少し遠くに住む場所を選んで自転車で通うことにしました。」
Self motivated という形容がぴったりで、目標を明確に見据えた基弘さんには、この学校がよく合っているように思えるインタビューでした。
IELTS対策での評判校ではありますが、今回の新カリキュラム導入で、IELTSのスコアをとった先にそれぞれの生徒が目標と考えていること(帰国して就職活動、カナダで大学進学、インターシップで英語圏のキャリアを積むなど)を、フレキシブル、かつスムーズにサポートしていることが伺えました。スタッフと生徒の距離も近いので、目標の選択、設置、軌道修正まで、一緒になって親身に考えてくれる学校だと思いました。
取材中、午前中クラスが終わると生徒さんたちがラウンジへ続々と集合してきました。この日は金曜日だったので、学校最終日を迎える生徒さんの卒業セレモニーだったのです。日本人の方2名を含む卒業生たちを、いろんな国から集まった大勢の生徒さんたちが一緒になって喜んで祝福する雰囲気が、なんともアットホームで素晴らしかったです。
レポート Jpcanda.com取材班(Shinobu)